「膝の痛みが膝の治療だけでは改善しない理由」
こんにちは
変異ウイルスの感染が広がっていますね。
とはいえ、予防としてやることは真新しいことはなくて、今までと変わりません。
マスク、消毒はきっちりされていると思いますが、普段口にしているものはどうでしょうか?
糖質・脂質過多、砂糖、人工甘味料などなどカラダを冷やし免疫が下がる物を結構摂取されていませんか?(汗)
免疫を低下させる不必要な食べ物、免疫を上げるために必要な食べ物を意識して、日々の食事から栄養を摂取されるように気を付けていきましょう。
さて、特に女性に多くみられる膝のトラブルについて
加齢に伴う筋力低下や体重増加、ホルモンバランスの乱れにより膝関節のトラブルに悩まされている女性が多いと思います。
二足歩行の我々は、足の関節の中でも、特に膝関節は頻繁に動かし、慢性的に負担を掛け続け、長年酷使している関節なのでトラブルも付きものです。
ケガをしていないのに膝が痛くなる…
段差がないのに足首を捻挫しやすい…
よくつまずく…
立つ動作やしゃがむ動作がしにくい…
など身に覚えはありませんか?
それら足にかかわるトラブルは、あきらかな外傷がなければ「からだの歪み」が大いに関係していると考えられます。
◆今回は「カラダの歪み」と「膝の疾患の関係性」についてお伝えさせて頂きます。
まず、バランスがいい状態とは、両方の足に均等に体重が掛かる状態でこれが理想です。
ところがカラダが歪み、片方の関節に荷重が掛かった状態で歩く、階段の昇降、しゃがむなどの日常動作を
繰り返し使っていると関節は故障します。
例えば、食器棚の蝶番が少し歪んだ状態でドアの開閉を続けていると、留めビスが緩み、さらに歪みがひどくなり異音が鳴り始めて徐々に閉まりが悪くなります。
油を注すと音が止みスムーズな動きを取り戻せますが、最終的には蝶番は壊れてしまいます。
そして蝶番を取り換えることで再び使えます。
私たちのカラダも同じように考えると・・・
カラダの歪みにより関節が正しい位置からズレる。
しかし気付かず、歪んだまま動かし続けていると関節はどんどん壊れていきます。
そして炎症が起こり痛みで歩くことが苦痛になります。
痛みがひどくなり、整形外科を受診しヒアルロン酸や痛み止めで処置すれば、痛みが消失緩和し動けるようになります。
しかし、この様な対処療法は、根本の改善とまでいかないので、いずれ蝶番のように壊れる可能性があります。
食器棚の蝶番のように私たちの関節も簡単に取り換えられたらいいのですが・・・そうはいきませんよね。
例えば、膝を痛めた原因が「強く打ちつけたり、転倒し膝を強く捻じった、運動時にケガをしたなどで急性の外傷ならは、まずアイシング+安静、そして一度MRIなどで精密検査を受けられてください。
しかし、以前から膝関節に違和感や軽度の痛みがあり、徐々に痛みが強くなってきた、ちょっと負担を掛けただけなのに膝を痛めた、整形外科で異常がないと言われているなどのケースは、何かしらの「からだの歪み」を疑ってください。
からだの歪みにより、バランスが乱れ、片方の足に荷重(負荷)が掛かり続けた状態では、体を支える太ももの前面の筋肉に負担がかかり筋肉が硬結していきます。
太ももの筋肉は、股関節や膝関節の屈伸動作に関係しているので、膝関節の可動範囲は減少し膝関節周辺の筋肉や組織も硬くなります。
動きが悪い関節に負担を掛け続けると関節内で炎症が発生し痛みを伴います。
この段階に行きつくまでに正しい処置を受ける事が望ましいのですが・・・
まだ大丈夫と・・・
痛み止めやシップでも炎症を一時的に軽減させることはできます。しかし、根本への対処ではありませんので、さらに膝の炎症が進むと(皆さん一ご存じのように)膝関節包内に水が溜まります(水腫)。
膝に水が溜まる要因は他に
① 関節軟骨が外傷や加齢変性で傷つく
② 半月板の損傷
③ 関節リュウマチ
④ 痛風
⑤ 化膿性関節炎
など骨格以外の原因からも膝に炎症を起こします。
膝の水の話で「水を抜いたらクセになるから良くない」とよく言われています。
水が溜まる原因(炎症の元)が解決出来たら、注射で抜かずとも(注射のほうが早いけど)自然に体に吸収され繰り返し水が溜まる事はなくなります。
しかし、原因への処置がなされていなければ、注射でいくら水を抜いても繰り返し溜まるでしょう。
ですので、整形外科で水を抜き、ヒアルロン酸や痛み止めの注入し、シップや塗り薬で痛みが無くなってよかったーと、喜ぶのはマズいです・・・・
それは応急処置、「のど元過ぎれば…」ではいけません。
なぜ?どうしてこうなったのか?原因を見つけ対処しなければ、痛みを繰り返す可能性は高いままです。
さらに水を抜き続けていると膝関節の変形が起こります。
膝関節が変形しても歩けます。
しかし、痛みを伴いながらの歩行やしゃがめない、階段の上り下りがしにくいなど日常生活で支障をきたします。
長期にわたり炎症が続くと関節内の関節軟骨が溶けて薄くなり、炎症はさらに酷くなります。
その結果、関節の変形はどんどん進行し続けます。
一度変形した骨は、外科処置を除いて元の形状に戻すことはできませんのでご注意ください。
では、カラダの歪みを解決する方法は、骨格矯正用のレントゲン分析でからだの歪みを確認し、歪みを正しい方向へ矯正を掛けていくことです。
歪みにより関節への余計な負担を取り除くことで、血液や関節液の循環が良くなり症状の改善へ導く事も出来ます。
もう一つの膝関節のトラブル要因として、食事生活の問題。
不足栄養により炎症抑制力低下も考えられます。
炎症を抑えるのは決して薬ではありません、栄養です。
栄養の話は、また別の機会にお伝えさせていただきます。
カラダの歪みによりバランスが乱れた状態では、必ず関節に負担が掛かかります。
負担により動きが悪くなった関節を 何食わぬ顔でガシガシ使い負担を掛け続けていると、そりゃ関節に炎症が発症します。
そして水を抜きヒアルロン酸の注射と痛み止めも効果が無くなってきた
慢性的に膝関節に炎症が・・・変形がすすんでO脚になってきた・・・
これはまずいです。
カラダの歪みをご確認下さい。
カラダが歪む要因のほぼ8割は、頸椎の問題です。
これは未病検査で確認しております。
私たちのカラダは、模型の様に簡単に取り変えることが出来ません。
消耗品なので大事に長く使っていくことが、将来のQOL(生活の質の向上)に繋がります。
将来を見越した一日も早いアクションを起こして下さい。
私たちはそのお手伝いができると考えております。
一緒に取り組んでまいりましょう。
最後まで読んで頂き有難う御座いました。