フェイスラインを気にされる女性が多く、スキンケアやエステサロンに行かれる方多いですよね。
しかし、姿勢がフェイスラインに影響を及ぼすって言われているのをご存じですか?
悪い姿勢が続くと首や顔の筋力が低下しやすくなり、顔の輪郭が崩れたり、口元がたるんだりすることがあります。特にスマホを長時間使用すると、うつむいた姿勢が習慣化し、知らず知らずのうちに姿勢が悪くなってしまいます。
姿勢の悪い方は、首(頚椎)が歪んでいる事が多く、実際にレントゲンを拝見すると「ストレートネック」「後弯カーブ」と言った状態になっていることがよく見られます。
今回は姿勢と「顔のたるみ」の関係性についてお伝えいたします。
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見た目の年齢を引き上げる顔のたるみを避けたいと思っている女性は多く、フェイスラインを引き締める対策をしている方もいるでしょう。
顔のたるみの主な原因は「加齢」と「糖化」です。加齢のスピードを遅らせることが、たるみの予防・改善につながります。
取り組みポイント
◎栄養の問題
まず、しっかりと栄養を摂取できる食生活を送れているでしょうか?
手軽さを重視して外食や惣菜に頼りがちな食事では、栄養バランスが偏り、必要な栄養素が不足してしまいます。肌の材料となるエラスチンやコラーゲンの生成が十分に行われず、質も低下してしまうのです。
また、加齢とともに食事量が減り、胃腸の働きも低下するため、消化・吸収の効率が悪くなり、必要な栄養が不足しがちになります。そのため、【タンパク質<糖質】の食事から【タンパク質>糖質】へとシフトすることが大切です。
特に、お菓子や果物、白米や小麦などの精製された糖質を過剰に摂取していると、体内に使いきれなかった糖が余ってしまい、「糖化」を促進します。糖化が進むと、シワやシミ、たるみなどの肌老化を加速させるため、注意が必要です。
※糖化についてはまた別のブログでお伝えしますのでぜひチェックしてください。
◎肩こり(首の歪み)の改善
一見関係がないように思えますが、顔のたるみには「肩こり・首こり」が大きく影響します。
現代人はスマホを使用する時間が長く、「肩こり」を抱えている人が多いですが、その一番の原因は頚椎の歪み(配列異常)です。ストレートネックや猫背の状態では、頚椎椎間関節が硬くなり血行不良を引き起こし、首や肩の疲労が蓄積します。この慢性化した緊張が肩こりを引き起こし、結果として顔の筋肉も影響を受け、たるみの原因となります。
◎姿勢の問題を改善する
人間の骨格は、建物の柱や土台と同じようにカラダを支える役割を持っています。デスクワークや長時間のスマホ操作で前傾姿勢が続くと首や背中の筋肉に過度な負担をかけてしまいます。肩こりと同様に、血行不良を引き起こし、たるみや顔のくすみに影響を与えます。
◆原因を確認が必要
肩こりの原因がは一つではありません。
例えば
頚椎の歪みが関係しているのか?
栄養の問題なのか?
運動不足が影響しているのか?
まずは原因を確認し、適切な対策を摂ることが大切です。
例えば、慢性的な肩こりを抱えている方のレントゲンを確認すると、多くの場合、頚椎の配列異常が見られます。
レントゲン【正常】
【ストレートネック】
【後弯カーブ】
姿勢の悪化と顔の老化の関係
肩こりは単なる肩の筋肉の硬直ではなく、首の緊張が原因となっていることが多いです。首コリが筋緊張を引き起こし、その影響が肩や背中へ広がり、顔の筋肉が引っ張られて下垂します(怖)。
さらに、胸が閉じてきて巻き肩になると、肩甲骨が外側へ引っ張られ「猫背の姿勢」が強くなります。その結果、首や肩の血流が滞り、老廃物や余分な水分が溜まってむくみの原因にもなります。
慢性化すると…
・下垂し、ほうれい線がくっきり浮かび上がる
・頬や口周辺の筋肉がたるみ、口角が下がる⇒マリオネットライン
・頬が下がりゴルゴライン(ゴルゴ13の頬の線)が現れる(汗)
子供の”もこっ”とした“ほっぺた”のように筋肉の作用で引っ張り上げられていたのが、加齢と共に下がる影響でゴルゴラインが発生します。
また、顔を前に突きだす姿勢(顎を前に出す姿勢)が二重あごや首のシワを引き起こす原因になります。
姿勢と血流の影響
ストレートネックや猫背の状態は、頭が前方に移動し、僧帽筋や肩甲挙筋が過剰に収縮します。その結果、首の前側の筋肉が緊張し、血管が圧迫されて新陳代謝が低下し、むくみが生じます。
特に、伏臥位(うつ伏せの状態)でスマホを操作したり、本を読む習慣がある方は、首や背中の筋肉への負担が増し、顔のたるみや腰痛の原因となるので注意が必要です。
正しい対策をとる重要性
美容整形やエステ、美容液など、さまざまなアンチエイジングの選択肢がありますが、効果を実感する為には、まず姿勢の改善や栄養の見直しが必要です。
ネット広告で「この栄養素を摂るだけで美肌に!」や「おススメの飲む美容液」といった宣伝をよく見かけますが、本当に効果があるかどうか慎重に判断することが大切です。
肌の張りや潤いを保つために
肌の材料となるタンパク質は、肌の張りや潤いを維持する為に欠かせません。まずは十分なタンパク質を摂取することが重要です。いくらビタミンやミネラルを補っても、基礎となるタンパク質が不足していると、その効果は半減してしまいます。
当オフィスの未病検査では、不足栄養を確認できます。気になる方は、ぜひ私(ささき)までご連絡ください。
姿勢の悪さがもたらす影響
姿勢が悪い方は、骨格が歪んでいる可能性があります。その結果、慢性的な肩や首がこりにつながり……
・頭の付け根から肩甲骨の間の筋肉がたるむ
・血流が悪化し、老廃物が停滞
・浮腫みや脂肪の蓄積が進み、背中が盛り上がってしまう
こうした変化が顔のたるみへとつながるため、注意が必要です。
顔のたるみが気になっている方で、こんな症状がある方は要チェック!
以下の症状が気になっている場合は、未病検査(レントゲン検査)で現在の状態を確認することをおすすめします。
▼肩・首コリが酷い
▼猫背
▼背中の痛み
▼慢性的な腰痛
▼ストレートネックと診断されたことがある
姿勢や栄養の改善は、美しさだけでなく健康にもつながります。今の状態を知ることで、より効果的な対策をとっていきましょう。
最後まで読んでいただき有難うございました。