首の痛みに対して
CTやMR検査を受けても
原因が見つからない…
牽引治療やマッサージでも
思うような改善がなく
鎮痛剤に頼ってしまう…
もしかすると過去のケガが
原因になっているかもしれません。
例えば交通事故による衝撃は
背骨の関節へダメージを与え
歪みを作ります。
歪み(配列の異常)を放置すれば
必ず悪化し将来的に様々な症状を
引き起こす要因となります。
しかし多くの方は
処方された痛み止めを飲み始めると
首の激痛が緩和され安心します。
症状が軽減し
“治った”と勘違いします。
薬で炎症が収まっているだけで
歪みが改善されたわけではありません。
ですので
事故や強い衝撃を受けて
出血ないし軽傷だと思わないで
頚椎(首)の配列の状態も
レントゲンで確認することを
おすすめします。
●首は衝撃を受けやすい
常に5.6キロある頭をのせている首は
背骨が前にカーブするように
積み重なっています。
大事な脳を支え脊髄神経を守るという
重要な役割がある首ですが
腰や背中の背骨と違って
あらゆる方向からの衝撃を
受けやすい部位です。
むち打ちで腰を痛めたって
聞くことがないです。
例えば、
転倒して右手を着いた時に
右腕を伝い首の関節へ
地面から突き上げられる強い衝撃が
加わり関節へダメージを作ります。
このような間接的な首への負担は
年単位を経過してから突如症状が現れます。
自身も交通事故で受傷後、
まともな治療を受けられず
さっさと示談したことが原因で
最悪な首の状態に
長年悩まされました(汗)。
多くの場合、
首の配列異常(歪み)は、
自然に発症しません。
事故やスポーツ、転倒などの外傷による
強い衝撃が歪みを作ります。
過去にカラダの衝撃を受けた経験のある方は
ご自身の首の配列をご確認下さい。
今あなたのお困りの症状を発症している
頚椎の歪みは数年前の事故が引き金に
なっている可能性があります。
●首の配列について
首は前方向に弯曲している状態が正常です。
この弯曲により衝撃が吸収されて
5〜6㎏ある頭を安定に支えることが出来ます。
ですので
ストレートネックや後弯ネックなど
頚椎の配列に問題があると
常に頚椎(骨)関節や椎間板、筋肉に
負担が掛かった状態になります。
この配列異常の状態で
同一姿勢を保持していると
頚椎(首)関節が拘縮します。
拘縮=関節に動きがなくなると
筋肉の動きが悪くなり、
筋疲労が蓄積されやすくなります。
他に恐ろしいことは
骨の変形を進行させます。
拘縮し関節の動きが制限される
⇒長年放置する
⇒関節に炎症が強くなる
⇒椎間板や軟骨組織が減少する
⇒関節(骨)の変形が始まる…
骨が変形は下の写真の様な感じです。
骨棘(トゲ)により
神経が圧迫されると痛みや痺れなど
症状を引き起こす原因となります。
関節の配列異常が確認できたら
骨の変形を進行させないように
正しい処置を受けることをお勧めしています。
近年は
「首が痛い」
「首がしんどい」
「首が疲れやすい」など
不調を訴える方が多いです。
長時間のスマホの使用やゲーム
PC作業による首への負担が
問題視されていますが
それだけではないと思います。
レントゲンを拝見していますと
ストレートネックや後弯カーブなど
首の配列が悪い方が非常に多いと
感じています。
もし配列の問題を確認されましたら
早い段階で対応されてください。
乾く前の紙ねんどを床に落としても
柔らかいので汚れるだけです。
しかし、
乾いた紙ねんどを落とすと割れて壊れます。
事故や強いダメージを受けた際
同じことが言えます。
首がよく痛くなるけど
いつもの症状だしこんな感じと、
その状態に慣れてしまう…
定期的に車検を受けるように
私たちの背骨も検査を受けてください。
車なら費用や時間がかかっても
元に戻すことが出来るでしょうが
骨の変形や壊れた関節、椎間板は
簡単に取り換えることできません。
ですから骨格のケアに力を入れても
良いのじゃないかなと思います。
交通事故や転倒などで
首に衝撃を受けた経験がある方は
一度、首(頚椎)の配列を
レントゲンで確認することを
お勧めします。
最後まで読んで頂き有難うございました。