現代人の悩みである肩こり
今回はその肩こりの改善につながるヒントについてお伝えします。

さて、その肩こりに対して皆さんどうされてます？大体の方はマッサージや鍼治療、整体などで対処されていると思います。まあ整骨院に行く人が多いかと思います。

辛い肩こり
⇒マッサージを受ける
⇒筋肉が揉まれてほぐれる
⇒血流が改善する
⇒疲労物質が流れて肩こりが解消


と概ねこのパターンが肩こりの対処と思われています。
周りを見渡せば揉み屋や整骨院が沢山あり皆さん利用されているのに、なぜこんなにも肩こりで困っている方が溢れているのでしょうか？不思議に思えます。

頻繁にマッサージを受けているのに肩こりが改善しない…それは肩周辺の筋肉のマッサージを受けても根本的な改善となっていないからです。リラクゼーションの一環としてマッサージを受ける事は日々のストレス解消となりますが、肩こりが辛くて頭痛までも…という方には筋肉に対するアプローチだけでは根分的な改善とはなりません。

肩を揉んでも良くならないその理由は、首こり⇒肩こりの順番を知らない。

肩こりの最大の問題点は頚椎、首です。しかし「肩の筋肉カチカチにこってますね～背中も板みたく硬くなってますね～揉んで柔らかくしておきますね。」とマッサージを受けて肩や背中の筋肉を緩め血流を良くしてもらうと最高に気持ちが良く至福の時なのですが、根本的なアプローチになっていません。

肩こりは「結果」として表れた症状であり、原因へ意識を向けない限り肩こりループから抜け出す根本解決にはなりません。頚椎の問題なのに、肩や背中ばかり緩めいても…肩こりは改善しません。




私（ささき）は、マッサージが必要な時もありますが、あくまでも対症療法なので根本的な改善は見込めない、まず原因を改善する事を優先してくださいとお客様にお伝えしています。

実際にずーっと整骨院にマッサージに通っている（肩コリは健康保険使えません）方を沢山診てきましたから（笑）

例えば、肩こりの原因が筋肉の問題であれば筋肉へのアプローチで問題がクリアすれば原因改善となります。
原因が骨格の問題であれば骨格に、栄養不足が問題ならば食生活の改善や不足栄養の摂取…と原因に対して処置を施さなければやはり改善は見込めません。

ですのであなたを困らせている肩こりの原因を確認する事を優先されてください。

頚椎の問題は首こりや首の痛みだけではありません。自律神経と関係が深いので、不調は全身に及びます。腰痛、頭痛、眼精疲労（目の奥が痛くなる）、あごの痛み、猫背、めまい、慢性疲労、シビレ、腕が怠い・痛い、うつ症状、胃腸障害、不定愁訴など様々な症状の原因となります。

例えば医学的検査で異常が見つからず原因が分からないタイプの腰痛は、頚椎の問題が大きく関係しています。背骨は全部で24個あり、一つ一つに関節面で相互に重力に逆らいながらバランスを摂り支えています。デスクワークのような下を向く姿勢は首が後方に弯曲します。すると連動して背中や腰の背骨も丸く後方へ弯曲させてバランスをとります。



重心がカラダの前に位置させた状態を保持すると腰背部の筋肉へ継続的に負担が掛かり過緊張を起こし、血行不良となり慢性的な腰痛を発生します。

頭痛の原因も頚椎の問題が大きく関係しています。とは言え頭痛のタイプによって原因が違うので全てに当てはまりませんが、医学的検査で問題が見つからない頭痛は頸部の問題が関係します。

▼頚椎の問題を確認した方が良い理由

頚椎の問題があれば、首の痛みや肩こりなどを普通に感じている方がほとんどですが、中には「ぜんぜん肩こりとか感じなんです～」と全く自覚症状が無い方もいらっしゃいます…それけっこうやばい事なんですけど（汗）

腰痛が主訴の新患女性…慢性腰痛で非常に困っているとの事でお客様の紹介で来院されました。問診では腰を反らす動作時に激痛、長時間座った姿勢はすぐ腰背中がだる痛くなり仕事に影響して困っているとの事でした。それ以外に慢性の肩こり、頭を後ろに倒すと首が痛むことが分かりました。しかし、首の症状は慢性してこんなもんだと思っている…。

提携クリニックで骨格分析用のレントゲンを分析すると、腰痛を訴えられていたのですが骨盤や腰椎には特段目立つ問題はなく、頚椎の問題を確認しました。



※腰痛だからと必ずしも腰や骨盤になんら異常が有るとは限りません。腰痛＝骨盤の歪みや腰の背骨の捻じれと言われてもレントゲンで確認される事を優先されてくださいね。触っただけでは正確な歪みを判断できませんので…注意して下さい。

話を戻します…正しい頚椎の配列は、前にカーブしている状態です。

しかし、こちらの女性の頚椎の配列は見事なストレートネックでした。

ストレートネックのサンプル

また後ろに激痛で頭を倒しにくいと言われていましたが実際にレントゲンで確認すると




※本来、頭を後ろに倒すと右のレントゲンのように椎体の突起間が狭まります。



成人の頭の重さは約体重1割の4～6キロと言われています。そして、頭を前に傾けるほど首には約30㌔の負荷が掛かります。30㌔と言われてもなかなかイメージが出来ないので、1.5リットルのペットボトル20本、米1袋を首に載せていると考えるとかなりの負担だと分かります。

そして、仕事でパソコン作業が多い方は首、背中や手の不調を訴える方が多いです。

パソコン作業は、首、肩甲骨部を固定して手先だけを動かす悪い姿勢を長時間続けています。そう首、背部に約30㌔の負荷を掛けたまま…（汗）と言われても実際に荷物を載せているわけでは無いので集中しているので気付きません。

頭を支える負担で筋肉が過緊張を起こし末梢神経が傷つき炎症を起こし痛みの発生となります。多くの方は、コリ固まった筋肉をマッサージで改善しようとしますが、頻繁にマッサージを受けてもすぐ元にもどる…マッサージを受けて帰宅する頃には元に戻っている…（汗）と、思うように改善しないのは筋肉へのアプローチしかされていないから…いくら筋肉を緩めても改善しないケースは骨格に根深い問題を疑う方が良いでしょう。ちなみに上記のデスクワークの姿勢は頚椎の関節へ大きく負担をかけます。

よく、正しい姿勢を維持する事を意識しましょうと言われます。確かに普段無意識の領域では、楽な乱れた姿勢で過ごしていますので常にご自身の姿勢を意識し確認する事は効果が有ると思います。






しかし、ご自身の目で自身の骨格の状態を確認した上で姿勢を意識する方が効率が良いと思いますし、歪みが強いならば正しい方向へ矯正を掛けつつ姿勢を意識する、そして体幹を鍛えてストレッチを取り入れる事でさらに正しい姿勢づくりになると思います。

頚椎の問題は姿勢を乱し、肩こりを始め慢性的な痛みや不調を引き起こしネガティブな思考から気持ちも暗くなります。そのストレスは自律神経バランスの乱れにも関係し…だるい、浮腫む、肌の調子が悪い、便秘、風邪を引きやすい、睡眠が浅いなどさまざまな体調不良を引き起こす要因となります。

頚椎の問題を改善する事で肩こりを始め様々なカラダの痛みや不調が軽減、改善されると明るい表情を取り戻せポジティブに過ごす事がきっと出来ると私（ささき）は思います。

なかなか良くならない肩こりや首の不調でストレートネックでお困りの方は私（ささき）までご連絡お待ちしております。

最後まで読んでいただき有難う御座いました。