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カラダのはなし

老眼?スマホ老眼?対処方法

私たちは五感で情報を収集しています。
その受け取る情報の80%以上を
“視覚“から入手しています。

日々を酷使している目に対して、
特に不調を感じなければ
ケアすることなく過ごしています。

機械もメンテナンスしなければ
壊れていくように
過剰な疲労や老化により
視力低下や異常を
感じるようになります。


例えば
「手元が見づらい」
「ぼやける」
「目の奥が痛くなる」など
近年、老若男女問わず
目のトラブルを訴える人が
急増しているそうです。

老化の一つと言われたら
それまでですが…

パソコンやスマホで
作業をする立場からすると
非常に困るので
今回は眼精疲労や目の老化予防について
お伝えします。


私たちは視覚を使って
情報がどのように認識するのか?

水晶体を通り抜けて
網膜に映像が映ります。
その映像は視神経を通して
脳に伝わります。

まず外界から入る情報は
カメラのレンズのように
ピントを調整して確認します。

ところが老化現象により
ピント調整が合わなくなります。


この水晶体は20歳を過ぎるころから

柔軟性が失われ
ピントを合わせる能力が低下していきます。

そして
・40歳を過ぎる
・眼前30cmより近くのものが
見えにくい
これが老眼と呼ばれる状態(汗)

老眼という名前から
高齢者に起こりやすいと
思われがちですが

20代から始まり
40歳頃から徐々に
自覚するようになります。

その原因の多くが
10代、20代、30代はもちろん

50の私を含め中高年も
スマホヘビーユーザーだから(笑)

電者で座ってもスマホ
歩いていてもスマホ
食事中もスマホ
寝る前、目覚めてもスマホ・・・
と目を酷使しています。

その結果、眼科受診者が増加し
目薬がよく売れているらしいです。
※薬ですから…
だんだん効きが悪くなります

このように若者や中高年者に
目のピント調節機能が衰える
「スマホ老眼」が急増しています。


■対処方法は循環を良くする

視神経や筋肉を働かすには、
目の周辺に血液を巡らせることが
非常に重要となります。


近い距離で小さな画面を凝視すると
瞬きの回数が極端に少なくなります。

そして
顔を突き出し背中を丸めて
姿勢が悪くなると
首の血液循環が悪くなり
眼周辺へ栄養や酸素の供給が下がります。

その結果、ピント調整がうまくいかず
「眼精疲労」や「ドライアイ」を発症。

首への疲労が蓄積されて
目の奥の痛みや頭痛、片頭痛、首の痛み、
肩凝りの発症につながります。


このピントの調節は
毛様体筋という筋肉が
「水晶体」の厚さを変えて行います。

近くを見る時は
水晶体を膨らませる
遠くを見る時は
水晶体を薄くし調整しています。

パソコン作業中、
近い距離で画面を見つづけると
毛様体をずっと緊張させているので
筋肉疲労を起こします。

レンズを引っ張る筋肉を
衰えた状態で酷使すれば
眼精疲労や目のトラブルが表れます。

ちなみに
これは40代以降に始まる
一般的な老眼の仕組みです。

しかし、
「スマホ老眼」は、
水晶体は柔らかいけど
毛様体筋が凝り固まっている状態です。

老眼=水晶体が硬い
スマホ老眼=水晶体は柔らかい

改善策「温める」

目を温めて血行を改善させ
毛様体筋の緊張をほぐすケアで
一時的ですがとても楽になります。

しかし、
目の周りにある微細血管だけ
血流を良くしても・・・

作業を続けると元の状態に
戻ってしまいます。

ですから
私(ささき)は目と首に
ホットタオルをかまします。

首の筋肉が硬い方は
脳へ血液循環量が下がり
目への栄養や酸素供給量が
減少し疲労が蓄積する為
首の血流を改善させることも大切です。

視神経や筋肉をスムーズに働かせるには
目だけでなく首のケア食生活での
注意が必要になります。

まず
〇食生活の改善


脂質糖質中心の食生活
外食、コンビニ食などで
手軽に済ましがちの方は
血液が濃縮状態になりやすく
毛細血管や微小血管の血流に
影響を及ぼします。

生活習慣病を発症している方は
目のトラブルを招くリスク高くなります。


生活習慣病でも
特に糖尿病の方はご注意ください。

血液中の糖が過剰になると
体内に酸化物質を増加させて
血管を傷つけます。

当然。
毛細血管や微細血管も傷つき
硬くなり血流が悪くなります。


糖尿病自体は症状がないですが
血管がボロボロになるため
恐ろしい合併症が沢山あります。

その一つが視力のトラブル。
糖尿病性網膜症になると失明に至ります。

生活習慣病の改善はもちろんですが

同時に酸化抑制する「抗酸化栄養」を
日々の食事で補うことです。

糖尿病の治療を受けられている
(薬で数値をコントロールしている)方は

早急に食生活を見直してください。

食事で補うとしても
献立を考えたり、
食事量が多くなるなど
ストレスを感じる方は
サプリメントを活用がお勧めです。

手軽に十分補えるメリットは大きいです。

偏った食生活による
栄養不足を正すことで
活性酸素の害を減らし、
血流を流す働きにより
眼のピント調節機能もスムーズになり、
眼精疲労の改善にもつながるはずです。

■ドライアイ対策栄養

オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)で
ドライアイの予防や改善の効果が
期待できると言われています。

画面を見る時間を減らすことも重要ですが
血液や血管の健康を維持させる取り組みで食生活を見直しや不足栄養摂取も
目の老化、スマホ老眼のケアになります。

そして
先ほどもお伝えしましたが
■首(頚椎)の状態の確認
こちらも重要です。

血液は頚椎に沿った血管を通り
脳へ血菅を送り届けます。

もし頚椎が歪むと血管も歪み

流れが悪くなり脳へ十分な血液を
送りにくくなります。

特にストレートネック(首の歪み)は
首の緊張が強くなり交感神経を刺激します。

毛様体筋も自律神経の影響を受けるので
ストレス過多や栄養不足状態で
目を酷使していると

交感神経優位の状態が続き
目のトラブルや頭痛、めまい、
首の痛みや酷い肩こり、
自律神経失調症やうつ病を
引き起こすことも考えられます。

目の不調に
首のコリや肩コリ、
猫背が気になっている方は

一度首(頚椎)の問題を確認下さい。

当オフィスの未病(レントゲン)検査で
確認できますので興味がある方は私(ささき)までご連絡下さい。




情報取得で目と脳を酷使している現代人

もはやスマホを使わずに
生活することは困難です。

寝る前の数時間はスマホを見ずに
目と脳を休めるように心がけてください。

そして、目や耳、鼻などの五感には
多くの毛細血管や微小血管が存在します。

血液・血管を健康に保つ取り組みで
目の健康を維持していきましょう。


本日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。