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カラダのはなし

長引く腰痛はヘルニアが原因?

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朝、顔を洗おうと前に屈んだ時
靴下を履こうと屈んだ時
重たい荷物を抱えて腰を捻った時
しゃがんだ姿勢で作業をして腰を反らした時
床の物を拾い上げた時

など、日常生活のちょっとした動作で腰痛を発症するケースがあります。本人も何か特別なことをした自覚はありません(汗)。症状悪化に伴い激痛で立てない歩けないと悲惨な状況に!!
経験者しかわからないこの辛さ…


腰だけの症状ならまだしも…お尻や脚に神経痛や痺れ、疼くなどの症状を併発するケースは【腰椎ヘルニア】による坐骨神経痛を発症している可能性があります。

基本、ヘルニアはMRI検査で確認します。



そして、注射や外科的処置によりヘルニアの症状が改善された話を聞きますが、ヘルニア症状を再発するケースもそれ以上に耳にします。


本日来院されたお客様と腰椎ヘルニアの話題が出ました。ヘルニアの手術をした人がいたらしく…「思い切ってオペを受けてよかった」とお客様に手術を勧めてきたそうです。ところが3か月経過した辺りから痛みが再発している…と(汗)、それを見て「自身は手術を出来る限り避けたい」とおっしゃっていました。「なぜヘルニアのオペをしても再発するのか?」と聞かれたので、「ヘルニアとは結果の症状であり、原因は解決されていないからです。」とお伝えしました。



そのヘルニアとは?
臓器や組織の一部が本来あるべき位置からはみ出した(突出した)状態をいいます。



首で発症すると「頚椎椎間ヘルニア」腰なら「腰椎椎間板ヘルニア」です。



この椎間板は背骨のクッションの役割があり重要な組織です。本来柔軟性があり衝撃を吸収してくれるのですが加齢による老化現象や食生活の問題(あと喫煙も関係があるようです)などの影響が一般的に言われています。我々の骨格矯正治療の見解では『背骨の配列異常』も大きな要因と考えています。



整形外科では、ビタミン剤や血流を改善する薬を処方され保存療法、または神経ブロック注射や、外科的処置としてオペを行います。注射やオペ以外の対処療法を受け一時的な症状緩和が望めることもございますが、症状を出している原因を見つけ出し対処することが一番の再発防止となります。

ヘルニアを発症する要因として
「偏った食生活は椎間板の老化を進める」


「血液の栄養状態が偏る(糖質中心)食生活」や「消化や吸収の機能が低下している」と、必要な栄養が不足し椎間板に必要な「コラーゲン」の生成がスムーズに行えません。その結果、椎間板の老化が進み、椎間板の修復が遅れます。



このコラーゲンを生成する上で必要となる栄養素は【タンパク質(アミノ酸)+ビタミンC+鉄】です。この3つの栄養素から自らコラーゲンを生成します。椎間板の老化防止には、これらの栄養素の不足を避けなければなりません。

そこで皆さんは毎日の食事でこれらの栄養素を補えているでしょうか?女性は月経などで「貧血気味」の方が多いようですが、貧血はタンパク質不足と鉄不足しています。コラーゲン生成に必要な3つの栄養のうち2つが不足していますよね。※不足に対してコラーゲンドリンクやゼリーでは補うことは難しいですね。



「骨格の配列の問題のよる椎間板への影響」

骨格の配列で重要となるのがS字状のカーブです(皆さん一度は聞いたことがあると思います)。椎体(背骨)の構造上、首と腰は前方向に弯曲するように配列します。正しく配列により上下の関節面で椎体(骨)をしっかり支え合うことが可能となり、椎間板へ均等に圧を掛けることが出来ます。


しかし、背骨や骨盤の歪みにより腰椎の前弯カーブが減少し配列が乱れると、上下の関節面に問題が生じ不安定となり、椎間板への負担が掛かります。その結果、椎間板への圧力が均等ではなく、一方向に圧が高まる状況となります。



この時にカラダを屈んだり、後ろに反らす、腰を捻る動作で椎間板への圧が一気に高まり、外へ突出する力が加わります。⇒⇒⇒つまりヘルニアするのです。




では腰のカーブがあるのを確認しましょう。
カーブがある正常な状態とカーブが無くなった状態をレントゲンで見てみましょう。




このようにレントゲンで比較すると腰のカーブがよくわかります。
腰のカーブが少ない状態を続けていると慢性腰痛、ヘルニア、さらには脊柱管狭窄症などの重篤な症状を発症する確率が非常に高くなります。


食生活が悪く栄養が不足し、硬くなった椎間板に腰の配列異常で高い内圧が掛かり続けている。この状況は早急に改善する必要があります。



慢性的な腰痛を抱えている上で、同じ姿勢で作業される方(ドライバーやデスクワークなど)、重量物を持ち上げたり支えたりする方や運動不足が気になっている方、猫背や首が傾いているなど姿勢を気にされている方、肩こりや首の痛みを慢性的に感じている方は、背骨の配列が確認できる【未病レントゲン検査】を受けられてください。※ご希望の方は私(ささき)までご連絡下さい。あと栄養状態を確認したい方は【未病血液検査】をご利用ください。


これらの検査のより、将来的にヘルニアを発症する可能性が高いと確認できるならば調べてみたいと思いませんか?痛みが強くないとまだ大丈夫っしょ!と思われている方が大半かもしれません。


ヘルニアになってもネットで沢山の治療やヘルニア改善ストレッチ方法を情報を入手できるのでご自身のあった方法で対処されたらよろしいかと思います。しかし、上記にもあるように一時的な解消や改善は望めても根本的な改善することはそう簡単にいかないケースが多いです。


ヘルニアを経験されてからちゃんと調べておくべきだった…と思う前にぜひご確認下さい。



本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。


神戸界隈でヘルニアでお困りの方はぜひご覧ください
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