TLBCオフィスのささきです
もうすぐやってくる
忘年会シーズン
飲み食いする機会が多くなり
気を抜いてると体重オーバー(汗)。
日頃から食生活を気遣い
意識されている方は、
少々食べ過ぎても
コントロール出来るので
問題はないと思います。
しかし、
普段から偏った食事、
満腹になるまで食べる方は
注意が必要です。
食べ過ぎ飲み過ぎは、
胃や腸など消化器官に
かなりの負担を掛けます。
過食を続けていると
吹き出物や口内炎などの症状が表れ
胃腸に負担が掛かっているな…
と自覚しやすいですが、
自覚症状がない肝臓にも
相当な負担が掛かっている可能性が
高いので注意が必要です。
例えば皆さん受けている血液検査で
・肝臓の項目に↑が付いている
・基準の範囲の高い値ギリギリ
・いつも再検査の判定
そして
・医者からアルコールを控えるよう
注意を受けている
・糖尿病・肥満・メタボ
・中肉だけどお腹だけ出ている
このように
医者や家族に注意を受けて、
どうにかしないといけない…
本人も思われているのでは
ないでしょうか。
しかし、
実際何から手を付ければいいか
分からない…
大好きなアルコールを制限するのは
嫌だな…
そもそもどこも痛くもないし
特別変わりもないしだから大丈夫…
そう言い聞かせて、
目の前の重大な問題を
なかったことにしていませんか
肝臓は「沈黙の臓器」
炎症が起こっていても無症状なので
仕方がないのかもしれません。
しかし、
爆弾を抱えていると認識して
初期の段階で対処しなければ
大変な事になります。
肝臓の末期とは…
みなさんご存知の「肝硬変・肝癌」です。
肝硬変・肝癌は、
ウイルス感染が多くの原因と
考えられてきました。
しかし、
近年は食生活・生活習慣の乱れによる
肝臓への負担が肝硬変や肝がんを
発症させることが分かりました。
その要因として、
多量のアルコール摂取、
喫煙、食べ過ぎ、飲み過ぎ、肥満、
脂肪肝、糖尿病などが
あげられています。
この中の『脂肪肝』は、
アルコールが起因で発症すると
考えられていました。
しかし、
アルコールを飲まない方で
脂肪肝を患っているケースが
沢山いることが分かっています。
このアルコールを飲まないのに
脂肪肝を患っている方を
非アルコール性脂肪肝炎
(NASH:ナッシュ)といい
増加しています。
肝臓の働きは
・代謝
・栄養の貯蔵
・解毒
・胆汁の合成
と重要な役割を担っています。
特に食べ物から摂取した栄養素を
エネルギーに変えて貯蔵したり、
アミノ酸を必要な形に合成し
必要に応じて全身に運び
24時間休みなく働き続けています。
そんなことも全く気にすることなく、
飲み過ぎ食べ過ぎを続けて
過剰に負担を掛け続けていると…
当然、肝臓は疲弊します。
特に脂肪肝リスクが高くなるのは
”糖質過多の食生活”です。
よく
「脂肪だから油物を控えたらいい」と
思われている方が多いようですが、
問題は糖質の過剰摂取です。
例えば
うどん、白米、パスタなど
精製された糖質
果物やスイーツを
よく召し上がるのは
脂肪肝リスクが高くなります。
私たちはエネルギーを
必要とするので糖質の摂取が必要です。
しかし、
炭水化物、糖質や糖度の高い物を
好んで食べ続けていると
エネルギーオーバー状態に
なっている可能性があります。
アスリート並みの運動量なら
問題がないと思います。
しかし、
デスクワーク、ドライバー、
基本運動不足です!的な生活スタイルは
エネルギーって大して必要ありません。
過食により過剰に取り込んだ糖質は、
使われることなく脂肪に形を変えて
肝細胞の中に溜まり続けます。
これが脂肪肝です。
「食生活見直し食事制限する」
ことに取り組むべきですが、
放置している方がほとんどです。
ですのでまずは
ご自身が脂肪肝かどうか?
確認されてはいかがでしょうか?
血液検査項目のAST・ALTを確認ください。
本来ならAST>ALTの型になります。
しかし、脂肪肝炎は
AST<ALTの型になります。
「アルコール性脂肪肝」なら
アルコール制限+食生活の改善で
数値が下がります。
ではアルコールを飲まない
「非アルコール性脂肪肝炎」は
どうしたらいいのか?
クスリを飲むからいいですと
言う方もいますが、
クスリを飲み続ける事になるでしょう。
でも薬はカラダに負担が掛かるから
一生飲み続けるのは嫌!!という方は
次回のブログで
脂肪肝を改善する為の取り組みや
改善に必要な栄養素について
お伝えさせて頂きますので
参考にしてください。
肝臓の機能低下は
動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、
糖尿病などの入り口になります。
一日も早く改善に向けて
取り組んでいきましょう。
本日も最後まで読んでいただき
有難うございました。
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