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健康のはなし

「めまい」の原因と対策

TLBC堺めまい ストレートネック

40歳以上の女性に多く現れる「めまい」。
年々増えているそうです。

症状も軽度から重度まで、
グルグル・フワフワと様々です。
また加齢に伴い発症する頻度も
多くなる傾向があります。


近年では、
スマホの過度な使用が原因で
「めまい」を発症する若い世代も
増加しています。

年齢性別関係なく発症する
”めまい”の対処をするべきなのですが、

症状が軽度の場合は
“わりとよくある症状”と軽視し
“いつかよくなる”と対処されないままに
なっていることも多いです。

めまい症状が軽度で頻繁に発症していない
とは言えども
重大な病気が隠れている可能性が
ありますので専門の医療機関で
必ず検査を受けて頂きたいと思います。


しかし、
耳や脳の問題など医学的検査を受けて
原因が分からないケースが沢山あります。

医学的要因以外では
ストレス、生活習慣の乱れ
栄養や骨格の問題があり、
これらの要因も一つ一つ確認する
必要があります。


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“めまい”は
「回転性」「浮動性」「立ちくらみ」
の3つに分けることができます。

回転性は「ぐるぐる」
浮動性は「ふわふわ」
立ちくらみは「クラッ」という感じ。

※ご高齢の方が突然のめまい発症に
転倒し圧迫骨折や大腿部頸部骨折など
危険もあり注意が必要です。


今回は“めまい”の要因を
脳の異常や内科や耳鼻科的など
医学的要因以外でお伝えさせて頂きます。

まず一つ目
(1)カルシム代謝の問題として
良性発作性頭位めまい症があります。

(良性)たちの悪い疾患ではなく、
(発作性)突発的に急に起こり
(頭位)頭の位置によって生じるめまい

元なでしこジャパンの沢穂希選手が
発症された「めまい」として
取り上げられていました。


特定の方向に頭を動かしたときに
強いめまいを感じる特徴があります。


〇原因〇
内耳に存在する”耳石”が剥がれ落ち、
半規管の中に入り込み
リンパ液の乱れを生じさせ
カラダが傾いている情報が伝わらず
ズレが生じることでめまいを発症させる
要因となります。


内耳の障害が原因の場合、
約6割が良性発作性頭位めまい症に
よるものと思ってください。

更年期以降の女性に多く発症するのも
特徴の一つです。


この良性発作性頭位めまい症の
要因はカルシウム代謝異常。

骨からカルシウムを溶かし出すまでは
良いのですが、
血液中の余ったカルシウムを
骨に再吸収させる力が弱い状態
になっています。

これは
骨粗しょう症と同じメカニズムです。

骨への再吸収に必要な重要な栄養素は
ビタミンDです。

ビタミンD欠乏orD不足の方は
骨粗招しょう症のリスク高いです。
※骨粗しょう症の治療でビタミンDも
処方されていますよね。


血液検査で血中のビタミンD濃度を
確認しビタミンDの不足・欠乏を
確認した際はビタミンDを摂取下さい。

TLBCの未病検査では、
ビタミンDも項目に含まれていますので
未病検査(血液検査)で確認できます。

骨粗しょう症の予防として
ビタミンDの摂取は
良性発作性頭位めまい症の予防、
そして再発防止となります!!

(2) ストレス

医学的検査で原因不明にあたる部類に
入ります。

ストレスは精神的、そして骨格的の
2つのストレスが存在します。

精神的ストレスは
対人関係の問題が多いです。

骨格的ストレスは
背骨の歪みによるストレスです。

背骨でも特に首の配列が悪い方に
多く見られます。

※それには根拠があり
めまいを発症された方のレントゲンで
頚椎の配列異常を多く確認しているからです。


また、肩こり・首こりが強い方で
頭がふわふわする“めまい”を発症する場合は

首や肩まわりの筋肉が過緊張し、
血管が収縮し血液循環不良が起こり
結果、脳が酸欠になっています。
ふわふわと浮いているような感覚ならば

肩こり・首コリ改善として
頸椎の問題をレントゲンでご確認ください。

(3)食の偏り(栄養素不足)

脳への血流れが悪くなり発症するケース。
一番の要因は動脈硬化で血液の通り道が
狭くなり脳へ血液量が減少します。

酸素や栄養の絶対的供給量が減少すると
平衡感覚を司る小脳や脳幹の機能が低下し、
めまいを起こす可能性があります。


この動脈硬化や血液循環が悪くなる
大きな要因として栄養不足があります。

“血液ドロドロ”の原因は
偏った食事内容による
極端な〈タンパク質不足〉です。



(4)椎骨動脈の狭窄

これは頚椎の歪みに関係します。
小脳や脳幹、内耳へ血液を供給している
椎骨動脈は上部頚椎(1番2番)の
骨の中を通り頭蓋骨内部へ入ります。

頭の極が詰まってきて押さえると
強く痛む場合は椎骨動脈の通り道が
狭くなっている可能性があります。

この頚椎の関節が歪み
【ストレートネック】になると
自律神経バランスはたちまち崩れて
「耳鳴り」や「めまい」などの症状を
引き起こす恐れが強くなります。

頚椎の歪みに関してはまた別の通信で
お伝えします。

薬を服用しめまいを改善しても
めまい(結果)を導いた原因を
改善しなければ

⇒症状を繰り返す
⇒クスリで落ち着く
⇒原因が改善されていない
⇒再発

いつ症状が表れるのかと不安が
ストレスとなりクスリが
手放せなくなる…

ネガティブスパイラルへ

めまいの対処・改善手段は
様々ありますが、根本改善には

・食生活の改善
・頚椎の問題の確認

この2つは基本の対処法だと考えています。

もし
ご自身の食生活の見直し(不足栄養素)
首の状態を確認したいと思われた方は、
私(ささき)までご連絡お待ちしております。


最後まで読んでいただき有難う御座いました。