みなさま
こんにちはTLBCオフィスのささきです。

連休中は多くの方がオフィスに足を運んで下さり有難うございました。

平日は忙しくお越しいただけないお客様にも喜んで頂けて私（ささき）は嬉しく思っています。

お子様（小学5年生女子）の悪い姿勢を気にされている親御さんから質問をいただきましたので、今回は猫背に関してお伝えします。



猫背を始め姿勢の乱れは、成長期において様々な不調を引き起こす要因になります。例えば視力の低下や集中力の低下、便秘、ひどい肩こりや頭痛、無気力、不定愁訴などに悩まされていると言われています。



ですので、お子様の姿勢を気にされていらっしゃる親御さんも沢山いらっしゃると思います。





また学校の検査で側弯の用紙を持って帰ってくると、より一層子供の姿勢が気になります。



ほら背中丸くなっているよ、姿勢を正しなさいよと、子供の将来を心配する想いから、ついつい口うるさくいってしまいがち…。ですが、なかなか改善できません…これは我々大人も同じ（汗）



骨格を支える筋力も未発達でもあり、なかなか習慣づけることは難しいです。



しかし、子供の成長期において正しい姿勢を保つことは、骨や軟骨の発育において不可欠です。


子供の骨のほとんどが軟骨で出来ていて、成長と共に硬い大人の骨が形成されていきますので、歪みを確認して、歪みを正す調整を施すことは大切だと思います。


では、本題の猫背について…







猫背を解剖学的に説明すると、『背骨が正常な配列から逸脱して、胸椎（背中）の後弯がより強く弯曲している状態』と総称されています。顔を前に突き出して背中を丸めた姿勢は、見た目は良くないと姿勢が悪いだけではなく、覇気がない…やる気がない…いつも疲れている…と周囲にマイナスのイメージを与えます。



意識して姿勢をよくすれば一時的に良くはなりますが…その姿勢を保つことは困難です。いつも気にして伸ばすけど、気が付いたら背中が丸くなっているんです…努力しているんですけど仕方ないですよね。このような方が大半です。

“なぜできないのだろうか？”と、ネットや書籍で情報を探し原因を追究される方もいらっしゃいます。が、少数で大半の方は追究し理解しようとされません。

なぜでしょうか？

それは痛みで生活や仕事に支障をきたすレベルではないから…



つまり猫背で姿勢が悪くなるストレスは感じていても、痛みのストレスや生活上でのストレスのような緊急性がないからです。



しかし、猫背は成長と共に様々な悪い影響をもたらすと考えられます。

猫背のデメリットとして例えば美容面では…

・老けて見える
・肌があれやすい
・浮腫み
・たるみ




健康面では…

・肩こり
・頭痛
・腰痛
・背中の痛み、だるさ





・呼吸が浅くなり酸素不足⇒代謝の低下

・自律神経バランスの乱れ⇒腸内環境が悪くなる⇒便秘、下痢⇒免疫機能低下⇒体調を崩しやすくなる（汗）

など健康面においてデメリットしかない。

姿勢を正しく装ったとしても時間の経過と共に姿勢が悪くなっていく要因は、骨格をさせる筋力不足も一つですが、私（ささき）は『首の骨格が正常な配列ではなく、酷く歪んでいる』があるのでは？と考えます。



頭を支える背骨、特に首の骨格（頚椎）に歪みが存在すると、正しい状態で頭を支えることが出来ないので姿勢が悪くなるのはごく自然のことです。

しかし、ネットや書籍を見ていましても、ストレッチやトレーニング、マッサージと筋肉や筋膜に対する処置が主体となっているように思います。


筋力の原因ならばこれらの対処法は有効だと思いますが、骨格の配列の問題だと改善は難しいと思います。骨格の配列を正しながら筋力をUPさせる、同時に進行させることが大切なのです。




で、骨格の治療を受ける際に注意して頂きたいことがあります。



猫背の原因を背中の歪みが…と説明し過度な圧力を加える治療方法や、骨盤の歪みが原因だと言って矯正治療を施されることです。



実際にそのような治療院が沢山ありますし、SNSでも上がってきます。



実は、背中や骨盤の歪みはレントゲンで確認しない限り正確に把握することは不可能です。レントゲンで原因を確認せずにこのような治療を受けるのは、将来的に何かしら問題が残る可能性があると考えられます。




特に猫背の治療として首の矯正治療を受ける場合は注意が必要です。



この首（頚椎）は自律神経と密接に関係し自律神経バランスが乱れる事で様々な症状を起こすと考えられています。

猫背を“姿勢が悪い”の一言で済ますのは何の解決にもなっていません。
猫背は、見た目が悪いだけで姿勢を気にしていれば大丈夫という訳ではありません。
上記の様な美容面や健康面に様々な悪影響を及ぼすのです。



猫背は今すぐ健康を脅かす病気を発症する訳ではありませんので放置されがちです…が、将来的に必ず症状や不調として表れると考えられます。

若いから大丈夫、子供だから仕方ないと、痛みがないから大丈夫と安心していると容姿が気になり始める思春期や成人になってから対処が必要になります。



成人してからでももちろん改善はできます。



しかし10代の成長期に（早い段階で）レントゲンで歪みを確認する、歪みがあれば矯正を掛けていくことが私（ささき）は得策だと考えています。

ご自身はもちろん、お子様の姿勢が気になる方は、当オフィスの実施している未病検査（レントゲン検査）を受けて頂き背骨の状態をご確認下さい。




分かりやすくお伝えさせて頂きます。






最後まで読んでいただき有難うございました。