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カラダのはなし

ゴルフ後の骨格ケアが必要と考える理由

TLBC堺ゴルフ ヘルニア


ゴルフプレー翌日に
首の痛みを訴えられたお客様が
お見えになりました。

ゴルフプレイ後もそうですが
日ごろからのケアが大切だと思い
今回ブログに書かせていただきました。

当オフィスのお客様(男性)

コースに出る前に
ドライバーで素振りをした瞬間、
右首に電気が走る痛みを感じる。

一瞬、やってしまった…と思いましたが
その後のスイングでは
痛みを感じなかった為
プレイを続行されました。

ハーフまで首の痛みを忘れて楽しむ。
しかし、突然異変が現れました。

昼食後、階段を上がる途中、
サングラスを忘れていると
下のフロアから声を掛けられて
急に左方向へ(少し下を向く角度)
振り向いた瞬間に右首に強い痛みを
感じました。



右首の痛みはあるが、
最終ホールを終え帰宅。

翌朝、首の激痛で目覚めます。

頭を起こせない状態…
少しでも首を動かすと激…
歩く振動が響く度に激痛…と、
人生初の経験だったと言われていました(二度と経験したくない)。


整形外科を受診し
注射で痛みから解放され安心。
レントゲンで骨に異常と聞き安心。

しかし
第6.7番目の頚椎間の狭窄
第7頚椎第1胸椎のヘルニアの疑いから後日CT検査へ。

CTの結果、
軽度のヘルニアと診断を受ける。


整骨院で牽引治療や電気治療、
マッサージを受けていたが
早くゴルフに復帰したいと…

知人の紹介で当オフィスに
ご連絡を頂き来院されました。



初診時は、
・右首から右背部の痛み、
・右上腕の疼き←ヘルニア症状?
(問診中も腕を撫でていた)
・可動域の制限も著明
(左側屈、左回旋の制限)

今回の負傷原因として
”プロのスイングを真似して
強く振りすぎて痛めた事が原因だ”
と言われました。

提携クリニックで撮影頂いた
レントゲンを拝見すると、
原因と考えられる頚椎の歪みを
確認することが出来ました。


お客様にスイングの真似は
今回の発症の”きっかけ”に過ぎず、
頚椎の配列問題がそもそもの要因だと
お伝えしました。


そしてご自身の首の歪みに
驚かれていました。


多くのゴルファーは
頚椎に問題を抱えている事に
気付かずプレイをしています。

これは腰椎や骨盤も同じで、
骨格に問題があるのに練習で球を
打ちまくっているのですから
痛みが出ても当然で…

腰痛で困られているプロも
沢山いらっしゃいます。

〇頸椎の歪みとゴルフスイング


幅広い年齢層でゴルフを
楽しまれていますが
カラダの故障を訴えられる方も
多いです。


特に腰椎ヘルニアなど腰を患う方が
多いと思われていますが、
ゴルフのスイングで首を痛めるケース
は非常に多いです。


正面を観た時は、
鼻中隔から垂直に下したライン上に
一列に並んでいます。

そして、顔を右に向けると
頚椎の1番から6番までが
一列に並んで左方向へ回旋します。


この際、
頚椎6番7番で回旋運動の
ストレスが掛かります。


アーリーフォロースルーまでは、
顔はボールのあった位置を
見た状態をキープしたまま上半身を
素早く振り抜きます。

この瞬間、第6.7頚椎の関節や椎間板に
相当な力が加わります。

しかも同じ方向へ何十回
何百回も繰り返し捻っているので
首には相当な負担をかけています。


繰り返し瞬発的に首を捻る動作に
適した構造では無いので、
椎間板や関節への相当な負担により
頚椎椎間ヘルニアで困っている
ゴルファーが多いそうです。




◆なぜヘルニアを発症する方が多いのか??について

頚椎の構造から考えてみましょう。


首の背骨…頚椎は7個の小さな骨が
連なって形成されて、
前方に凸を作るように
緩やかに弓状に弯曲しています。
これが正常な配列です。

この前凸カーブは、
5〜6キロある重い頭を安定し支え、
衝撃を吸収する役割があります。

一つ一つの椎体の間に椎間板があり、クッションの役割を担っています。


ゴルフのフォームで下を向く姿勢が
頚椎や椎間板にストレスを掛けます。

下を向くと、前凸の緩やかな弯曲が
後方へ凸の弯曲になります。


前凸弯曲の状態では、
椎間板へのストレスは少ないです。
下を向いた姿勢は、
椎間板の前側に圧が強くかかり
後方へ椎間板の髄核を押し出す力が
かかります。


そして椎間板の中心の髄核が
突出(ヘルニア)します。

ボールインパクト時から
スイング後の右下を向く姿勢は、
まさに椎間板へ不均等な圧を与えて、右前側の椎間板に圧が掛かります。

逆側の左後方へ強く押されて
飛び出そうと圧が掛かり続けます。

何百回とスイングしてきた分、
同様に頚椎・椎間板にストレスを
かけ続けてきています。

繰り返す圧のストレスにより
ヘルニアしなくても
椎間板や軟部組織が腫れて
神経を圧迫すると神経症状を
発症します。


例えば、
ヘルニアにより疼くような痛み、
痺れ、神経痛、握力低下など…


日常生活に於いても
頸椎に負担を掛けているので、

ゴルフで負担を掛けた後は
骨格のメンテナンスが必要だと
お伝えさせて頂いています。

それよりも重要な事は、
ゴルフで首を痛めたのか?
そもそもゴルフで痛める首だったのか?確認しておく事です。




実際に
レントゲンを拝見させて頂くと、
この状態は
ゴルフで首を痛めるだろな…という
頚椎の歪みを確認します。

もともと
ストレートネックやスマホ首など
頚椎の配列異常(歪み)がある方は
慢性的に可動域が減少している為、
勢いよく捻転力を加えると
関節を痛めるリスクは高くなります。


首の不調に対して
マッサージやストレッチを
受けられる方が大半だと思います。

しかし、
一旦症状が落ち着いても
痛みや不快が繰り返すならば、
一度レントゲンで頚椎の状態を
確認する必要があると思います。

頚椎が歪んだ状態は、
高いパフォーマンスは期待できません。

椎間板や椎体関節を痛め、
頸椎ヘルニアを発症するリスクは
高くなります。

ご自身の頚椎(首)の状態を
確認されていない方は、
未病レントゲン検査で
一度異常がないかご確認下さい。


そして、異常を確認した場合は、
この先もゴルフを継続するためにも
定期的なメンテナンスを心がけ下さい。

ちなみに、
今回ご紹介させて頂いたお客様は…

矯正治療を受けてからは、
首の痛みは改善し、
カラダの軸や下半身の安定性が
高まり、力まずにスイングが出来る
ようになったと喜ばれています。

私(ささき)はゴルフをしないので
フォームやゴルフについて
お伝えすることは出来ません。



しかし、骨格構造の視点から
ゴルフのパフォーマンス向上に
お役立てすることが出来ると
考えています。


首や腰の不調や悩みがございましたら
未病検査で骨格の状態を確認させて
頂きます。

最後まで読んで頂き
有難うございました。




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