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腕の痛み

腕が怠く痛かった原因とは


こんにちは
TLBCのささきです。

腕の怠さや痛み、シビレ、首から腕にかけての痛み…
首のヘルニアかも…



と不安になります。


原因が筋疲労により血液循環が一時的に悪くなって生じているなら、いづれ自然に症状が軽減し消失する可能性があります。


しかし、脊髄神経から枝分かれした腕や背中に繋がる神経に不具合が生じて症状が発症するケースもあります。肩や背中、腕に繋がる末梢神経は頚椎の関節から出ているので、ヘルニアの可能性も高いです。


「一時的な筋疲労なのか?」「頚椎の問題なのか?」


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今回は腕の症状がヘルニアではなく、頸椎の問題だったケースをお伝えします。

パソコン作業を毎日されている女性は、首と肩のコリが酷く週1回のマッサージを楽しみにされていました。




ある日のこと…連日仕事がハードでいつもより首のコリが酷かった為、首を中心に強めにマッサージを依頼されました。


帰る頃はすごく“スッキリ”したんです。…と、ここまでは良かったのですが、翌日から異変が。。。



振り向こうと首を動かすと痛く、横を向けない(えっ、寝違い??)

また頭を後ろに倒すと首痛で上を向けない、少しでも後ろに倒すと右腕に電気が走り痛む(大汗)

下を向く姿勢では、だんだん右腕がだるくなり、親指~中指が痺れているような感覚…



時間が経過するにつれて少し症状が軽減したので少しずつマシになっていくかもという期待もむなしく、症状は悪化する一方…


このような原因不明の症状は医療機関を受診する必要があります。

左肩から左腕への症状は、虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症)による影響があるからです。





しかし、医学的に原因がない場合は、首すなわち頚椎からの影響を疑い確認する必要があります。

ちなみにこちらの女性は医学的に問題がない(ヘルニアの可能性は低い)という事でしたので、提携クリニックにてレントゲン撮影を受けて頂きました。


頸椎の状態を確認させて頂きますと「ストレートネック」「くの字」に歪んでいることを確認しました。


実は「ストレートネック+くの字の歪み」は、ヘルニアの発症リスクが高いのです。


その理由についてお伝えすると…

本来、頚椎(首)は、前に向かって弯曲しています。この形が正しい状態により「背骨や椎間板に掛かる圧を分散する」「衝撃を吸収し分散するバネの役割」と非常に重要役割を担っています。




例えば、高い所からジャンプし着地した際、膝を伸ばした状態で着地すれば、腰や膝関節に掛かる衝撃がダイレクトに掛かります。逆に膝を曲げ衝撃を吸収すると腰や膝の関節への負担が軽減されます。

イメージしにくいかもしれませんが「真っすぐ=点で衝撃を吸収」「曲げた状態=面で衝撃を吸収」となります。


例えば膝に点で圧が掛かると…半月板損傷や骨折も起こり得ますよね。ですので面で分散させるって大事なんです。



ストレートネックの状態は頭重の分散が上手くできません。ましてや365日、1日の大半を
5,6キロの頭を支えているわけですから相当な負担の蓄積となります。


また、調理、読書、裁縫、パソコン、スマホ操作など傾斜角度によっても首への負担は変わります。


約5~6㌔の2倍3倍5倍となり、約28㌔が首に掛かることになります(汗)




それだけの重量を点ではなく、7個ある頚椎を使って面で支える方が首への負担は楽になりますよね。




ですので、首に違和感や首が疲れやすい重度の肩こりや頭痛を感じる方は一度頚椎の配列をレントゲンで確認する必要があります。


カーブが無くなり圧が1箇所に集中しやすい場所…「くの字」の歪んだ関節です。

二本の線が線が重なる箇所…ここに圧が集約されます。



首の関節の柔軟性が低下し、動きが悪くなり関節の可動域が狭くなると椎間板へもストレスが
掛かります。

本来、左右均等に掛かるべき圧が、右から左へベクトルが掛かり続けると、椎間板を左側へ押し出す内圧が高まりストレスが掛かります。



この状態に…急激な加圧により髄核が膜を突き破り飛び出しヘルニアするのです。


▲いつも首がこっている
▲上を向くと腕が痺れる痛みが増す
▲肩、背中もつらい
▲首を左右に倒すと腕に痛みや電気が走る
▲つねに違和感がある
▲指が痺れている



上記に首の痛みを伴う場合は、頚椎(首)由来と考えても間違いないと思いますので、一度レントゲン診断を受けて下さい。



カラダのパーツで骨以外のカルシウムの塊と言えば歯ですが、歯が虫食っている箇所は表面上で見て確認できます。


しかし、歯の中や詰め物の下など目で見えない箇所はレントゲンで確認します。



背骨も一緒なのです。


目で見えないからこそレントゲンを透して骨の状態、配列に異常が無いか確認する必要があるのです。



変形し滑らかな可動が出来ない状態で動かし続ければ関節が壊れていきます。


余計な圧が掛かり続けた椎間板の膜はテンションが掛かり傷み脆くなります。


そこに急激に圧が掛かれば…耐えられず飛び出します(ヘルニア)。



ヘルニアを発症すると腕の疼くような痛み、指の痺れ、痛み、握力低下など確実に日常生活や仕事に影響を及ぼします。


過去に整形外科でヘルニアの疑いと診断を受けられた方、また指先に違和感や腕のだるさや痛みなど
感じられている方は私(ささき)までご連絡ください。




本日も最後まで読んでいただき
有難う御座いました。