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膝の痛み

カラダの歪みが膝痛の原因に?


多くの女性が抱えている
「膝のトラブル」

平成28年厚生労働省の調査によると
65歳以上女性の不調で
2番目に多い自覚症状は「関節痛」。
ちなみに1位は腰痛。


そして
4、50代で膝に痛みを感じ始めたとの
回答は約55%を占めています。

加齢に伴う筋力低下や
ホルモンバランスの乱れにより
膝関節のトラブルに悩まされている方が
多いはず。。。



二足歩行の私たち人間は
足の関節の中でも
膝関節は頻繁に動かし
体重が非常にかかりやすく
慢性的に負担を掛けている関節です。


ところが
ほとんどケアをせずに
長年使用し酷使しているため
トラブルが付きものです。

・ケガをしていないのに膝が痛い…
・急に立つと膝に痛みが…
・立ちしゃがみがしにくい…
・ちょっと膝関節が曲がっている
・O脚になってきている
・病院を受診しても
膝の骨には異常なし
特に問題はないと診断を受ける…

など身に覚えはありませんか?






膝のトラブルに対して
あきらかな外傷がなければ
原因として「からだの歪み」が
大きく関係していると考えられます。


「カラダの歪み」と
「膝の疾患の関係性」との関連について
お伝えします。


本来、
両足へ均等に体重が掛かる状態
これがバランスがいい状態
これが理想です。


ところがカラダが歪み、
片方の膝関節に重心が掛かった状態で
歩く、階段の昇降、しゃがむなどの
日常動作を繰り返すと
膝関節に炎症や膝軟骨が傷んでいきます。

変形の進行はこちら


例えば、
食器棚の蝶番が歪み開閉が
スムーズにいかない状態で
ドアの開閉を続けると
音がして徐々に閉まりが悪くなります。


蝶番に油を注すと音が止み
スムーズな動きを取り戻せますが、
最終的には蝶番は壊れるので
蝶番を取り換えなければなりません。


私たちのカラダも同じように考えると


カラダの歪みにより関節がズレた状態で
動かし続けると関節はどんどん壊れていきます。



そして炎症⇒患部の腫れ⇒炎症により関節が破壊されていき
痛みで歩くことが苦痛になります。



病院を受診しヒアルロン酸や痛み止めを処方されると
痛みが消失緩和し動けるようになります。
一瞬で痛みが取れるから魔法の薬と思うそうです。



しかし、この様な対処療法を繰り返し続けていると
いずれ蝶番のように確実に関節は壊れていきます。


食器棚の蝶番のように
簡単に取り換えられたらいいのですが
そうはいきません。



例えば膝を痛めた原因が明らかな外傷ならば
強く打ちつけたり
転倒し膝を強く捻じった
運動時のケガなど
急性炎症部位に対して
アイシング+安静

状態によりMRIなどで
検査、処置が必要となりますが
原因が分かっているので改善も
早期に改善する方もいますが

しかし、
以前から膝関節に違和感や軽度の痛みがあり
徐々に痛みが強くなってきた。
ちょっとした負担で膝を痛めた。
などのケースは、
左右のバランスが崩れている。
つまり「からだの歪み」を疑うべきです。




からだの歪みにより
片方の足に荷重が掛かり続けると
体を支える太ももの前面の筋肉が硬くなります。

太ももは股関節や膝関節の屈伸動作に
関係しているので膝関節の可動範囲が狭くなり
膝関節周辺の筋肉や組織が硬くなります。
動きが悪い関節に負担を掛け続けると
関節内で炎症が発生し痛みを伴います。


この段階に行きつくまでに
正しい処置を受ける事が望ましいのですが

まだ大丈夫と・・・
痛み止めやシップで一時的な対処を続けると
さらに膝の炎症が進み、膝関節内に水が溜まります


よく「水を抜いたらクセになるから良くない?」
と質問を受けます。


水が溜まる原因(炎症の元)を解決すると
自然に体に吸収され繰り返し水が溜まる事は
少なくなります。


しかし、
原因への処置がなされていなければ
注射で水を抜いても繰り返し溜まるでしょう。


整形外科で水を抜き
ヒアルロン酸や痛み止めの注入し
これで様子を見て下さいね~と
シップや塗り薬を処方されて帰って
痛みが無くなってよかったー

と、喜んでいてはダメです

それは応急処置
「のど元過ぎれば…」ではいけません


なぜ?どうしてこうなったのか?
原因を見つけ対処しなければ
痛みを繰り返す可能性は高いままです
長期にわたり炎症が続くと
関節内の関節軟骨が溶けて薄くなり
炎症はさらに酷くなり



結果、関節の変形はどんどん進行し続けます
一度変形した骨は二度と元の形に戻りませんので
原因に対してきちんと対処して頂く事が大切です。

ではカラダの歪みを解決するには?

歪みの箇所をレントゲンで
確認することです。

歪みを正し
関節への余計な負担を
取り除くことで
血液や関節液の循環が良くなり
症状の改善へ導く事が出来ます。



あと、栄養の問題。
栄養が不足すると
炎症抑制力が低下します。

例えば
毎日どんな油をお使いでしょうか?
使用する油によって炎症を抑制する力が
半減する事をご存知ですか?


あと甘い物や炭水化物を
よく召し上がっていませんか?

今回は歪みについてなので
詳しくは書きませんが
なんとなく日常召し上がっている
食べ物が深く深―く関係してます。

炎症が抑制しにくい状態は
血管の炎症もどんどん進み
動脈硬化が進行しています。
※膝の痛みどころじゃなく
なってきます。
食生活の見直しも大切です。


カラダが歪み
バランスが乱れた状態は
必ず関節に負担が掛かかり
動きが悪くなります。

硬くなった関節を
使い負担を掛け続けると
関節に炎症が発症し
そして水が溜まります。


注射で水を抜き
ヒアルロン酸の注射と痛み止め…


体の歪みにより発症した
膝の痛みに対して
このような対症療法を
繰り返してもよくなりません。


骨盤が歪むと
骨盤と大腿骨で構成されている
股関節に負担が掛かります。
その負担は膝関節にも掛かります。



左の骨盤が後方へ倒れる変位では
左右の股関節の高さに差異がうまれ
片方の膝関節へ荷重が加わります。


カラダの傾きは
余計な筋肉の緊張や
関節の炎症をつくる要因になります。


先程もお伝えしましたが
プラモデルのように
簡単に付け替えることは
できません…


消耗品なので
大事に使っていくことが
将来のQOL(生活の質の向上)に
繋がるのです。




■正常な状態を維持したい
■これ以上の変形をさせたくない

と願うのならば
将来を見据えて早いアクションを
起こして下さい。

電気治療やマッサージを繰り返しても
症状の改善を感じられない方が
沢山いらっしゃると思います。


医学的に原因が分からない
膝のトラブルでお困りの方は
【未病レントゲン検査】で
体の歪みを確認下さい。


私たちはそのお手伝いができると考えております。
一緒に取り組んでまいりましょう。



最後まで読んで頂き有難う御座いました。