体調不良の相談を受けた際、必ず食生活について質問しますが、栄養的に偏った食事内容の方が大半です。そして、気になるのが食事の量です。
一言で言えば多くの方は食べ過ぎていると思います。
「1日で食事は何回取られますか?」
「間食はどれくらいしますか?」
「お腹があまり減ってないけど時間だからと食事をしていませんか?」
ほとんどの方は1日最低3回食事をとられます。
そこに間食も合わせると1日4回、5回、6回と食事をしていることになります。
当たり前に毎日行う食べる行為で“食べる物や量”を意識している方はどれくらいいるでしょうか?
栄養に興味のない方は、ほぼ意識されていないように思います。
食事は、私たちが生きていく上で必要な栄養を取り込む大切な行動なので、食べる物や量を意識して摂取する必要があります。
何でもかんでも食べればいい⇐これは間違っています。
材料は何か?健康を害する物が使用されていないか?添加物だらけじゃないか?を成分表で確認する事が健康を維持する上で大切でが、無添加や人工添加物が少ない食品ばかりを選ぶのにも限度があります。
ですので、まず“食べる量”を見直すことを優先して取り組まれてください。
食べる量が多いデメリット
“食べる量が多くなる”とカラダは非常に疲れるし、老化が促進されます。
そして《肥満、動脈硬化、糖尿病、脳梗塞、睡眠の質の低下、高血圧などの生活習慣病を引き起こす要因》と言われています。
みなさんもお気づきでしょうね。
食べ過ぎはカラダの不調につながります。
私たちは食べ物を長い時間を掛けて消化・吸収し栄養素を取り込んでいます。
その栄養素でカラダを作り、活動エネルギーを得ています。
この自然に行われている消化や吸収は、重要な活動なので沢山のエネルギーを必要とし、大変疲れる行為です。
これを無意識に続けている訳です。
胃腸を休めてあげなければなりません。
例えば、1日2食にするとか、食事量を腹7~8分目で調整すると胃腸へのストレスが減少し、内臓疲労を軽減させることが出来ます。
私(ささき)も以前は暴飲暴食してしまうことが良くありましたが、現在の回数や腹7~8分目で調整しているのでカラダは楽です。
また今年の正月明けは体重が70㎏と人生初の70㎏でしたが…現在は食事量を減らし62㎏をキープできています。
“食べ過ぎ・飲みすぎる”と胃腸や肝臓など大半の内臓を夜通し働かせて、カラダの修復を始める頃に目覚める時間…これでは疲労が回復していないのでカラダは怠く目覚めは最悪ですよね。
こんな状態を続けていると生活習慣病も発症しやすくなりますよね(汗)
食べ過ぎ(&飲みすぎ)は、どんどん内臓を疲れさせ、消耗させます。
そうなれば回復力、回復スピードも著しく低下しどんどん老化が進んでいきます悲
この老化現象で恐ろしいのが血管の老化、つまり”動脈硬化”です。
食べ過ぎは、動脈硬化を進行させる“活性酸素”を大量に発生させます。
“活性酸素”は、生体維持や感染防御など必要な存在ですが、過剰発生するとカラダにとって問題を起こします。
動脈硬化の進行以外に《免疫機能の低下》《がんの発症》につながる危険があり、活性酸素を大量に発生させない為にも食べ過ぎは控えなくてはなりません。
とにかく健康を維持する為には消化・吸収に労力を掛け過ぎない事。
それが老化を遅らせるアンチエイジングに繋がります。
しかし、多くの方は“食べ放題”“飲み放題”に魅力を感じています。
胃腸への負担を考えると体調を崩しに行っているようにしか思えません…。食べ過ぎて、その日の夜や翌朝は胃が張ってしんどかった…このような経験があるはずです。
現代は飽食の時代で手ごろな価格で買い物カゴいっぱいの食材が手に入ります。美味しいそうな食べ物が周りにあふれています。
ですので…食べ過ぎないようにするのは困難?かもしれません。
しかし“飽食・過食時代”になって、心臓や脳の疾患、ガン、糖尿病、高血圧など生活習慣病の延長といわれる病気を抱えている方が増加し続けています。
いくら良薬を開発しても病人は全く減りません。
クスリで血液検査上の数値をコントロールして安心しているだけです。
それよりも食生活を見直すことを優先的に取り組む必要があると思います。もし病気になりたくないとお考えでしたら、「食事内容を見直して食事量を減らす」ことに着手してください。
よくお客様から「しっかり食べています。食欲が有るから元気です。」と言われますが、しっかり食べているから健康ではありません。
その食べている物の内容や量が重要なのです。
糖質過多の食事をお腹いっぱい満たしても、タンパク質や必要なビタミン・ミネラルが不足していてはカラダに十分な栄養が補えません。
もし将来健康に過ごしたいとお考えでしたら
◆糖質を控える(特に甘い食べ物・飲み物)
◆タンパク質を多くとる
◆良質な脂質(アブラ)をとる
◆ビタミン、ミネラルを摂取する
これらを取り組んでいかれてください。
そして、もう一つ提案させて頂くならばカラダ中の栄養状態を把握下さい。
自身のカラダには何が必要で不要か?将来的にどのような病気のリスクがあるのか?カラダの状態を詳しい血液検査で確認することで取り組み方が明確になります。
カラダの栄養状態を確認できる未病血液検査をご希望の方はこちらまで
本日も最後まで読んでいただき有難う御座いました。