皆さん
こんにちは
TLBC堺オフィスの佐々木です。
今日から11月。
これからの時期は
体調を崩す方が増加します。
特に思い当たる節がないのに
心身の不調が続く…
それは「寒暖差疲労」かもしれません。
確かに
気温差が激しい環境下では
自律神経に相当な負担が掛かります。
私たちの体温は
「ホメオスタシス」の働きにより
体温が大体36℃~37℃ぐらいに
保たれています。
このホメオスタシスに関係するのが
自律神経です。
外気が高い時は体温を下げる
血流量を増やし血管を拡張させて、
汗をかいて放熱させる。
逆に外気温が低い場合は
血管を細めて血流量を下げ
体温を逃がさないようにします。
オートマティックシステム(素晴らしい)
この自律神経バランスに不具合が生じると
更年期障害の要因となります。
ホットフラッシュや多汗など
体温の調整機能が混乱している状態です。
このホメオスタシスは
多少の温度変化であれば働くまでも
ありませんが
寒暖差が激しい時期は、
自律神経の働きが必要以上に
活発となります。
その結果、過剰にエネルギーを消費し
疲労が蓄積されやすくなります。
前日は日中30℃近くまで上昇し
今日の気温は20℃以下と急激に
温度が変化する環境下では
自律神経バランスが乱れます。
この季節の変わり目の時期に
【こむら返り】が多発します。
大体時間帯は明け方に発症する
ケースが多いですね。
経験者はご存知…
あの何とも言えない痛み、
動かすことも出来ず、
終息したかと安心して伸ばすと
再度やってくる激痛!!
いやホント勘弁してくれ(泣)
ってなります。
今回は
この【こむら返り】について
お伝えします
皆さん
こむら返りになったら
どう対処されていますか?
私(ささき)は、
ふくらはぎの場合なら
・親指を引っ張り、ふくらはぎを伸ばす
もしくは
・立って壁に手をついてふくらはぎを
伸ばす
・筋収縮している反対側の筋肉を
たたいて刺激を与える
・あきらめて、なされるがまま…
耐える(泣)
おそらくみなさんも
似たり寄ったりの対処だと思います。
しかし、ご自身の体質を知り
対処することで
こむら返りの発症を
予防することが出来ます。
ではその「こむら返りって?」について
ですが…
簡単に言えば筋肉の緊張と収縮の異常。
要因は沢山あり、
その要因が2つ3つ同時に重なった時に
発症すると考えられます。
例えば
「筋疲労」「血液ドロドロ」「冷え」
この3要素が重なると
発症確率が高くなります。
▲マグネシウム不足
必須栄養素のマグネシウムは、
カルシウムとペアで働き、
筋肉の収縮と弛緩をスムーズに行う
必要不可欠な栄養素です。
マグネシウム不足により
カルシウムとのバランスが崩れます。
結果、筋肉の収縮と弛緩が
スムーズに行われず筋肉が
収縮したままの状態となり
「こむら返り」という現象が発生します。
また他のミネラルとして
▲カリウム不足も要因
大量のアルコール飲酒
下痢
利尿剤(血圧のクスリも)は
カリウムが失われ不足に陥る
要因となります。
◇血液がドロドロ状態になると
栄養素や酸素、水分など
本来運び届ける量が減少する。
筋肉へ酸素や栄養を運び届ける効率が
悪く、二酸化炭素や老廃物の回収が
低下します。
また、
血液の元になるタンパク質不足は
血液濃縮や脱水を引き起こす要因。
血液濃縮、脱水状態は
血液中の水分が不足して
血液がドロドロになっています。
筋肉へ十分な栄養が
送り遂げられない…
こむら返りが頻繁に発生する方は
血液中の栄養が不足していないか
お手持ちの血液検査表を
ご確認下さい。
ただし、
一般検診の項目では情報が少ないので
詳細にカラダの状態を確認するならば
当オフィスの未病血液検査をお受け下さい。
▲栄養の不足以外で
考えられるの要因に
骨格バランスの乱れがあります。
骨格の中でも特に頚椎(首)の歪みが
原因となりこむら返りを起こすケースが
多く見られます。
私たちのカラダには
前後左右の平衡を維持するように
機能が働きます。
頚椎が歪み、頭の位置が傾くと
頭の位置を地面に対して並行になるように
左右に背骨を歪ませて補正を働かせます。
首の歪みから補正が働き
腰の背骨や骨盤の関節に負担となり、
関節周辺の筋肉が硬く
関節可動域が狭くなり
筋肉の収縮や弛緩がスムーズに行われず
疲労物質が上手く代謝されなくなります。
この血液の循環悪化に伴い、
体温が低下すると筋肉の収縮が
一層強くなり「こむら返り」が
起こる。
このようなメカニズムも考えられます。
では予防として
まず▲食事内容に気を付ける
これは全ての不調改善において基本です。
とにかく砂糖、小麦などの精製糖は
減らして下さい。
大量に栄養を消費させます。
エネルギー代謝を円滑に行う上で
超重要な栄養素で
【ビタミンB群】は
積極的に取られると良いです。
(特にビタミンB1・B2・B6は必須)
ビタミンB群は体内の腸内細菌により
産生されています。
腸内環境が悪い方(便秘・下痢)は
ビタミンB群不足になりますので
注意下さい。
あと、
カフェインの摂り過ぎ、
アルコールの常飲多飲、
ストレス、
激しいトレーニングは
ビタミンB群の消費が激しく
不足しまので心当たりがある方は
お気を付けください。
カルシウム・マグネシウム不足は
血液検査表で確認下さい。
こむら返りが続く場合は
ミネラルのサプリメントを服用頂き
改善されるケースがあります。
(※基本は食事内容)
▲睡眠の質に気を付ける
良質な睡眠
=副交感神経を優位に
ココロとカラダを疲労から
回復させます
=自律神経の安定
この良質な睡眠を導入するには
トリプトファンというアミノ酸が
必要になります。
食事でタンパク質をしっかり摂取して
ください。
とにかく食事内容を見直す
糖質過多の食事から
タンパク質>糖質の食事内容にかえる
砂糖、糖質の高い食品を避ける
必要栄養素は沢山ありますが
【タンパク質】【ビタミンB】
この二つは特に不足とならないように
食事で補ってください。
▲他にもこむら返りの要因があります。
今回は栄養面から見た予防ついて
お届けしました。
最後まで読んでいただき有難うございました。