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健康のはなし

睡眠と自律神経の乱れ2

頭痛 ストレートネック 堺市 tlbc

“寝ても寝ても疲れが取れない”
“寝ても寝ても眠い”
“熟睡していると思うけど眠いたい”


この様に感じている方が多いようです。


下記ブログを読まれた方から「眠れない」「熟睡できない」と相談を受けましたので睡眠と自律神経について今回もブログを書きました。

よろしければこちらもご覧ください
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“寝ても寝ても疲れが取れない”
“寝ても寝ても眠い”
“熟睡していると思うけど眠いたい”


これら共通して言えることは
実は「眠れていない」…。
言い換えると「脳を休められていない」ということです。


本人は寝ている…と思い込んでいるだけ…カラダは休まっていても「脳は休まっていない」状態なのです。

良質な睡眠とは、「脳を休める」=「脳がねむる」ってはじめて得られます。しかし、現代では、脳を休める事が難しくなっていると思います。

その大きな一つの理由として…”スマホ”の見過ぎです。
※首(頚椎)への負担も大きいです(-_-;)

閲覧時間が長くなればなるほど、視神経を経由して脳の中心に存在する視床下部が過剰に刺激されて自律神経バランスが崩れます。自律神経バランスが崩れると、過剰に受けた刺激を緩和させる事が難しくなり、良質な安眠が出来なくなるのです。

そして、過剰な刺激はエネルギーの消耗を激しくさせます。そして、睡眠に必要なエネルギーを合成し難くなり疲労がどんどん蓄積していきます。

このエネルギーの消耗を極力少なくするには、過剰な刺激を減らすことが最善策なのです。


しかし…“スマホ”を閲覧する時間を減らしてください!!…と言っても、「はい、分かりました」と時間を減らせる人はいません。


ただでさえ、アプリやゲーム、動画サイトなど依存性が強くなるように作られていますからね…

「時間を減らすのはなかなか難しいよね〜」とスマホを離せない方は、寝られない…疲れが取れない…と、状態が良くなることもなく、さらに悪化して日常生活や仕事においても支障をきたす事になっていくと考えられます。


脳で感じている「しんどい」状態が麻痺してしまうと、これがニュートラルな状態だと思い始めます。「なんかいつもしんどいけど…ま、こんなもんかなぁ〜」と、自身で体調不良を作り上げている事に気づけなくなります(-_-;)

TLBC堺 動脈硬化 ストレートネック

そうなれば改善しよう、改善したいと思わないですよね。心配して色々とアドバイスをしても、ご自身の体調改善に無関心なので何を言っても反応は得られません…(汗)

“スマホ”の閲覧を減らす提案を素直に聞き入れられる方は「健康になりたい!」「何とか疲れをとりたい!」「元気で快適に暮らしたい」という目的を持たれているので、良質な安眠を手に入れる事が可能となるでしょう。

そんな前向きな人にお話したい安眠に必要な2つのポイント。


一つ目は
▼睡眠ホルモン合成に絶対必要な栄養素


二つ目は
▼自律神経を整える



では1つ目のポイントから
それは《メラトニン》

「メラトニン」は、「睡眠ホルモン」と呼ばれ睡眠に深く関係するホルモンです。


起床からメラトニンの分泌が止まり活動準備態勢に入り、日の入り頃から少しずつメラトニンが分泌されていきます。


そして午後9時~午前0時頃がピークとなり、午前3時頃まで分泌されます。その後、徐々に分泌は減少していき、日の出と共にほぼ止まります。

この様に本来の機能が正常に働いていると健康に日々過ごせるのですが、不規則な生活が習慣化すると本来のメラトニン分泌周期が乱れ、分泌量が減少すると睡眠障害などの症状が表れます。


寝付きが悪い人…
寝ようと頑張っても寝られない方は、睡眠ホルモンの「メラトニン」が不足している可能性が高いです。

あと、メラトニンは10歳頃が分泌のピークと言われ、40歳代でピークの1/6に減少すると言われています(悲)。20~30歳代の不規則な生活習慣で自律神経のバランスが崩れると、将来的に非常に辛い症状に悩まされることになります…ご注意ください。

またメラトニンは、腸内環境にも関係があります。睡眠ホルモンのメラトニンは「セロトニン」から生成され、この「セロトニン」は腸内で90%以上生成されています。便秘や下痢など腸内環境が劣悪な状態だとセロトニンの生成がスムーズに行えません。その結果、メラトニン不足に陥り⇒睡眠に影響を及ぼします(汗)。この点から腸内環境を改善することは、スムーズな良質な睡眠に繋がります。

さらに重要な事は、普段の食生活の問題。




このセロトニンは、必須アミノ酸の一つ「トリプトファン」を原料として生成されます。現代は、糖質過多の食事内容の為、タンパク質不足になりがちです。タンパク質不足はアミノ酸不足、つまりトリプトファン不足に繋がり⇒セロトニン不足⇒メラトニン不足となります。質の良い睡眠を手に入れる為には、食生活を見直しタンパク質を摂取することから始める必要もあります。






◆そして「自律神経を整える」
寝る為には、自律神経を整えることが重要です。

自律神経は交感神経と副交感神経の2つの神経が切り替わり私たちの生命活動を担います。


昼は、交感神経優位(活動モード)
夜は、副交感神経優位(リラックスモード)


このように神経の切り替えを正常に行う必要があります。この切り替えが上手くいかないと「寝付けない」「夜中に何度も目が覚める」など、良質な睡眠を摂ることが困難になります。

この自律神経を乱す要因に頚椎(首)の歪みがあります。


頸椎の問題と言えば「ストレートネック」「スマホ首」などがあり、これらは自律神経のバランスを乱します。


なぜ頚椎と自律神経が関係あるのか??

それは、自律神経をコントロールする脳の視床下部と上部頸椎の位置関係にあります。

この部分にストレスが掛かり圧迫される、血液や神経の働きに悪影響を及ぼし自律神経のバランスを乱すことになります。

詳しくはこちらのブログをご覧ください。



とにかくストレスの多い現代人は良質な睡眠を必要としています。

睡眠時に成長ホルモン、メラトニン、コルチゾールなどカラダやココロのメンテナンス、アンチエイジングに必要なホルモンが沢山分泌されています。

睡眠の質が悪い、欲求処理で睡眠時間を削るとは、これらのホルモンの分泌リズムを乱してカラダやココロの不調を自ら作っていることになります。

食生活を見直してタンパク質を摂取し、頚椎の問題を改善させて自律神経を整えることが質の良い睡眠を得られ、脳を休ませることに繋がるのです。


最後まで読んでいただき有難うございました。