健康、美容面にとって
マイナスばかりの猫背は
さらに太る(肥満)の要因に
なるのでしょうか?と
質問がありました。
基本的に
カラダに取り入れた食事量が
代謝しきれず残ったものが
脂肪となりカラダに溜め込まれます。
10摂り入れて
10代謝し消費すれば
±0で太りません。
猫背は
消化吸収力が低下、
基礎代謝が落ちるので
下腹部や背中に脂肪が
つきやすくなります。
運動、栄養、食事量を
意識しているにも関わらず
体重が落ちにくい、
リバウンドしやすい方は
猫背により基礎代謝が下がっている
可能性があります。
また
背中が後ろに盛り上がり
顔を前に突きだす姿勢は
首が短く見え太って見えます…。
姿勢や容姿を意識が高い女性にとって
猫背を改善したいと思う方は
沢山いらっしゃいます。
なぜ
お客様がこのような質問を
してきたのか尋ねると、
肩甲骨を動かして
褐色脂肪細胞を燃焼させると
激やせ出来る!と記事を見てそうです。
そして
褐色脂肪細胞って何?
肩甲骨動かすだけで激痩出来るの?
白色と褐色2種類の脂肪細胞って何?
と色々質問されました。
白色、褐色?
初めて聞く方もいると思いますので
簡単に特徴と働きについて説明します。
◆白色脂肪細胞は、脂肪を溜め込む働き。
私たちのカラダの中にある脂肪は
この白色脂肪細胞です。
脂肪を溜め込む性質から
太りやすく肥満になります。
下腹部や太もも、臀部(お尻)、
上腕(二の腕)につきやすい脂肪。
女性の大敵らしい(お客様曰く)。
◆褐色脂肪細胞は、
脂肪を燃焼し熱として放出します。
太りにくい人に多い脂肪細胞です。
代謝効率を上げて脂肪を燃焼させる
褐色脂肪細胞を稼働させたいですね。
しかし、
褐色脂肪細胞は加齢と共に減少し
痩せにくいカラダになっていきます。
幼児期を100とすると、
30代からは50%に減少し、
40代以降は30%も減少します(汗)。
この褐色脂肪細胞は
首周辺、肩甲骨周辺、脊髄周辺、
脇の下に集中しているので、
首や背中がコリ固まっている猫背は、
褐色脂肪細胞の働きにくく
脂肪の燃焼効率が悪い…。
ですので、
肩甲骨のストレッチや
可動させるだけで褐色細胞が働き、
脂肪が燃焼し簡単に痩せられる!と
いうことらしいです。
(そう簡単に綺麗に痩せないものですが…)。
猫背は、
首回りや背中の筋肉が固く
こわばっているので
血行不良を起こし
酸素や栄養の供給が低下し
褐色細胞の働きも悪くなっています。
現代人のライフスタイルを考えると
背中が固くなっている方が
非常に多くいらっしゃいます。
仕事や勉強など基本長時間の座位を
維持することが多く、
首や背中に負担が掛かっています。
そこにスマホ操作がプラスされます。
起きている間はほとんど下を向いて
何かをしています。
(首の配列が悪化して当然ですよね…)
背部の筋肉や体幹力が
弱っているので、
肩甲骨を後ろに引き胸を張って
姿勢を意識しても、
結局長く維持することが出来ずに
楽な姿勢(背中を丸める)へ
崩してしまいます。
ちなみに猫背は
肩甲骨が外側に移動していることが
原因と言われていますが、
頚椎(首)の配列が乱れていることが
大きな原因なのです。
横から見て
頭がカラダの前へ移動すると
頭の重みで首、背中は丸くなり
胸郭が下がります(胸が下がる)。
背部を動かさない為、
肩甲骨を内側に引っ張る
菱形筋や僧帽筋がどんどん弱体し
肩甲骨を内側に維持することが
出来ず徐々に両外側側方へ
移動していきます。
その結果、
両肩が前方向に移動し
巻き肩となり
典型的な猫背になります。
◆理想の姿勢とは
耳、肩、くるぶしが
一直線に並んでいる状態と
一般的に言われています。
レントゲンで比較すると
わかりやすいと思います。
左のレントゲン【正常】は
首の背骨の配列が前弯し
顎がカラダに近く位置しています。
真ん中【ストレートネック】、
右側【スマホ首】は
背中が後ろに丸くなり
顎を前に突き出す姿勢になります。
また顎を前に出す姿勢の補正で
腰が強く反ります。
この姿勢は慢性腰痛の原因となります。
本来なら7つの椎骨(背骨)が
前弯の配列を維持することで
関節が安定し頭を支えることが
出来ます。
しかし、
配列が乱れた不安定な状態では
約5 kgある頭部を骨格で支えきれず、
首や背中部の筋肉へ
非常に大きな負担が掛かります。
その負担は
約4倍にもなると言われています。
20キロの荷物を持ち続けるって
かなりの疲労ですよね。
筋肉の柔軟性低下⇒
血行不良を起こし
背中や首の筋肉の柔軟性が失われ
筋肉の硬結が表れて
ガチガチに固まっていると
褐色脂肪細胞の働きが悪くなります。
結果、背中のお肉がモリモリ状態に…
◆猫背を改善するには?
猫背を改善するエクササイズや
ストレッチは沢山あります。
ご自身が取り組みやすい方法を
継続されるといいですが、
頚椎の配列異常により
頭の位置が前に出ている
猫背の場合は
筋肉を鍛え、ほぐしても
改善は難しいと考えられます。
頚椎の配列の問題を補うために
凝り固めた筋肉をほぐしても
原因改善とはなりません。
むしろ頭を支える筋肉を
緩ませ続けてしまい悪循環となります。
頚椎の配列に問題がないか
確認をすることを最優先事項と
考えて頂ければと思います。
◆さて、猫背は太る(肥満)について!
関係するので痩せ体質になるため
猫背を改善する必要があります。
しかし
肥満を改善するには
食事療法や運動療法
何故代謝が落ちているのか
消化吸収に問題が無いか
それに対しどう対処するか
など
同時に取り入れる必要があります!
背中の筋肉が固くなり
血行不良を起こせば
背中に脂肪がつきやすくいです。
基礎代謝も落ちているので
痩せにくい体質になります。
猫背を改善されたい方は
まずご
自身の現状(骨格状態)を知り、
原因を分析する事です。
ここがスタートです。
でなければ
的外れな対処ばかり続けることに
なりかねません。
TLBC堺オフィスでは、
「骨格のチェック(レントゲン)
+矯正治療」
「栄養状態のチェック
(血液検査データ)+フィットネス」
とお客様の状態に合わせた未病検査を
実施しております。
健康を維持し強いカラダを作りたい
いつまでも体型を維持したい
きれいに体重を落としたい
でも
どうすればいいのかわからない方はご連絡をお待ちしております。
一緒に取り組んでいきましょう。
本日も最後まで読んでいただき
有難うございました。
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