Blog

健康のはなし

栄養面から考える膝の痛み 

堺 膝の痛み


歩き始めに膝が痛くなる…
階段を下りる時に膝が痛む…
立ち上がる動作で膝の内側に痛みが…



40代から膝のトラブルが
徐々に気になり始め、
さらに年齢を重ねる度に
膝の痛みを訴える方が
一気に増加します。


加齢を伴う膝のトラブルで最も多い
【変形性膝関節症】

膝関節内の軟骨はすり減り
剥がれてなくなり
骨が変形する病気です。


相当厄介な骨の病気で、
すり減った軟骨は元に戻らないし
変形した骨は外科的処置が
必要になります。


このような結末を迎えない為に
先々の事を考えて
膝の痛みの原因に対して
早めの適切な処置をすべきだと
私(佐々木)は常々思っています。



しかし、
主婦の方は家事に子育て仕事と
多忙な日々を送られているので
ご自身のメンテナンスは
後回しにされがちです。

膝の痛みで
整形外科を受診されていたお客様
(56歳女性)

痛み止めを毎日飲んでいたが
徐々に効果が乏しくなり
膝関節の手術を提示される。
手術はまだ受けたくない、
何とかならないかと相談を受け
施術をさせて頂きました。


現在は膝の痛みが軽減され
仕事に復帰し、
完全とまではいきませんが
正座も出来るようになり
初診時から比べれば
ずいぶんと症状が改善され
大変喜ばれています。

「もっと早くからここで
ケアをしておけばよかった…」
と仰っています。


「これ位の痛みで治療に行くのは
大袈裟な感じがする」

「仕事帰りは買い物して
食事の準備と時間がない」

「待ち時間が長く混んでるので…」

など、痛み具合やタイミングなどで
膝の対応が遅れているのが現状の様です。



しかし、
私たちのカラダは、
加齢と共に代謝が衰えて
日々老化が進みます…



この膝の痛みも
突然発症したように思えますが
プロセスは痛みを発症する前から
始まっていたのです。



これはほかの病気も同じことが
言えます。



例えば
ある日突然、病院で「認知症」と
診断を受けたとします。

突然認知症になるのではなく
既に生活習慣病を患っていたと
考えられます。


偏った食生活の問題で
血液栄養バランスが悪い…
糖質、糖度が高い物をよく食べる…
動脈硬化のリスクが高い…
血液が脱水してドロドロしている…

このような血液状態も血管状態では
脳への血液供給も低下し
脳のパフォーマンスが
良くなるはずありません。


全ての症状は結果であり
その結果を導くプロセスが
必ずあります。



「なんかわからないけど
突然痛くなってきました」

「原因は分かりませんが
ちょっと前から少しおかしいなって
思ってました」


更年期でホルモンバランスが乱れるし
年齢的に仕方ない…
と思われるのは簡単です。


しかし、原因は必ずあります。
その原因に対してアプローチし
長く使えるようにケアする方法を
考えて取り組むことが
私(ささき)は大切だと思います。


先々…痛みでストレスを抱えたくない
ですものね。


あなたはどちらを選択しますか?

薬で痛みを消し続けても
関節の中は悪くなる一方です。
最終、手術適応となる可能性大(汗)


ならば初期段階で、
膝に問題を起こしている
要因を確認し、
将来、様々な生活面の困難を避ける
準備をする。



まだまだ我慢できているからと、
対処しないのは本当にマズイですよ。
痛みは突如現れます…!!



「痛み」とは
「炎症反応に伴う疼痛」です。


膝関節内に痛みを感じる方は、
膝関節内に炎症が発生しています。


炎症は軟骨組織へダメージを与え
関節内部の半月板や軟骨に負担を
掛けます。

例えば、半月板。

歩行時は約2倍以上の圧迫力が
半月板に掛かっています。

体重40kgの方なら80kg
体重60kgの方なら120kg
(体感はありませんが…)



半月板は、サスペンションの役割や
円滑な運動を助けていますので、
仮に半月板がなければ
この圧迫力がダイレクトに
骨への負担として掛かり続けると
軟骨や関節は壊れます・・・


こうなると通常の日常生活を
送る事は困難になります。


ですから、
膝の異変や痛みなどに対して
早めの対処が大切なのです。


湿布や鎮痛剤で一時しのぎを
繰り返すと変形するリスクは高いです。


膝の予防はカラダの内側からの
アプローチが必ず必要になります。


その内側からのアプローチとして
【栄養面の問題】。



カラダは加齢と共に代謝が衰え、
組織を正しく作る事が難しくなって
いきます。


カラダを細胞レベルで作り上げるのは
『栄養素』。


この栄養素を
満たしておくことが理想ですが
膝の痛みに対して
栄養面まで意識されて
取り組まれている方は
ほとんどいらっしゃいません。



実際に
現代の食生活の内容は、
栄養が偏り不足していると
言われています。

お腹を満たすことが出来ても
栄養を満たせていないのです。



その食事の内容とは、
惣菜を買ってきて食べる事が多い、
野菜を毎食食べない、
アルコール大好き、
スナック菓子をよく食べる…


糖質・脂質が中心で
酸化した油や砂糖の摂り過ぎ…など


タンパク質や代謝や細胞活性に
必要な栄養素は不足しています。


膝関節を安定させる筋肉を
鍛えるにもタンパク質が必要です。


なので
食事内容を見直す必要があるのです。



ではどうやって見直すのか??



それは
カラダの栄養状態を反映する
血液検査データを
栄養の観点から確認し、
摂ってはいけない食べ物、
不足している栄養素を確認できます。


更に
血液がサラサラ状態なのか?
血管弾力が乏しく
動脈硬化が進行しているのか?



等、様々な事が分かります。



もちろん
膝痛に対して物理的な治療や
カラダの歪みを正す事も大切ですが

普段の食事を見直すことも
重要視されてください。



例えば、
毎日の食事で関わる“油“にも
”イイ油”と”ワルイ油”があり
この”ワルイ油”は炎症反応が
強くなります。


んん?アブラですか??
と言われそうですが…



我々は本来炎症を抑制する機能が
備わっていますが、
その働きをわざわざ止めるのが
“ワルイ油“です。
  ☝☝☝
イランコトする…(汗)


関節内の炎症がなかなか鎮静せずに
慢性的に炎症を抱えると
軟骨組織が溶けて変形が進行します。


その”ワルイ油”は
避けるべきなのです。



その悪い油の代表格は
【トランス脂肪酸】。


マーガリン、
ショートニング、
加工油を用いた食品
(スナック菓子、カップ麺、
クッキー、チョコレート菓子など)


また
市販の惣菜、菓子類、加工食品には
盛大に含まれていますので、
成分表を確認し極力控えてください。



気づかない間に
沢山カラダに取り込んでいます。



確認するのは原材料名欄
ショートニング、植物油脂、
植物油、ファストスプレットと
記載があればトランス脂肪酸を
含んでいます。
極力これらの摂取を控えてください。



そして
健康に”イイ油”は
αリノレイン酸、DHA,EPAです。


これらの油は炎症の抑制はもちろん
アレルギーや血栓の抑制、
血管拡張作用などの作用があり、
丈夫な健康的な血管を形成する上でも
非常に大切な栄養素です。

関節炎を患っている方は
積極的に摂取されることを
オススメします。



しかし、まず取り組むべきことは
”不必要な物を取り除く事”からです。
健康を害する物を極力とらない事です。


お困りの症状の改善や軽減には
「どんな栄養を取ればいいのですか?」とよく聞かれます。


もちろん不足栄養を摂取する事は
症状の軽減や改善において大切です。



しかし入れる事よりも、
まず必要のない物を食べない!
ことを優先してください。
とお伝えしています。
(非常に大切なことです)



もし、
日頃から召し上がっている物に
ワルイ油が多いと炎症反応を
過剰に悪化させたり、
炎症の鎮静に時間が掛かるなど
マイナス要因が沢山あります。


兎に角、油には注意をしてください。



今回お伝えさせて頂いた
栄養面からのアプローチの
重要性を知って頂き
取り入れて頂けると有難いです。


外からのアプローチだけで
改善が乏しい方には
痛みで辛い思いをされている方へ
「未病血液検査」を提案させて
頂いております。




栄養的+物理的アプローチを
併用することで良い結果に
結びついていますので
内側からのアプローチも
しっかり取り組まれてください。




「未病血液検査」が
気になった方はご連絡下さい^_^






骨格の歪みによる膝への影響は
またの機会にお伝えさせて頂きます。


最後まで読んでいただき
有難うございました。





神戸界隈で膝の痛みでお困りの方は
こちらをご覧ください。