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健康のはなし

長時間歩くと腰がダル痛くなる原因

TLBC SAKAI ストレートネック

新患の女性のお客様…

「買い物で長い時間歩いていると段々腰が痛くなります… 翌朝も痛みが酷くすぐに起き上がれません。昔、腰痛で整骨院に通っている時に腰のヘルニアが原因と言われたことがあり、再発していないか心配です。」



このように長時間の歩行時に徐々にダルくなり、腰痛を発生すると訴える方は沢山いらっしゃいます。60分…90分…120分と歩く時間が長くなっていくと…最初はダルさを感じる、徐々にダルさが増して、無意識に腰やお尻を叩いたりします。さらに、腰に手を当てて縮んで硬くなった腰と背中の筋肉を伸ばす仕草…そして最終的に歩行が辛くなり、座れる場所を探して休憩…


そうそうそんな感じです。。。と、問診でこの様に話される方が多いです。



そして以前にヘルニア?と整骨院で言われたことが不安を煽られているようです。



まず、ヘルニアを発生については整形外科でMRI検査を受けられるべきです。整骨院でヘルニアと言われた…って不確かな根拠しかありません。ヘルニアを診断する整形外科学テストでヘルニアの可能性を示唆する事は出来ますが、MRIの画像診断でも確認して始めてヘルニアの診断が下ります。症状や触診でヘルニアの疑いが有るのなら、整形外科で画像診断をお願いしますが…(汗)なかったようですね。


仮に軽度のヘルニアだったとしても、長期的に放置しているとヘルニアは進行し悪化、痛みや痺れの神経症状により歩行すら出来なくなる可能性があります。また電気治療やマッサージでヘルニアは改善しません。一時的に腰椎椎間関節部への負担が軽減されて症状が収まる事はありますが、へルニアを発生した原因を確認し適切な処置を施す必要があります。

まず整形外科などでレントゲンやMRI画像により「腰椎椎間ヘルニア」と診断された場合は然るべき対処が必要です。今回はヘルニアと診断を受けていないケースについてお伝えします。

結論からお伝えしますと首の背骨つまり『頸椎』が原因となるケースが疑われます。もちろん、腰の背骨や骨盤の問題により、長時間の歩行で腰痛を発生するケースも御座いますが、この腰や骨盤の歪みを作る要因に頚椎が関係しています。現に腰痛を抱えている方の10人に7〜8人は頚椎の影響です(協会統計)。



レントゲンを拝見した所、腰、骨盤に関して問題は確認せず頚椎の歪みが非常に強くその影響が腰に表れていると考えられるとお伝えすると、ほとんどの方が「え、痛いのは腰なんですけど…首じゃなくて…」と思われたと言われます(笑)。その後、きちんと説明しご理解頂いています。



もし腰椎や骨盤の問題が主たる要因であるなら、立っているだけでも痛みを伴いますし、長時間歩く事もちょっと困難ですよね。




頚椎の歪みが腰痛に関係する理由は?



頚椎は本来前にカーブしています。そして背中は後ろへ腰は前にカーブをし、所謂S字状カーブを構成しています。しかし、頚椎の歪みにより前カーブが消失すると多くケースで腰のワーブが減少します。その頚椎の問題で多く見られる「ストレートネック」。以前は若者を中心にテレビでも取り上げられていましたが、中高年のスマホ普及により幅広くストレートネックを始め頚椎の問題を抱える人口が激増しています。

TLBC SAKAI OFFICE猫背


そもそも頚椎に歪みが存在する方は、スマホをのぞき込む姿勢により頚椎へかなりの負担を掛けています。ご自身は気付かれていない様ですが…実は前を向いている状態と下を見る状態を比べると首には5倍の力が掛かると言われています。


頭部の重量はボーリングの玉1つ分と同じぐらいの重量といわれております。体重60㎏の成人男性の頭の重さはおおよそ7.8㎏となります。頭を前に倒す状態はその5倍なので約40㎏もの負荷が首にかかることになります。頚椎の関節が硬くなりストレートネックなどの配列異常を助長させます。スマホ首とかパソコン首などと称されており、前のカーブが造られない為背骨全体のS字カーブが乱れます。結果、40㎏も腰背部の筋肉に大きく負担となり、腰痛の原因となります。

これは典型的な『頸椎』由来の腰痛と捉えなければ、安易に腰のマッサージを続けていると歩行する事もできないほどの辛い強い痛みが腰を襲うのは時間の問題です。



まして、長時間歩行により疲れたからと思い込みお風呂やサウナなどでゆっくりの温めると翌朝には起き上がれない程の強い痛みとなるでしょう。


そして、強い痛みに不安を感じて救急車を呼ぶ、又は病院に駆け込みレントゲンやMRI検査の結果「ヘルニア」と診断…『頸椎』の問題から「ヘルニア」の診断となり最終的にオペの流れ…となる可能性もあります。

仮にヘルニアの箇所にオペで処置を受けたとしても、そもそもの原因である『頸椎の問題』は残っています。オペにより腰痛が軽減、改善されたとしても長時間歩行による症状は消失することはないでしょう。




長時間歩行による痛みの原因を未病検査(特別なレントゲン撮影)で確認し、『頸椎』に問題がある事を理解されて上で適切な施術を受けて頂き、歩行による腰の痛みというストレスを取り除いて頂きたいと私(ささき)は思います。

TLBC SAKAI OFFICE 首の痛み

もちろん腰椎や骨盤の歪みを併発しているケースもあります。その場合は頚椎の矯正と同時に腰椎や骨盤の矯正を勧めて行きます。

腰が痛いからと腰だけにとらわれるのではなく全体として大きくとらえ、科学的根拠をもって原因を探り、説明し適切な施術を行う事であなたの辛い症状改善へ繋がると考えています。


最後まで読んでいただき有難う御座いました。