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カラダのはなし

「 中高年から徐々に膝が痛み始める理由」

膝痛み TLBC 堺

特に女性に多い膝のトラブル


加齢に伴う筋力低下や
代謝力の低下

その上に
運動不足や体重増加
偏った食生活による栄養不足…


ホルモンバランスの乱れなど
中高年から膝関節のトラブルに
悩まされている女性が多くなります。


確かに足の関節の中で
特に膝関節は慢性的に
負担が掛かりやすく

酷使するので
トラブルも多いです。


明らかな外傷で膝を負傷したなら
原因が明確なので対処しやすいです。


しかし、
ケガをしていないのに膝が痛い…
段差がないのに足首を挫きやすい…
よくつまずく…
膝が痛くしゃがめない…
正座できない…
違和感が徐々に強くなり痛くなった…

など明確な原因が分からないけど
膝が痛くなって困っている

この場合は
様々な原因が考えられますが
「からだの歪み」が根本的に
問題がある可能性が高いです。


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『そうやね、骨盤の歪みで
膝が痛くなってたことなんて
想像もしてなかったわ。
でも知らない人が結構多いんと
違うかな』とお客様が言われていました。
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カラダが歪み
左右のバランスが乱れると
荷重バランスの乱れにより
片側の膝関節に荷重が掛かります。

その状態で
歩く、階段の昇降、しゃがむなど
日常動作を繰り返していると
膝関節は炎症を起こし
最終的に故障します。


例えば、
食器棚の蝶番が歪んだまま
ドアの開閉を続けていると
徐々に閉まりが悪くなります。


油を注すとスムーズな動きを
取り戻せますが
最終的には蝶番は壊れます。

蝶番を取り替えれば済みますが…
私たちのカラダは簡単にはいきません。


膝関節に負担が掛かり
膝周辺違の和感に対して
ケアをせずに動かし続けると
炎症⇒腫れ⇒徐々に関節が破壊され
痛みで歩くことも苦痛になります。



「整形外科で膝の水を抜いてもらった」
「痛み止めの注射をしてもらった」
「ヒアルロン酸を入れてもらった」
とよく聞きます。


これら対処療法を続けていると
膝関節の軟骨が消失し
膝関節が変形していきます。


私(ささき)の弟子時代に
施術させて頂いていた
膝を痛めた中高年女性患者の多くは
水を抜き痛み止めを打ち続けてきた方が
大半でした。

そして
これ以上痛み止めを打てないと
整形で見放された大半が
膝関節が変形していました。


私たちの膝関節も
食器棚の蝶番のように
取り換えられたらいいのですが…

そうはいきません。
手術が必要になります。


先ほどもお伝えしましたが
明らかな外傷がなく、
以前から膝関節に
違和感や軽度の痛みがあり
徐々に痛みが強くなってきた…
ちょっとした負担で膝を痛めた…

このようなケースは、
「カラダの歪み」が考えられます。

カラダが歪むと
片方の足に荷重が掛かるため
太もも前面の筋肉を硬くさせます。

股関節や膝関節の屈伸動作に
影響し可動範囲を狭めて
膝関節周辺の筋肉や組織を
硬くします。


動きが悪くなった関節に
負担を掛け続けると
関節内で炎症が発生し
痛みを伴います。


この段階に行きつくまでに
歪みを確認し
正しい処置を受ける事が
望ましいのです。


しかし、
まだ大丈夫だと痛み止めやシップで
一時的な対処を続ける方が大半です。

応急処置を繰り返しても
根本原因を改善されていない為
痛みを繰り返します。


原因が骨盤の歪みだとすると
骨盤は股関節と連動しているので
膝への症状を引き起こします。


左の骨盤が
後方へ倒れるように変位すると
左右の股関節の高さに差異が生じ
片方の膝関節へ荷重が加わります。

膝の痛みの原因が骨盤の歪みなのに
膝をマッサージしていても
根本治療になりません。


だから
「水を抜くとクセになる」に
繋がるのです。


水が溜まる原因(炎症の元)が
解決出来たら体に吸収されるので
繰り返し水が溜まる事は
少なくなります。


原因への処置がなされていなければ
注射で水を抜いても繰り返し
溜まるでしょう。


なぜ?どうしてこうなったのか?

原因を見つけ対処しなければ
これは膝の水に限らず
痛みを繰り返す事です。


カラダの歪みを解決するには…
骨格矯正用のレントゲンで
歪みを確認します。
歪みを正しい方向へ矯正を掛けて
関節の余計な負担を
取り除いくことが出来ます。


関節内の血液や関節液の循環が
良くなり症状の改善へ
導く事が出来ます。

痛みを我慢したり
対処療法を繰り返し
慢性的に炎症が続くと…


関節内の関節軟骨が溶けて
薄くなり炎症はさらに酷くなります。


結果、
関節の変形が進行し続けて
O脚になります。


O脚の高齢女性が歩く姿を見ると
歩行困難で大変痛々しく見えます。


痛みを伴いながらの歩行
しゃがめない、
階段の上り下りがしにくい
正座は出来ない…など
日常生活で
かなりの支障をきたします。


衝撃を吸収できないので
腰痛や首の痛みを引き起こす
要因にもなります。


先程もお伝えしましたが
簡単に取り替えが出来ません。


消耗品なので
大事に長く使っていくことが
将来のQOL(生活の質の向上)に
繋がります。


40代半からホルモンバランスが
乱れ始めます。


それに伴い骨量の減少が加速し
骨が脆弱になり変形しやすくなります。
まず現在の生活習慣や食生活を
見直して下さい。


そして
体重管理
運動(筋力強化)
カラダの歪みの改善
食生活(栄養バランス)
睡眠
ストレス管理などに
取り組み下さい。


骨が変形すると
自然に元に戻りません。
外科的な処置で
削り取るしか術がありません。


5年10年後も
ご自身の足でしっかり歩けるように
今からご準備ください。


変形してからでは遅いです。


最後まで読んで頂き
有難うございました。