TLBCオフィスのささきです
もうすぐやってくる
忘年会シーズン
飲み食いする機会が多くなり
気を抜いてると体重オーバー(汗)。

日頃から食生活を気遣い
意識されている方は、
少々食べ過ぎても
コントロール出来るので
大きな問題にならないでしょう。
しかし、
普段から偏った食事をしていたり、
満腹になるまで食べる方は注意が必要です。
食べ過ぎ飲み過ぎは、
胃や腸などの消化器官に
大きな負担を掛けることがあります。
さらに過食を続けていると
「吹き出物」や「口内炎」などの
症状が現れることがあります。
これらは胃腸に負担がかかっている
サインと言えます。
自覚しやすいこれらの症状以外にも
肝臓に目立った自覚症状が出なくても
相当な負担が掛かっている可能性が
高いことから特に注意が必要です。

例えば日常的に受けている血液検査で
以下のような兆候が見られる場合
◇肝臓の数値に「↑」が付いている
◇基準範囲内だけど高値ギリギリ
◇いつも再検査の判定
さらには
◇医者から「アルコールを控えて」と注意を受けている
◇糖尿病・肥満・メタボと診断
◇中肉中背体型だけどポッコリお腹
医者や家族から注意され
「このままじゃいけない」と
思っているのではないでしょうか?
しかし、
実際には
「何から始めればいいかわからない…」
「大好きなお酒を制限するのは嫌…」
「どこも痛くもないし大丈夫っしょ」
そう言い聞かせ目の前の重大な問題を
見て見ぬふりしていませんか?

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれています。
炎症が起きていても症状が現れにくく
自覚するのが難しいため
仕方がないと感じるかもしれません。
しかし、
肝臓の問題を放置すると
大変な事になります。
早期に認識し対処することが重要です。
肝臓の病気の末期症状として
よく知られているのが『肝硬変・肝癌』です。
これまでウイルス感染が多いと
考えられてきました。
しかし、
近年では、食生活や生活習慣の乱れが
肝臓へ大きな負担をかけ、
肝硬変や肝癌を引き起こすことが分かってきました。
具体的な要因として、
◇多量のアルコール摂取、
◇喫煙
◇食べ過ぎ、飲み過ぎ
◇肥満
◇脂肪肝
◇糖尿病
などがあげられます。

以前は『脂肪肝』は、
アルコールが原因で発症すると
考えられていました。
しかし、
アルコールを飲まない方でも
脂肪肝を患うケースが多くあることが
分かっています。
このようなアルコールを飲まないのに
脂肪肝を患う方を
『非アルコール性脂肪肝炎
(NASH:ナッシュ)』と呼び
その数は増加しています。
肝臓の重要な働きは
・代謝
・栄養の貯蔵
・解毒
・胆汁の合成
特に食べ物から摂取した栄養素を
エネルギーに変えて貯蔵したり、
アミノ酸を合成し全身に届けるなど
24時間休まず働き続けています。
そんなことも全く気にすることなく、
飲み過ぎや食べ過ぎを続けると
肝臓は次第に疲弊していきます…
特に脂肪肝リスクが高くなるのは
”糖質過多の食生活”です。
「脂肪肝だから油物を控えたらいい」と
思われがちですが、
問題は《糖質の過剰摂取》です。
◇精製された糖質
例:うどん、白米、パスタなど
◇果物やスイーツなど当分の多い食品
これらを頻繁に摂取することで
脂肪肝リスクが高まります。
エネルギーを消費するため
糖質の摂取は必要です。
しかし、
デスクワークや
運動不足の生活スタイルでは
過剰な糖質がエネルギーとして使われず、
脂肪へと変化し
肝細胞に溜まってしまいます。
これが「脂肪肝」です。
まずはご自身が脂肪肝かどうか
確認してみてはいかがでしょうか?
血液検査のAST・ALT値を確認ください。
通常の状態:AST>ALT
脂肪肝炎の可能性:AST<ALT
「アルコール性脂肪肝」であれば
アルコール制限や食生活の改善により
数値を下げることが可能です。
ではアルコールを飲まない
「非アルコール性脂肪肝炎」の場合は
どうすればよいのでしょうか?
クスリを使用すれば改善すると
考える方もいますが、
クスリを飲み続けるケースが
多いでしょう。
でも
「薬はに負担が掛かるから
一生飲み続けるのは嫌!」
という方もいらっしぃます。
次回のブログでは
脂肪肝を改善するための取り組みや
必要な栄養素について
お伝えしますのでぜひ参考にしてください。
肝臓機能が低下すると
動脈硬化
心筋梗塞
脳梗塞
糖尿病
などの入り口になります。
一日も早く改善に向けて
取り組んでいきましょう。
本日も最後まで読んでいただき
有難うございました。

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