堺オフィスの佐々木です。
みなさま突然の痛みに見舞われた時どうされていますか？
常備薬（鎮痛剤的な物）を飲む
ドラックストアで薬を購入して飲む
もしくは検査を受ける為クリニックを受診
症状を一時的に落ち着かせることも必要です。しかし、鎮痛剤を常用する事は結果的に原因をこじらせ、改善を困難にするケースが多くなります。今回の新規の方が長年鎮痛剤を服用されてきたのですが最近薬の効果が薄く腰痛、足が痺れる様になって来たそうです。
薬に頼り続けるのはリスクが高くなる話を今回はさせて頂きます。
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“突然現れた痛みや症状”は、はっきりとした外傷を除けば“以前からカラダの中で進行した結果”です。事故やケガなど明確な受傷原因以外は、発症に至るまでに何かしらの予兆があった（続いていた）と思われます。
問診していたら大体当てはまる…。
例えば、「今回の強い症状が表れる前から何か違和感や痛みありませんでしたか？」に対して「以前から腰が頻繁にダル痛くなっていました」「以前から頭痛持ちでロキソニンをよく飲んでいます」など言われます。
皆さんもご存知のロキソニンについて…
強力な抗炎症薬のロキソニン（NSAIDs・非ステロイド性抗炎症薬）は、炎症を引き起こす「プロスタグランジン」という物質の合成を抑制します。この働きにより痛みや発熱を抑えることが出来ます。
嘘のように痛みから解放されるので手放せない方が多いのも納得。事実よく売れているそうです。しかし、薬効が高い反面、副作用を考えると長期の服用は注意が必要です。
この炎症を起こす「プロスタグランジン」の働きに「胃腸の粘膜保護」があります。
つまり、ロキソニンでプロスタグランジンの生成を抑えると、胃腸のバリア機能を弱め、粘膜を荒れやすくさせます。 また、空腹での服用を控えるように言われており、病院で処方される際に「ムコスタ（レバミピド）」などの胃薬を一緒に処方されます（必ず出されます）。
抗炎症薬を常用する
⇒胃の粘膜が荒れる
⇒潰瘍ができる
⇒さらに進行して「潰瘍が進行して腸管が狭くなった状態を狭窄」
⇒さらに進行して「腸管が詰まった状態を閉塞」となります（怖）
閉塞すれば死亡に至るケースもあります…
またロキソニンテープも良く売れているそうです。
腰痛が治ると思っている方が多いですが腰痛は改善しませんからね。もし改善しているなら腰痛が国民病とまで言われることはないでしょう。
ロキソニンテープやロキソニンは対症療法の一つで、原因治療ではありません。とはいえ、ぎっくり腰（急性腰痛）の初期は炎症が激しい為、抗炎症薬のロキソニンは有効だと思います。少しずつでも動くことが早期回復につながることからもロキソニンの活用はOKです。しかし、あくまでも一時的に痛みを和らげる対症療法だという事を忘れないで下さい。
くれぐれもロキソニン=腰痛が治った（喜）と錯覚しないでくださいね。
痛み⇒ロキソニン飲む
⇒一時的緩和・治ったと思う
⇒無理して負担を掛ける
⇒再発・痛い（泣）
⇒ロキソニン
⇒緩和
⇒再発
⇒クスリ効かない（汗）
⇒手術が必要なレベルまで悪化…
実際にそのような方が紹介でお見えになられた経験がありました。
▼５年前にぎっくり腰を発症した女性。
1回目のブロック注射で驚く程に症状が改善したので、腰痛が発症する度にブロック注射を打ってきたそうです。しかし、原因は残されたままなので徐々にブロック注射の効用期間も短くなり…消炎鎮痛剤を常備服用し生活されていました。
慢性腰痛に対して消炎鎮痛剤、整骨院でマッサージ・電気治療・牽引治療で何とかやり過ごせていたようです。しかし、徐々にロキソニンを飲んでも痛みが治まらない…お尻から足先にかけて電気が走る様な痛み…と状態が悪化…お越しいただいた時は痛みで睡眠不足…
背骨（椎体）の激しい変形、脊柱狭窄（椎間板が消失し狭くなる）をレントゲン・MRI画像で確認しました。（整形で手術と言われていると…納得できる程の悪い状態でした）
（イメージ画像）
時間はかかりましたが徐々に服用していた消炎鎮痛剤の回数が毎日から減少し、最後は痛みが激しい時のみの服用（殆ど必要なし）までになりました。ウォーキングや筋トレ指導により通常歩行も出来る様になり喜ばれていました。
どんな症状にも必ず何かしらの異変（サイン）があるはずです。異変にいち早く気づき変化や原因を見つける為にも自身のカラダの状態を知ることは大切だと思いますし、お客さまにお伝えしています。
老化は誰しもに平等に与えられており、加齢に伴い様々な不調やカラダの不具合が表れるものです。意識的に食べる物や栄養、生活習慣を変えられ“準備されてきた方”と、欲求の赴くまま生活を送り“準備がおろそかの方”とでは大きな差が生まれて当然だと思います。
そのために今の状態を把握できている事はとても大切です。
しかしご自身の骨格(背骨)の状態を把握できている方って一体どれくらいいらっしゃいますか？特殊な撮影方法、専門的な分析が必要となる為、わずかだと思います。
からだを支える柱となる骨格の歪みは様々なからだの不調の要因となりますので、一度ご自身の目で状態を確認されることを推奨します。
ＴＬＢＣオフィスが考える健康的なカラダづくりはまずご自身のカラダの状態を知る事だと考えています。その手段として未病検査を提供させて頂いております。
未病検査を受けて頂けると骨格の状態からカラダの栄養状態を確認頂けます。
将来の健康不安に対して準備をしていきましょう。
最後まで読んでいただき有難うございました
