一旦治ったと思ってたけど
年齢と共に腰痛を感じる頻度が増えてきた
年々腰の痛みが強くなっている
整形で年齢相応と言われた…
とお困りのお客様
将来的に腰痛がひどくならない為には
どうすればいいか質問を受けました。
誰しもが加齢し老化していくもの
とは言え
全員が腰痛に困っているわけではありません。
同じように仕事をしていても
全く腰に症状がない同僚もいるでしょう。
腰痛を繰り返すあなたには
腰痛を繰り返す原因が必ずあります。
腰痛を繰り返す原因が判らず
マッサージや湿布などで
対症療法を繰り返すだけでは
この先も腰痛ループから抜け出す事は
難しいでしょう。
それこそ腰痛コルセットが手放せない
という状態にもなりかねません。
今回は繰り返すその腰痛の原因について
見ていきましょう。
腰痛の要因は栄養や血流、
日常生活の姿勢など多岐に渡り
絞ることは非常に難しいと言われています。
今回は筋肉と骨格構造の観点から
腰痛の原因を見ていきます。
原因の1つ
【抗重力筋の低下】
加齢とともに筋力が低下します。
その上に運動不足や長時間同じ姿勢で仕事、
生活習慣の癖など姿勢の乱れなどで
更に筋肉低下を助長させて
カラダの衰えが早まり
色々な部位が重力に逆らえずに
どんどん下がってしまいます(汗)
気づけば背中や腰が後ろに丸くなり、
骨盤が倒れ、バストの位置やお尻が
垂れ下がっていく…(老けて見えます)
見た目が悪くなるだけではなく
齢を重ねるごとに腰痛が酷い、
何をしなくても腰が疲れやすく怠い、
腰の疲労が取れにくいなどの症状が
現れるのは「抗重力筋」の低下が
関係しています。
抗重力筋について簡単に説明すると
直立二足歩行の私たち人間は、
常に頭を頂点に位置させて
重力に抗して姿勢を保持しています。
この姿勢を保持しながらカラダを支える
重要な働きをするのが抗重力筋です。
抗重力筋は
背中は脊柱起立筋、広背筋、腹筋、腸腰筋
お尻は大殿筋
太ももは大腿四頭筋
ふくらはぎは下腿三頭筋です。
立っている時間が長くなると
怠くなってくる部位でもあります。
地球の重力に対して姿勢を保つために
互いにバランスをとりながら常に働き
日常的によく使われる筋肉なので、
張りや疲労を感じやすい筋肉です。
40歳から筋肉の加齢変化が始まると
言われていますので、
早い段階で「抗重力筋」を鍛える
取り組みをはじめる事で
アンチエイジングに繋がります。
抗重力筋が低下すると
脊柱を支えにくくなり
姿勢が悪くなります。
その結果、
腰痛や首の痛み(肩こり)など
様々な症状が現れる可能性が
高くなります。
腰痛の対策として
抗重力筋を鍛える事も
重要なのですが、
構造の問題も確認する必要があります。
その2【構造の問題】
なぜ腰痛が起こりやすいのか?
筋力強化も大切なのですが
それだけでは慢性腰痛を防ぐことは
出来ません。
背骨の構造の問題を確認する理由
それは、そもそも私たち人間の体は
腰痛が起きやすい構造だからです。
私たちの体を支えている背骨を
「脊椎」と呼びます。
脊椎は、
首:7個の頚椎
背中:12個の胸椎
腰:5個の腰椎
お尻:仙骨・尾骨
これらが積み木のように
重なり合い脊椎を構成しています。
一つ一つの骨を「椎骨」といいます。
椎骨と椎骨の間には椎間板があります。
椎体同士に掛かる負荷を軽減させる
クッションの役目を果たす軟骨です。
そして、
ゆるやかなS字カーブを描くように
配列することで全ての椎間板に掛かる圧を
均等に分散することが出来ています。
このカーブは非常に重要です。
慢性腰痛や腰痛を繰り返す方の
ほとんどのレントゲンで
脊椎のS字カーブが乱れている事を
確認しています。
人間は立っているだけでも
腰の第5腰椎の椎間板に体重分の負担が
掛かり常にストレスにさらされています。
さらに少し前傾姿勢で座る姿勢は
腰に大きな負担がかかります。
パソコン業務、運転手、エステティシャン、
ネイリスト、美容師、理容師などの職業は
注意して下さい。
(実際に腰のトラブルを抱えている方多い)
例えば体重が60㎏の方は
立位0度の状態だと
60㎏の重さ(負担)が掛かります。
60度前傾すると
体重の約4倍の重量が掛かります。
60㎏の4倍で240㎏となります。
腰に240㎏の負担と言われても
分かりにくいと思いますので
例えると
(あるサイトの情報を拝借しますと)
100㎏ 4~5人用の冷蔵庫
140㎏ マツコ・デラックス
150㎏ 力士の平均体重
250㎏ グランドピアノ
となります。
背中にグランドピアノ?
背負える訳ないよと思われるでしょう。
体重60㎏の方が
60度前屈姿勢を長時間保持すると
これだけ負担が掛かっているのです。
正常状態の腰は前に弯曲することで
上半身の重さや衝撃を吸収することが
出来ます。
逆に腰をまっすぐや後方へ曲げていると
上半身の重さが分散されず
衝撃が吸収されにくくなり
腰の筋肉への負担となります。
カーブがない=骨格で支えにくい
⇒無駄に腰の周辺へ負担が掛かる
⇒筋肉の過緊張へ
⇒血行不良
⇒虚血性の筋肉の痛みの発生
に繋がります。
また、
腰椎は体の曲げ伸ばしなどの
大きな動作に対応していますが
構造的にしなやかな動きには
柔軟に対応出来ない為
腰椎は故障が発生しやすいと言えます。
そして柔軟な動きが出来ない分、
椎間板の傷みに影響します。
みなさんも一度は耳にしたことのある
ヘルニアや狭窄症。
椎間板が押し出されたらヘルニア。
継続的な炎症により椎間板が溶けて
椎体間が狭くなると狭窄症。
椎間板が目減りし防衛反応として
骨が変形すると変形性腰椎症へと…
配列の問題を放置すると
どんどん腰痛の悪化
腰痛の発症頻度も増え
更には神経痛や麻痺など
厄介な症状を引き起こしていきます。
◆背骨を支える抗重力筋はどうですか?
◆背骨はS字カーブが形成されていますか?
抗重力筋を含めて
現在、ご自身の筋力がどれくらいあるのか?
体重を締めているのは
筋力なのか脂肪なのか?
ご自身のカラダの中を数値化されてください
ご希望の方は下の画像をクリック
そして、運動不足は解消しましょう。
まず歩くことから。
そして栄養面でも
様々な栄養素が必要となりますが
まずは食事の内容を確認する事です。
大半の方は糖質中心の食事内容です。
砂糖、小麦など食べ過ぎていませんか?
これらはカラダを構成する上で
沢山必要となりません。
逆に摂り過ぎてカラダに余ると
脂肪になります。
タンパク質を中心にし食事内容について
詳しく知りたい方は私(ささき)までメールで
ご連絡ください。
そして、そもそも背骨が歪んでいたら
土台や柱が傾いているので
筋肉に負担が掛かりますよね。
筋肉同様に
配列や背骨の捻じれや変形の進行状態など
現状を確認する必要もあります。
その際は未病(レントゲン撮影)検査を
受けて頂くと簡単に確認しお伝えすることが出来ます。
一時的な腰痛に対して
対症療法(湿布やマッサージなど)も
有効なケースがあります。
しかし、原因を放置すると
同じような症状を繰り返し慢性化する
可能性が非常に高くなります。
ある日突然、
ちょっとした動作で腰に激痛が走り
力が入らなくなり立てない
ふくらはぎや足の指先がしびれて痛い
神経症状で睡眠不足に…
このような経験をしない為にも
原因を調べてください。
最後まで読んでいただき
有難うございました。
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