Blog

健康のはなし

30代40代…脂肪肝に注意

TLBCオフィスのささきです

もうすぐやってくる
忘年会シーズン

飲み食いする機会が多くなり
気を抜いてると体重オーバー(汗)。


日頃から食生活を気遣い
意識されている方は、
少々食べ過ぎても
コントロール出来るので
大きな問題にならないでしょう。

しかし、
普段から偏った食事をしていたり、
満腹になるまで食べる方は注意が必要です。

食べ過ぎ飲み過ぎは、
胃や腸などの消化器官に
大きな負担を掛けることがあります。

さらに過食を続けていると
「吹き出物」や「口内炎」などの
症状が現れることがあります。
これらは胃腸に負担がかかっている
サインと言えます。

自覚しやすいこれらの症状以外にも
肝臓に目立った自覚症状が出なくても
相当な負担が掛かっている可能性が
高いことから特に注意が必要です。



肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれています。

炎症が起きていても症状が現れにくく
自覚するのが難しいため
仕方がないと感じるかもしれません。

しかし、
肝臓の問題を放置すると
大変な事になります。
早期に認識し対処することが重要です。


肝臓の病気の末期症状として
よく知られているのが『肝硬変・肝癌』です。


これまでウイルス感染が多いと
考えられてきました。


しかし、
近年では、食生活や生活習慣の乱れが
肝臓へ大きな負担をかけ、
肝硬変や肝癌を引き起こすことが分かってきました。

具体的な要因として、
◇多量のアルコール摂取、
◇喫煙
◇食べ過ぎ、飲み過ぎ
◇肥満
◇脂肪肝
◇糖尿病
などがあげられます。


以前は『脂肪肝』は、
アルコールが原因で発症すると
考えられていました。


しかし、
アルコールを飲まない方でも
脂肪肝を患うケースが多くあることが
分かっています。


このようなアルコールを飲まないのに
脂肪肝を患う方を
『非アルコール性脂肪肝炎
(NASH:ナッシュ)』と呼び
その数は増加しています。


肝臓の重要な働きは
・代謝
・栄養の貯蔵
・解毒
・胆汁の合成

特に食べ物から摂取した栄養素を
エネルギーに変えて貯蔵したり、
アミノ酸を合成し全身に届けるなど
24時間休まず働き続けています。

そんなことも全く気にすることなく、
飲み過ぎや食べ過ぎを続けると
肝臓は次第に疲弊していきます…

特に脂肪肝リスクが高くなるのは
”糖質過多の食生活”です。

「脂肪肝だから油物を控えたらいい」と
思われがちですが、
問題は《糖質の過剰摂取》です。



◇精製された糖質
例:うどん、白米、パスタなど
◇果物やスイーツなど当分の多い食品

これらを頻繁に摂取することで
脂肪肝リスクが高まります。


エネルギーを消費するため
糖質の摂取は必要です。

しかし、
デスクワークや
運動不足の生活スタイルでは
過剰な糖質がエネルギーとして使われず、
脂肪へと変化し
肝細胞に溜まってしまいます。

これが「脂肪肝」です。


まずはご自身が脂肪肝かどうか
確認してみてはいかがでしょうか?


血液検査のAST・ALT値を確認ください。

通常の状態:AST>ALT
脂肪肝炎の可能性:AST<ALT

「アルコール性脂肪肝」であれば
アルコール制限や食生活の改善により
数値を下げることが可能です。


ではアルコールを飲まない
「非アルコール性脂肪肝炎」の場合は
どうすればよいのでしょうか?


クスリを使用すれば改善すると
考える方もいますが、
クスリを飲み続けるケースが
多いでしょう。


でも
「薬はに負担が掛かるから
一生飲み続けるのは嫌!」
という方もいらっしぃます。

次回のブログでは
脂肪肝を改善するための取り組みや
必要な栄養素について
お伝えしますのでぜひ参考にしてください。


肝臓機能が低下すると
動脈硬化
心筋梗塞
脳梗塞
糖尿病
などの入り口になります。


一日も早く改善に向けて
取り組んでいきましょう。



本日も最後まで読んでいただき
有難うございました。









☆神戸界隈で未病検査をご希望の方は
こちら