朝、顔を洗おうと
前に体を曲げた瞬間に腰に激痛が走り
「あっ!やばい筋やったかも(大汗)」
その後、全く動けなくなり、
冷や汗たらたら(大汗)
と、この様な体験をされた方は
よく分かると思います。
因みに…
私(ささき)は、
有難いことにご縁はありません。
この様に突然腰痛に襲われる状態を
医学用語では“急性腰痛症”と呼ばれます。
いわゆる「ぎっくり腰」です。
「ぎっくり腰」は、
お馴染みだと思います。
しかし、ぎっくり腰には別名があり
「魔女の一撃」とも言われています。
この呼び方は、聞き慣れないかもしれません。
“ぎっくり腰”を発症するとき、
本当に一瞬の動作です。
ぎっくり腰を発症した動作には
〇朝、洗顔で前に屈んだ瞬間
〇靴下を履こうと屈んだ瞬間
〇重たい荷物を抱えて腰を捻った瞬間
〇暫くしゃがんだ姿勢で作業をして立ち上がった瞬間
〇床の物を拾い上げた瞬間
が、良く聞く発症時の動作です。
上記以外の動作として…
〇少し前かがみで横の新聞を取ろうと、手を伸ばした際に「あっ・・・」と
腰に電気が走るあの不安な瞬間
※近いは私(ささき)も経験あります
このような動作時に
魔女の一撃をくらうことが
多いようです。
とても辛く激しく痛む
ぎっくり腰を経験された方には、
解って頂けると思います。
一人で起き上がることも…
立ち上がることも出来ない激痛(大汗)
筋骨隆々の大の男性でも、
奥様の肩を借りてなんとか
トイレで用を足すことができましたが
そばに誰もいなかったら…
もう悲惨です。
こんなとても辛い“ぎっくり腰”
二度と経験したくないと思う筈ですが、
のど元過ぎれば忘れてしまいがち。
多くの方は“ぎっくり腰”を
結構な割合で繰り返しています…汗)
繰り返す要因…
私(ささき)が思うには
ぎっくり腰は『腰の原因』だと
思っている方が多いからです。
実は、
ぎっくり腰の原因は『腰』ではなく
『首』にあるのです!
とは言え、ぎっくり腰になったら
急性期は
〇安静
〇痛みのポイントにアイシング
と安静を重視しがちですが
〇動ける範囲でいいので動いたほうが
イイです。
動くことで、血液循環が良くなり
負傷部位へ酸素や栄養を送られて
激しい痛みも少しずつ軽減し、
症状が軽減してきます。
安静にしすぎると血流が悪くなるので
動ける範囲で少しずつ無理なきよう
動いてくださいね。
しかし、注意するべき“ぎっくり腰”は
腰を負傷後から足に神経痛や
足の痺れを発症する場合です。
これは≪ヘルニア≫を発症している
可能性があります…悲)
ヘルニアは状態を悪化させる可能性が
非常に高くなり細心の注意が必要です 汗)
ヘルニアと聞いて
頭に浮かびやすい症状の一つに
≪坐骨神経痛≫があります。
非常に厄介な神経痛です。
ここで
簡単にヘルニアについて
お伝えします。
背骨の間には椎間板があります。
クッションの役割を担っている
とても重要な組織です
この椎間板は、
20歳以降は組織の老化が進み
柔軟性が消失していきます。
背骨の歪みに伴い圧迫されると
膜を突き破って「突び出す」…
“突出する”ことを「ヘルニア」と言います。
ヘルニアの代表的な症状の
≪坐骨神経痛≫を説明すると、
ヘルニアした椎間板により
腰椎から足へ伸びる太い神経が
圧迫を受ける神経障害です。
痛みやしびれが悪化すると
麻痺などの神経症状を発症する
非常に厄介な神経痛です。
整形外科では
基本的にビタミン剤や
血流を改善する薬を処方され保存療法、または
神経ブロック注射や、
外科的処置としてオペを行います。
一度の注射や外科的処置のより
ヘルニアによる症状が改善されたと
聞きますが、
しかし、
症状が全くなくなるケースは稀だと
聞きますので…
ヘルニア症状が再発するケースも
よくあるということです。
一時的な症状緩和として、
対処療法が必要なケースはあります。
しかし、症状を出している原因を
見つけ出して対処することで
はじめて再発防止につながると思います。
ここで・・・
腰椎ヘルニアを発症しやすい
「骨格の歪み」のポイントを
お伝えします!
それは、腰の横から見た時がキーポイントになります。
骨格即ち背骨に於ける
「腰のカーブの歪み」
構造上、
背骨はS字状にカーブし、
首と腰は前に向いてカーブしています。
これが背骨の基本形で
重要な“頭”を支えながら
バランスを取っています。
背骨が歪むみ
腰椎のカーブが減少すると、
腰の筋肉へ負担をかけ
背骨の関節の動きが悪くなり
椎間板への圧力が高まり続けると
外側へ突出する圧力が増大し
ヘルニアするリスクが高くなります。
「腰のカーブが
ヘルニアや腰痛の原因なんだ!」
それは間違いありませんが
実はこの腰のカーブがない場合、
首のカーブもないのです。
⇑⇑⇑⇑⇑ここ重要です。
レントゲンデータを見て頂くのが
分かりやすいと思います。
ご覧いただいた様に・・・
首や腰のカーブが少なくなり
負担かかかり続けると、
ヘルニアや慢性的な腰痛に
悩まされる確率が非常に高くなります。
これは骨格の問題だけではありません。
食生活の問題、つまり栄養状態も関係します。
もしこれを読まれている
あなたの食生活が偏っていて
栄養が不足していると
加齢と共にさらに
椎間板が硬くなっていくはずです。
栄養状態が悪く
水分が少なく硬い椎間板に
高い内圧が掛かり続けている状況。
そこに急圧が加われば…
外膜を突き破りヘルニアするリスクが
高くなりますね(怖)
慢性的な腰痛を抱えている上で、
骨格の歪みが気になっている方
食生活で不足栄養が気になっている方
運動不足の方
同じ姿勢で作業される方(デスクワークやドライバー、中腰の姿勢での作業)
は、レントゲンで骨格に問題がないか
確認する必要があります。
魔女の一撃からヘルニア発症…汗)
誰しもその危険はあります。
慢性的に腰痛を抱えている方は、
背骨が正しく整列しているかどうかを
必ず確認することをお勧めします。
本日も最後まで読んで頂きありがとう御座いました。