デスクワークで同じ姿位を長時間保持することで“慢性的な肩こりや首こり”で困っている方がたくさんいらっしゃいます。
長い時間ほとんど姿勢を変えないデスクワークは、目線を下に向け首や背中を丸め姿勢が悪くなります。
また、デスクワーク以外の時間も目線を下に向けスマホを操作し、さらに姿勢が悪くし、首や背中に負担を掛け続けている方も多く見られます。
首や背中の筋肉に負担を掛け続けると血流が悪くなり⇒つらい肩こり・首こりを発症するのは当然だと思います。
姿勢の悪さ=猫背は、からだの不調以外に見た目も悪くなり、良い事は一つもなく改善させたいものです。
簡単に肩こりや首こりを解消するストレッチをされていても“肩こり”や”首こり”がなかなか改善しない方は、首の背骨=頚椎の問題を抱えていることが多いです。
代表的な首の問題といえば【ストレートネック】
ストレートネック、また猫背は頚椎の配列が悪く、頭を支える関節が不安定になります。約6kgある頭部を支える首の筋肉に負担がかかり血液循環を著しく悪化させています。そこに長時間のデスクワークの負担が掛かれば、さらに血液循環が悪くなります。
デスクワークで肩こりや首コリが酷く感じている方は、レントゲンで自身の頚椎の配列に問題がないか一度確認することが必要だと思います。
レントゲンで確認すれば頚椎の歪みや異常が一目でわかります。
筋肉が緊張し血液循環が悪い状態は、酸素や栄養を十分に運び届けられなので首・背中の筋肉が衰えて硬くなります。
また約7~8㎏の両腕の重さも加わると胸が下がり、左右の肩甲骨が外側に引っ張られて背中が丸くなります。
頭を引き上げて、左右の肩甲骨を引き寄せている状態
姿勢が悪く、筋肉が伸びきって硬くなったゴムの状態
周りから猫背を指摘されて、意識して顎を引き姿勢を正しても首や背中の緊張を強くするだけで姿勢を維持できません。筋力をつけるエクササイズが動画や雑誌で紹介されていますが、運動や筋力強化だけで姿勢を改善させることは難しいと思います。
ストレートネックや猫背の方は、骨格の問題が強いので早期の改善を望むならば「骨格のケア+エクササイズ」を同時に取り組むことが理想的です。先ほどご覧いただいたレントゲンのように、まず背骨の配列に問題があるのならば、正しい位置へ矯正をかける必要があります。
デスクワークの方は、筋肉を動かさない時間が長いため、血液が滞りやすくなります。例えば、こまめに立つなど筋肉を動かして血液を送りだすことも大切ですが、栄養的な問題で注意していただくならば「血液の濃縮」です。
血液が濃縮すると、血液中の水分量が減少して毛細血管に血液が非常に流れにくくなります。その結果、酸素や栄養を隅々まで送り届けることや、老廃物や疲労物質を回収する効率が悪くなります。このような話をすると水分をたくさん摂りますとおっしゃる方が多いです。
確かに1日1.5~2リットルの水分を排せつするので、最低2リットルの水分補給が必要だと言われていますが、しかし血液の水分を調整するのは”アルブミン”というタンパク質です。
《タンパク質》は、カラダの水分調節をする役目を担っています。タンパク質が不足すると水分の調節が低下し血液の濃縮を引き起こすと言われています。脱水し血液がドロドロとなり流れが悪くなります。
過度な食事制限や栄養バランスの偏りは、血液中のタンパク質(アルブミン)の不足を招きます。また、タンパク質だけ不足するのではなく、ビタミンやミネラルなどの栄養素も不足しやすくなり様々なカラダの代謝機能が低下します。
もし、浮腫み(むくみ)を気にしている方はアルブミン(タンパク質)不足により血液中の水分が血管の外側(間質)へ過剰に移動し、水があふれている(浮腫み)と考えられます。
前夜にアルコールをたくさん摂取したり、塩分や糖分の摂り過ぎは一般的な浮腫みの原因と思われていますが、タンパク質(アルブミン)の不足が大きな要因となります。浮腫みが気になっている方は、一度アルブミンやタンパク質を血液検査で確認することが重要になります。また甲状腺の問題や 腎臓そして肝臓の機能も関係しますので確認する必要性は高いと思います。堺オフィスで実施している未病検査で確認いただけます、気になる方はご連絡お待ちしております。
デスクワークでのパソコン作業は、首、肩甲骨部を固定して悪い姿勢を長時間続けます。頭を支える頚椎関節を支える筋肉が過緊張を起こし末梢神経を傷つけ炎症を起こすと痛みを発生します。この過緊張をしている筋肉をマッサージで改善しようと頻繁にマッサージを受けられても…すぐ元にもどる(汗)と望むような改善がないのは筋肉へのアプローチしかされていないからです。
いくら筋肉を緩めても改善しないケースは、骨格の根深い問題、血液状態を疑われてください。
ご自身の目で自身の骨格や血液状態を確認し、歪みが強いならば正しい方向へ矯正を掛けながら体幹を鍛える事でさらに正しい姿勢に近づけます。また、正しい姿勢を作り維持する為に栄養や酸素で満たされた血液も必要になりますのでタンパク質を中心にビタミン、ミネラル、脂質、糖質をバランスよく補うことも大切です。
ビタミンの中でも特にビタミンB群は、脂質や糖質の代謝を良くする働きやアルブミンを作る肝臓の働きを助けたり、血液を作る際に必要となる栄養素です。ウナギやレバー、豚肉にビタミンBが多く含まれていますが、吸収の良い形になったサプリメントを活用すると効率的に摂取できておススメです。
最後に…頚椎の問題は肩こり・首こりを始め慢性的な痛みから自律神経バランスの乱れにも関係します。頭痛、だるい、浮腫む、肌の調子が悪い、便秘、風邪を引きやすい、睡眠が浅いなどさまざまな体調不良を引き起こす要因になります。
頚椎の矯正を継続して頚椎の関節をケアしながら、不足栄養をしっかり補うことでつらい肩こり・首こりから様々なカラダの痛みや不調の軽減、改善につながると私(ささき)は思っています。
なかなか良くならない肩こりや首の不調でストレートネックでお困りの方は私(ささき)までご連絡お待ちしております。
最後まで読んで頂有難うございました。