Blog

腰の痛み

お尻からふくらはぎまでの辛い痛みの対処

TLBC堺 坐骨神経痛


坐骨神経痛とは、坐骨神経が何らかの原因により、坐骨神経が圧迫されることによって生じる神経痛を言います。


年齢関係なく坐骨神経痛でお困りの方が沢山いらっしゃいますね。お尻から太もも、ふくらはぎにかけての激痛!!…なんとも言えない辛さです。




そもそも坐骨神経って?どこにあるのか?

体の中でもっとも太く長い神経の坐骨神経は、第4、第5腰椎神経と第1~3仙骨神経からなります。梨状筋の下を通り、大腿後面(太ももの後ろ)を下降、そして膝の裏を通り、総腓骨神経と脛骨神経などへ分かれます。

坐骨神経は、臀部(おしり)から大腿部(太もも)、足の指先までに関係している神経なので、何らかの原因で坐骨神経に炎症を起こすと、臀部(おしり)から足の指先に痛みや痺れなどの症状が表れます。


症状が酷い時は、鎮痛剤を打っても効力がなく(汗)、手術をせざるを得ないケースもあります。



治療は基本的に保存療法です。
神経ブロックや痛み止め薬、貼付薬、運動やストレッチなどの理学療法を行います。保存治療が効かない場合、神経の障害によって、筋力低下や排尿の障害などがある場合は手術が行われます。



注意頂きたいのが、痛みや痺れの症状が弱い場合です。


日常生活や仕事に支障がないので「まだ我慢できる程度だから」「前に屈まなければ痛くないから大丈夫」など、ついつい放置しがちになります。

しかし、この期間が長くなれば長くなるほど…状態は悪化していきます(汗)。


我慢して放置し続けた結果、ある日突然強烈な痛みに襲われて、座ることも歩くことも困難になる危険があります。ここまで来ると…民間療法のマッサージ、鍼灸、整体、カイロなどで改善はキビシイ状況です。

経験がある方はもう二度と味わいたくないと言われるこの「坐骨神経痛」。この厄介な症状を引き起こす要因は様々あり、また年齢によっても要因は変わります。


例えば若い方に多く見られる要因として、腰椎椎間板ヘルニア、次に梨状筋症候群が挙げられます。高齢の方は、変形性腰椎症や腰部脊柱管狭窄症などの椎体の変形による疾患が原因となるケースが多く見られます。

今回は要因の一つ『梨状筋症候群』について…



梨状筋という筋肉は、骨盤の仙骨と太ももの骨(大転子)と股関節を跨いで付着しています。ちょうど坐骨神経の殆どがこの梨状筋の前を通っています。

中腰での作業、長時間の座位(デスクワーク)、冷え、梨状筋のオーバーユース、また姿勢の乱れ、骨格の歪みにより梨状筋症候群が発症されやすいと言われています。


未病検査(レントゲン検査)を受けられた坐骨神経痛のお客様が仰っていましたが、【以前、坐骨神経痛を発症し、行かれた整骨院で、腰からの症状だと言われて、とにかく腰を強くマッサージされたそうです。結果、余計に痛くなった。】


別のお客様からは…【整体院で腰のズレが原因と言われて、腰を捻ってボキボキやられたけど、坐骨神経痛は変化なかった】とお聞きしたことがあります。


骨格の配列を正すことが必要だったので、仕方ない結果ですよね。



この梨状筋は、仙骨の前面に付着しています。

仙骨とは骨盤を形成し、腸骨に挟まれて真ん中に位置しています。
ですので、




骨盤が傾いて左右や前後のバランスが崩れると同様に仙骨も歪むため、梨状筋が引っ張られて過緊張を起こします。姿勢のバランスが乱れると方側に荷重を掛が掛かり続けた状況で生活するので、更に梨状筋が過緊張を起こします。それにより梨状筋のそばを走行する坐骨神経が圧迫されるのです。

緊張している梨状筋を緩める治療は沢山ありますので、自分に合った方法を見つけて施術を受けられてください。坐骨神経痛は軽減されます。


しかし、梨状筋の治療やマッサージでなかなか改善されない場合は、骨盤や骨格に配列異状の問題を疑います。レントゲンで確認されることをお勧めします。




傾いた土地に超高層ビルを建てるには、時間も高い技術も莫大な費用も掛かります。
まず地盤を確認、そして傾きを補正します。




同様に、カラダを支える骨格は、外から確認出来ません。手で触ってもわかりません。レントゲンを撮影しなければわかりません。




TLBC堺オフィスに来られたお客様のレントゲンデータです。
骨盤腰椎が歪んでいます。


梨状筋の緊張も著名で、骨格の矯正治療と股関節のストレッチ、梨状筋の治療で施術しました。

坐骨神経痛のその他の要因、腰椎椎間板ヘルニア、変形性腰椎症、脊柱管狭窄症は、骨格の状態に深く関係していますので、レントゲンで確認することも必要です。あと、このお客様からは、「レントゲンで見えないカラダの中の状態を確認して治療を受けられるので、安心して任せられるわ」と言われていました。




カラダの中を確認するって重要やとつくづく思います。
それは“粗末な栄養状態や加齢って骨の状態にモロに表れている”からです。


こちらは坐骨神経痛のお客様のレントゲン
腰椎が変形し骨棘(トゲ)が形成され、2つの骨が引っ付き掛かっています。




関節が硬くなり、神経の走行近くで炎症が起こり神経障害が発生していると考えられます。


このお客様は、前傾姿勢を強要される職種で長年腰痛に困っていたそうです。紹介でお越し頂く頃は、ほとんど一日中坐骨神経痛。軽減することがなかった(汗)。睡眠不足になり自律神経失調症…。




現在は、長時間の前傾姿勢を保持するときは坐骨神経痛の症状がありますが…、ほとんど改善されています。夜もよく眠ることが出来ています。痛みから解放され精神的にも元気になられました。


この背骨の状態で腰を強く捻る治療を受ける…想像すると恐ろしいです(汗)



坐骨神経痛の原因が一時的な筋肉の緊張なのか?仕事の姿勢の問題?骨格の配列異常によるものか?ヘルニア?背骨の変形か?と原因を明確にするにはレントゲンは有効なツールです。





安心して安全な矯正治療を受けて頂く為にお客様にレントゲンを撮影頂いています。
坐骨神経痛でお困りの方で未病検査(レントゲン検査)をご希望の方は、私(ささき)までご連絡お待ちしております。




坐骨神経痛を予防する為の栄養についてはまた別のブログで書きます。




神戸界隈で坐骨神経痛でお困りの方はこちら

https://hall-cure.com/