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カラダのはなし

いつ始める骨粗しょう症対策

おはようございます。

私たちは加齢と共に
老化が進んでいきます。


その老化現象の一つが
骨が弱くなる問題
【骨粗しょう症】です。

これまで
骨粗しょう症は、
高齢者の骨の病気だと
思われてきました。


しかし、
若年層の骨粗しょう症が
増えています。


その理由として
「食生活の問題」

人工添加物が沢山使用された
加工食品やスナック菓子、
ファストフード、清涼飲料水など
私たちが日常口にしていますが
栄養はほとんどありません。

このような偏った食事内容では
骨に必要な栄養が不足し
骨粗しょう症を発症しやすくなります。


またクスリの副作用で
骨粗しょう症を発症します。
例えばステロイドを
長期間服用している方は、
注意が必要です。


とは言え、
まさか自分の骨が
弱く脆くなっているなんて
誰も思いません。
※目に見えないから(汗)


しかし、年齢とともに
確実に骨が弱くなっていくのは
事実です。



現在、
骨粗しょう症の患者数は1,100万人。
骨粗しょう症予備軍を含めると
2,000万人にもなると言われています。


そのほとんどが
40代〜50代の女性で
全体の76%も占めています(驚)。

”これまで転倒しても
骨折したことないから私は大丈夫”
”骨はイケてる”と多くの女性は
思いこんでいるかもしれません。



例えば、
階段から激しく落ちた
つまずいて激しく転倒した
激しく尻もちをついた
ちょっと重い荷物を持ち上げた
このように日常生活の動作でも
骨折する可能性があります。



そして骨折すれば、
痛みや生活の不自由さだけでなく、
筋力も落ちていきます。
筋力が落ちると、
さらに転倒する危険があり
骨折リスクが高くなります。

骨折の部位によっては、
寝たきりや車いす生活など
これまでの生活を送れなくなる
可能性があります。


事実、骨粗しょう症は
寝たきりの原因の第1位です。


健康面、美容面に悪影響を及ぼす
骨粗しょう症を予防する為に、
どうすれば骨を強く保てるのか?
今回はお伝えします。



■骨粗しょう症とは

まず「骨粗しょう症」は、
骨の密度が低下して
骨がもろくなる病気です。
悪化するとスカスカになります。




転んだりぶつけるだけで
簡単に骨折する危険性が
高まります。



骨粗しょう症は、
多くの女性が50代以降に
悩まされる問題です。


みなさんご存じだと思いますが
女性は更年期に“エストロゲン”という
ホルモンの分泌が減少することで、
骨量が減るからです。



骨形成は、
骨を作る細胞と
壊す細胞が共に働き、
「作っては壊す」を
繰り返しています。


そしてエストロゲンは、
骨を作る細胞の働きを
活性化させる役割を持っています。


更年期を境に
エストロゲンが不足していくと、
骨を壊す細胞の働きが優位になり、
骨の再生が追いつかなくなります。
これが骨粗しょう症の仕組みです。


■骨粗しょう症の原因について


骨粗しょう症発症は、
エストロゲンの減少だけでは
ありません。

・タンパク質、
・カルシウムやマグネシウム
・ビタミンDなどの
骨の健康に欠かせない
栄養素の不足が関係します。


タンパク質は骨を作る基本の栄養素、
カルシウムは骨の主成分で、
マグネシウムは骨の強化。
ビタミンDはカルシウムの吸収や、
骨に定着させたりする重要な働きをします。


これらの栄養素が不足すると、
骨量が低下し骨密度が
減少しやすくなります。



私たちは、
日々の食事から栄養を
摂取していますが
偏った食生活や糖質過多、
甘いもの(砂糖)を
沢山摂取することで
栄養偏り不足し、
骨形成に悪影響を及ぼします。



セメントや鉄骨などの材料が不足しても
建物を立てることが出来ますが、
耐震性は酷いもので欠陥住宅です。


私たちも同じで強い体をつくるには
栄養を体に満たす必要があります。

とくにタンパク質は、
血液、骨、皮膚、筋肉、血管、臓器など
すべての材料で沢山必要です。
骨の主成分であるコラーゲンの材料です。
美容意識が高い女性はご存じだと
思います。
コラーゲンは
「タンパク質+ビタミンC+鉄」を
材料にして体内で生産されます。
骨粗しょう症対策は
アンチエイジングになります。
このコラーゲンの間に結合し
骨を強化するのがカルシウムです。


もう一つ皆さんが
不足しがちな栄養素は「ビタミンD」
腸でのカルシウム吸収、
カルシウムの代謝を
調整するために必要な栄養素です。



タンパク質は、
肉や魚や卵や大豆製品など

カルシウムは、
乳製品に多いですが
小魚や小松菜やひじきなどでもOK

マグネシウムは、
ナッツ・豆類・バナナ・アボカドなど

ビタミンDは、
サバやサンマやキノコや卵黄など
に多く含まれています。

ビタミンDは食品からだけではなく、
日光から皮膚でビタミンDが合成されます。



しかし、
日本では冬場は日照時間が短く、
夏場は紫外線が強すぎて
直射日光を避ける傾向があります。

ちなみに、
ビタミンDの合成に必要な波長は
過剰に浴びると皮膚がんのリスクを高める
紫外線B です(汗)。


そのため、
日焼けを防ぐために
日焼け止めを塗ったり
日傘や帽子の使用する方も多いので
ビタミンDの合成が上手く行えず
結果ビタミンD不足、欠乏になります。


目安として
日焼け止めを塗らずに、
10分~15分程度の日光浴を
推奨されています。


では屋内で日光を浴びればいい?
と思いますが紫外線Bはガラスを通過しません。


日焼け止めや日傘などで
日光を遮ってしまうと、
ビタミンDの生成が阻害され
日照時間が短い冬場は
ビタミンDの不足が起こりやすくなります。

食事だけで不足を補うとなると
食事量が増えて、
胃腸の負担になりますので
サプリメントの活用から始めてください。

骨粗しょう症は、
自覚症状がほとんどありません。
気づいたときには、
いつの間にか骨折していることもあります。


骨粗しょう症を予防するためには、
以下のことを心がけ下さい。

バランスの良い食事

タンパク質
カルシウム・マグネシウム
・ビタミンD・ビタミンK など

・ビタミンDを補う
約7割の方がビタミンD不足・欠乏している
※未病検査では血中カルシウムを確認します。
興味がある方はこちらへごご連絡下さい。


◎日光に当たる

ビタミンD活性

◎適度な運動をする

骨に適度な刺激を与える



◎喫煙を控える


▶喫煙はカルシウムの吸収や利用を妨げる。
▶女性ホルモンの分泌を減らすので
▶ビタミンC を大量に消費する結果
コラーゲン生成に影響を及ぼす
⇒骨の代謝に悪影響を与える。
▶喫煙者は非喫煙者に比べて、
骨粗しょう症になる確率が約2倍高くなります。

◎過度の飲酒を控える


角の飲酒は肝臓にダメージを与えます。
肝機能が低下すると
カルシウムの吸収が低下し、
カルシウムの排出が増加します。
結果として骨形成に利用される
血中カルシウムが不足します。


骨折してからではなく
早い段階から対応をしてください。
ビタミンDは一度調べるのも
おススメです。

また男性の骨粗しょう症も
ありますのでご注意下さい。



最後まで読んで頂き
有難うございました。