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腰の痛み

腰痛を繰り返す要因について

腰痛 ヘルニア 腰の痛み 堺市西区 大阪



年齢と共に
慢性的に腰の不調を感じる…
朝方の腰痛が続いている…
同じ姿勢を維持すると腰が怠くなる…
過去にぎっくり腰をしてるから不安…
若い時はすぐ良くなってたけど…

このまま腰痛が悪化して
ヘルニアになったらどうしよう…
歩けなくなったら…と不安になります。

もちろん
加齢など年齢的な問題も
仕事で負担のかかる姿勢を保持することも
腰痛を長引かせる要因になります。


しかし、
誰しもが平等に加齢し老化していきますが
すべての方が腰痛に苦しんでいる
わけではありません。

同じように仕事をしていても
全く腰に症状がない同僚も
いるでしょう。


しかし痛みや不調には
何かしらの要因が必ずあります。


とは言え…
腰痛の原因は沢山あり
直接の原因を見つけ出す事は
難しいと言われています。


まず
繰り返す腰痛を発症する原因について
考えてみましょう。


明らかな外傷や
医学的な腰痛の要因を除くと


栄養不足
血行不良
筋力低下
過体重
筋肉の柔軟性低下
姿勢の悪さなどが影響します。


また要因が一つなのか、
複数関係しているのかにより
更に原因解明が複雑になります。


上記の要因の中から

私(ささき)の臨床経験で
多くみられた要因を挙げると
「骨格(姿勢)の問題」
「筋力(栄養)の問題」があります。

今回はこれらの要因について
お話しさせて頂きます。

まず
骨格(姿勢)の問題について

私たちの体を支える重要な背骨

首:7個の頚椎
背中:12個の胸椎
腰:5個の腰椎
尻:仙骨・尾骨

※1つ1つの背骨を椎体と言います

24個の椎体と骨盤、
そして椎体と椎体の間にある

クッションの役割をする椎間板で
背骨を形成しています。

前後から見ると
一直線の棒状に配列している
ように見えますが


側面から見ると
首は前、背中は後ろ、腰は前と
ゆるやかなS字状カーブを描くように
弯曲し並んでいます。


この正常と言われるS字状カーブにより
関節の安定性と関節の柔軟な動きを
備えることが出来ます。


レントゲンの分析をしていますと
配列に問題を抱えている方の多くに
慢性腰痛や腰の不調を確認します。

本来、背骨が正しく整列していると
関節が安定し筋肉の柔軟性が保持出来ます。


しかし
配列に問題が生じると
関節が不安定になり
関節を支持する〈筋肉〉が
緊張し始めます。

この緊張状態が長らく続くと
過緊張となり〈筋肉〉の柔軟性が
さらに失われます。

この段階では
あまり症状を感じないので
何の処置をすることもなく過ごし

その結果、
筋肉の過緊張がより悪化して
硬直状態へとなります。


腰を支える筋肉へ
血液循環が悪くなり疲労物質が蓄積
腰痛を発症する原因となります。


もし骨格を確認するレントゲンで
背骨の配列に問題を確認しましたら
歪みを正す処置を必ず優先してください。


間違っても原因が分からないまま
マッサージなどの対症療法を
受け続けることは避けてください。


腰痛のループから
抜け出す事が難しくなり
コルセットが手放せない…
状態にもなりかねません。



首と腰痛の関係性はこちらで解説しています



もう一つの要因は
筋力と栄養の問題です。

加齢と共に
運動する機会が激減し
運動不足になる方が大半です。

運動不足により
腰周辺の筋力が衰えて
柔軟性が低下していきます。


筋肉は凝り固まり
血流が滞ると
血液や酸素を細胞へ
十分に届けられなくなります。


また、
疲労物質の回収も出来ず蓄積し
痛みを発生させる発痛物質が
放出されます。

ですから適度な運動で
筋肉の弛緩・収縮を繰り返し
関節を適度に動かすことにより
血液の流れが良くなり
代謝の促進に繋がります。



この時に必要になる栄養素が
「タンパク質」です。

タンパク質は
骨、筋肉、靭帯、血液、血管、
酵素などの材料として使われます。


いくら筋肉を動かしても
血管を流れる血液状態が悪いと
効率よく必要な酸素や栄養を送り届け
老廃物を回収することは難しいです。


腰痛が長引く、
なかなか改善しない方は
普段の食事でタンパク質を
十分召し上がっていないと
考えられます。


実際に慢性腰痛のお客様に
食事内容をお尋ねしますと
ほとんどの方は
炭水化物(糖質)>脂質>タンパク質
の食事内容でタンパク質が不足しています。

カラダを作る材料として
1番必要となるのは「タンパク質」です。

筋肉、骨、臓器、血液、髪の毛、皮膚
酵素、ホルモン、免疫細胞など
これら全ての材料として
日々利用され続けていますので、
不足に陥ると様々な不具合が
起こって当然なのです。

肌荒れや口内炎、疲れが取れない…
「その原因はビタミン不足です!」と
CMでよく流れています。

確かに皮膚や粘膜を作る上で
ビタミンやミネラルが働き必要ですが、

そもそもの材料が無ければ
皮膚も粘膜も骨も筋肉も
しっかり作れないですよね。

骨格を支える筋力を
維持する為に
必要量のタンパク質を
毎日補う

理想は体重1㎏に対して1~1.5gを
毎日摂取しましょう。


私(ささき)は68㎏なので
一日で合計68gのタンパク質を
摂取するように食事、プロテインで
補っています。




今回は慢性腰痛の2つの要因について
お伝えしました。


骨格の歪みを正す治療と同時進行で
しっかり「タンパク質」を摂取し
運動不足の方は運動をする習慣を
つけていってください。

少しずつでも結構です。
頑張っていきましょう。



本日も最後まで読んで頂き
有難うございました。