夕方は足がパンパンに…
お酒を飲み過ぎた翌日は顔はパンパンに…
「むくみ」を気にしている方が多いです。
反対にいつものことだし…と何も対処されていませんか
放置はよくありません。
浮腫み(結果)には必ず原因があるので追求し改善させることが大切。
今回は一つの原因である”偏った食生活による栄養不足”について書いていきます。
お客様に「むくみ」の危険性や取り組みについてつたえると、しばらくの間はお伝えしたことを守ってくれますが…
まあ痛みを伴わないので、気付いたら元の食・生活スタイルに戻っている(笑)ことが多いですね。
継続は難しい…しかし、カラダの異変を知らせるサインなので早く取り組んで頂きたいと思います。
一時的な「むくみ」は、それ程気にならないととらわれがちです。しかし血液の流れに問題が発生している事には違いありません。
私たちの体の約6割は水分です。
²⁄₃は細胞内、¹⁄₃は細胞外にあります。
細胞外の水分には血漿やリンパ液、細胞間を埋める間質液があります。
これらの水分は、心臓から送り出された血液により細胞と血管を行き来し、酸素や栄養を届けたり、二酸化炭素や老廃物、余分な水を回収し除去しています。
通常は細胞内と外の水分量は一定に保たれています。
しかし、何らかの原因で血管から細胞間に出る水分が増えたり、リンパ管に吸収される水分が減ると
細胞間に余分な水分がたまります。
これがむくみの正体です。
この流れが悪い状況がつづくのは非常にまずい…
例えば、川の流れが悪くなるとゴミが溜まり、水が濁り生き物は生息しにくい環境となります。
どぶ川状態ですね。
ゴミを網で取り除き、ポンプで水を流し送れば川が綺麗になります。しかし度々網で取り除く労力やポンプをフル稼働させている状態は相当な労力と負担です。
私たちのカラダも同じように考えると血流が滞っている状態は良い環境とは言えません。
心臓をはじめ腎臓、肝臓などの重要な臓器に負担が掛け続け、機能低下すると様々なトラブルを発症させることに繋がります。
一過性の「むくみ」なら食生活・習慣の見直しを継続すれば早期改善が期待できます。慢性化させ腎臓機能低下を起こすと改善に時間が必要になります。
◆腎臓の問題によるむくみ
腎臓が機能低下すると尿として排泄されるべき不要な水分や老廃物が蓄積し“むくみ”が発生します。
腎不全
ネフローゼ症候群
糖尿病性腎症の初期症状には顔がむくみ、まぶたが腫れぼったくなり、むくみや吐き気、食欲不振、高血圧、重症になるとけいれんや意識障害が起きる場合もあります。
◆肝臓の問題によるむくみ
肝臓・腎臓の障害により【アルブミン】というタンパク質が低下し浮腫みを引き起こします。
長期にわたって肝臓がダメージを受けると、肝炎や肝硬変になります。
初期は自覚症状が少ないですが、全身のむくみや白目や皮膚が黄色くなる黄疸、体のだるさなどを感じる様になります。
運動不足、糖質中心の食生活が要因となり脂肪肝が増加傾向にあります。
特にアルコールを飲まない女性に多いです。
脂肪肝は肝臓が慢性的に炎症しているので放置すると慢性肝炎⇒肝硬変⇒肝がん…と死に至る事が考えられます(怖)
パスタ、パン、スイーツをよく召し上がる方は隠れ脂肪肝の可能性が大きいです。
アルブミンというタンパク質が不足することで、血管の水分調整が出来なくなり「浮腫み」の原因となります。
◆心臓の問題による浮腫み
心臓のポンプ機能が低下すると、全身への血液循環が悪くなり全身が「浮腫み」ます。
心不全の状態(汗)
他にはリンパ浮腫や甲状腺疾患、静脈弁が壊れている、悪性腫瘍、薬剤の副反応など「浮腫み」を発生させる要因です。
逆に病気が原因でない“浮腫み”は、食生活、生活習慣が大きな要因と考えられます。
医師からよく減塩を指導されます。
インスタント食品や加工食品、スナック菓子などの塩分過多の食品は制限するべきです。
ただ付け加えるなら、ミネラルを補給する大切な塩は私たちには欠かせない栄養です。
ですので、自然塩をとるようにしてください。
ささきは毎日1日5から10グラム摂取しています。
塩分の制限以上に問題だと思うのが”タンパク質不足”です。
これは血液検査結果で「むくみ」の方にタンパク質不足が確認出来るからです。
タンパク質不足に関係するのが肝臓の問題で記載した【アルブミン】
このアルブミンは水分調整の役割を担う栄養でタンパク質を原料に肝臓で作られています。
「アルブミン」とはアミノ酸がおよそ600個繋がった《タンパク質》です。
このアルブミンは血液検査データ項目に記載されていますので皆さんも確認する事が出来ます。
このアルブミンが下がる要因は
◆食事でタンパク質が不足している
◆肝臓機能低下
ですのでアルブミンが低い=肝臓機能低下の恐れがあります。
タンパク質が不足しているとお伝えすると「タンパク質?不足?肉も食べてるので不足していないと思います!!」と、感覚で言われる方がいますが、血液検査表ではタンパク質不足がはっきり示されているので不足してるんですよね。
しっかり食べているのに不足となる…このような方で注意する点があります。
それは「胃酸の分泌」です。
胃酸の分泌量まで確認するところはあまり多くないと思います。
ぜひ確認ください。
食べても胃酸が少なければ消化・吸収孤効率悪いです。
例えば、「よく胸やけします」「逆流性食道炎で胃薬を手放せません」という方がいます。
そもそも胃酸の分泌量が少ないのに胃酸抑制剤を飲んでいる…という可能性があります。
タンパク質の消化・分解には、胃酸が必要です。
胃酸がしっかり分泌されているか調べることも大切なので覚えておいてください。
私たちが提供させていただいている未病血液検査では、胃酸分泌も確認させていただいてます。
興味がある方は私(ささき)までご連絡ください。
男性に比べ皮下脂肪が多い女性はむくみやすく、女性は男性よりむくみを気付きやすいです。
問題は明らかにむくんでいても気にしない男性。
普段から塩分の高い食事や外食に偏りやすいのも男性です(汗)
※健康意識も低いので食生活が悪い…
旦那様は大丈夫でしょうか??(汗)
カラダの異変のサインをスルーし続けるのは非常に危険です。
健康なカラダとココロは日々の食生活から得られる栄養素で作られます。
健康を壊す食べ物をいかにして体に取り入れないようにする。そしてタンパク質を中心に脂質、糖質、ビタミン、ミネラルをバランスよく補っていくかが本当に重要です。
飽食の時代で簡単に安くどこでも食べるものが手に入る時代です。
しかし、便利や安全の恩恵を受けている反面、私たちの健康が壊されていってると思います。
2人に1人に割合でガン、生活習慣病は一向に減りません。
薬を飲んでいる方めっちゃ多いです汗
悪くなれば薬飲めばいいし♪と軽く考えている方が多すぎます。
浮腫むのは何かしらの不調のサインなんです。
何か強い症状が表れてから対処するのではなく、不調を受け止めて自身の生活や食事の内容を今一度見直してください。
最後まで読んでいただき有難うございました。