■『美容室のバックシャンプーが本当につらい!』
以前、お客様からこんなご相談をいただきました。
実は、バックシャンプーがつらい…という悩みは
決して珍しいことではありません。
そして次のような共通点があります。
▼ 天井を見上げる姿勢がつらい…
▼ 首を大きく後ろへ反らすと痛む…
▼ 前後左右と首を動かせるが、後ろへ倒すとのが苦手…
▼ 頭を後ろに倒していると意識が遠くなる…
このような症状がある場合は、首に何らかの問題が起きている可能性が高いです。
日々レントゲンを拝見していますが、こうした方の多くに
「ストレートネック」「スマホ首」が確認されます。
シャンプーは本来、気持ちよくリラックスできる時間のはず。
…なのに、バックシャンプーの姿勢が地獄のようにつらい(悲)
もし、シャンプー台で首を反らしている時に
血流が低下して吐き気やめまいが出るならば、
《美容院脳卒中症候群》の可能性があります。
名前だけでも怖い印象がありますが、
実際に以下のような症状が出ることがあります。
・ 吐き気
・ めまい
・ 手足のしびれ
・ 異常な冷や汗
・ 首や後頭部の痛み
・ 強い頭痛
実際にイギリスでは、洗髪中の姿勢が原因で脳卒中を発症し、
理髪店が損害賠償を支払ったケースもありました。
■上を向く姿勢を続けると首の動脈が圧迫され、脳への血流が激減します。
そこに、
▼ 栄養状態が悪い
▼ 動脈硬化
▼ 血液ドロドロ(脱水)
などが、重なると血栓が詰まりやすくなります。
洗髪後に頭を起こした瞬間、
血流が一気に戻ることで血栓が飛び脳の細い血管で詰まると
脳梗塞につながることも…
非常に注意が必要です。
私(ささき)のお客様の中にも、
「担当の方に気を使わせると思って…」と
首の痛みを伝えられず、ひたすら我慢していたそうです。
しかし痛みに耐えられず、
シャンプー中に〝ガバッ″と急に起き上ってしまい
上半身が水と泡まみれに…!!
こんなエピソードもありました。
先日も男性のお客様から「バックシャンプー後は必ず首が痛くなる(泣)」と言われていました。
このようにバックシャンプーが苦手な方はかなり多いです。
▼ 洗面台のヘリが首に食い込む
▼ 首の付け根が詰まる感じがつらい
私自身も本当に苦手でした。
■うえを向くと症状が出る人は要注意
「上を向くと腕がしびれる」
「急に首を後ろへ倒すと指先まで痛みが走る」
「バックシャンプー中に手がしびれてくる」
これらは、頸椎に問題があるサインです。
また、バックシャンプー中ではなく、
帰宅後に症状が出るケースもあるので、
体調の変化には十分注意が必要です。
頸椎の配列が正常であれば、上を向いても、
後ろに倒しても、回しても痛みやしびれは出ませんので。
■”美容院脳卒中症候群”を防ぐために
血液はサラサラ?
血管は健康か?
食生活は偏っていないか?
運動不足ではないか?
血管や血液の健康状態を血液検査で確認しておくことが大切です。
血液ドロドロ、動脈硬化、脱水などが重なるとリスクは高まります。
血液・血管・骨・臓器・皮膚・髪・神経…
すべて食事からの栄養で作られています。
血液検査で引っかかっている方は
早急に見直す必要があります。
薬を飲んでいるから大丈夫ではありません。
体調不良の原因を詳しく知りたい方は
私までご相談ください。
■首の話しに戻りましょう
発症する理由について骨格の観点から説明すると
頚椎(首)の状態とシャンプー台の角度です。
頭の付け根には、自律神経の中枢である「延髄」があります。
ここを圧迫されると、自律神経症状が出やすくなります。
さらに頚椎の歪みがあると圧迫が強くなります。
この原因は大きく2つあり、
▼《関節の動きが制限されていること》
▼《頚椎の骨が変形していて関節が動かない状態になっていること》
一つ目の原因として
「頚椎の正常なカーブの消失」です。

「ストレートネック」「スマホ首」は、
関節がスムーズに動かなくなります。
また、下のレントゲンの様に
首の傾きや捻れなどの配列問題も
関節の動きが制限されます。
そして、関節の動きが悪い状態を長年放置していると、
徐々に関節が拘縮し、ほとんど動かなくなります。

上のレントゲンは
頭を後ろへ倒した状態で撮影したものです。
動かしているつもりだけど、実際は動いていないことが多いです。
レントゲンを見ると一目瞭然です。
もし、動かす度に痛みが出る場合は、
関節に負担がかかり炎症が起きている状態です。
関節の負担を減らし、炎症を抑える必要があります。
▼炎症を放置⇒骨の変形
炎症が続くと、骨棘(こつきょく)という棘ができます。

変形して出来た「骨の棘」が動きを制限し、
神経を圧迫し痛みやしびれを引き起こします。
バックシャンプーが苦手な方の多くは
ストレートネックやスマホ首など頸椎の問題を抱えています。
・ 上を向きにくい
・ 首をそらすと痛い
・ しびれがでる
こうした症状がある場合は、
まずレントゲンで頚椎の歪みを確認しください。
原因が確認できたら、
正常な状態へと戻す矯正を行うことで
首の動きはスムーズになり、痛みも改善していきます。
首の痛みでお困りの方に何かお役立てとなれば幸いです。
本日も最後まで読んでいただき有難うございました。
