美容室のシャンプーがつらすぎる!!
以前、お客様から相談を受けました。
日々レントゲンを拝見していますとバックシャンプーの姿勢がつらくなる方に共通点があります。
シャンプー以外に
天井を見上げる姿勢がつらい方(頭を後ろに倒す動作)
大きく後ろへ首を反らすと痛みがある方は要注意です。
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前、左右と首を動かせるけど、上を向いたり、後ろに倒すことが苦手な人いますよね。
ヨガのポージングで頭を無理矢理後ろに倒したら激痛が走り、それ以来後ろに倒すのが怖い・・・
また、日常生活や運動だけでなく、多く訴えられるケースとして美容室でシャンプーの姿勢。
とても気持ちが良くリラックスのひと時のはず・・・なのに、あのバックシャンプーの姿勢が地獄の様に辛い方っていらっしゃいませんか?
頚椎に問題を持たれているお客様に、洗髪時の上向きに寝転がる姿勢が苦手というケースが意外に多いです。
この様な症状を「美容院脳卒中症候群」と呼ばれています。
美容院脳卒中・・・って(汗)、非常に危険な感じがします。
症状は、
吐き気
めまい
手足の痺れ
異常な冷や汗
首や後頭部に痛みを感じる
吐き気・強い頭痛
また、実際に脳卒中を引き起こした事例もありました。
イギリスでの話ですが・・・
散髪により脳卒中を発症した男性に理髪店が損害賠償として9万ポンド(訳1314万円)を支払うことになった。
洗髪の際に、首を後ろに反らせる姿勢により血管が圧迫され、血栓が出来て脳卒中を引き起こしたと医師が判断したそうです。
上を向く、高いところを見上げる姿勢を続けると、動脈が圧迫され狭窄し、脳への血流量が激減する為、動機、めまい、吐き気などが起こる。
もし、その方の栄養状態が悪く、動脈硬化が進行していたり、血液がドロドロしている・・・となれば、詰まるリスクは高くなりますよね。
洗髪後、頭を起こした際に血液が一気に流れ込み、同時に塊が飛ばされて脳の毛細血管で詰まると脳梗塞や脳卒中となります(怖)
私(ささき)のお客様は、担当の方に気を使わせると思い首の痛みについて伝えることが出来ず、ひたすら我慢されていたそうです(悲)
しかし、あまりの痛みで我慢出来ずにシャンプー中に〝ガバッ″と急に起き上ることに!!
上半身が水と泡まみれ…^_^;
実は、バックシャンプーの姿勢が苦手な方って結構いると思います。
頭が下下がるので洗面のヘリが首に食い込み、首の付け根が詰まってくる感じがとてもつらい・・・私(ささき)も本当に苦手でした。
また、血管が圧迫を受けると、同時に神経も圧迫されている為、痛みやシビレなどの症状を発症するケースもございます。
上を向くと腕がしびれる
急に首を後ろに倒したら右指先まで電気が走るような痛みがある
バックシャンプー中、手がしびれている
など・・・・これら上を向く動作時で何かしらの症状を訴えられるのは、何らか首に問題があると考えられます。
正常でしたら上も向けますし、首を後ろに倒しても、グルグル回しても痛みもシビレもないですからね。
それと、シャンプーの最中や後ではなく、帰宅後に症状が発症するケースもありますので体調の変化には注意してください。
■では、どうしたら美容院脳卒中症候群の症状を予防&改善できるのか、一緒にみていきましょう。
まず、健康状態はどうでしょうか?
血液や血管は健康な状態ですか?
※血液検査データで確認されてください
しかし、血液がドロドロ、粘っこい、血液の脱水状態・・・
そりゃ血栓もあるし、急に圧がかかると飛ばされますよね。
非常にリスク高い(危険・汗)方は、・毎日の食生活 ・生活習慣 ・ストレス環境 ・運動不足など見直し下さい。
特に偏った食事内容は重要で一番に取り組まなければなりません。
体調不良の最大の原因が食生活の偏りです。
血液、血管、骨、臓器、皮膚、髪、神経、ホルモン、全て栄養で出来ています。
その栄養は、毎日の食事から摂取しています。
”簡単・便利・安い”風潮の現代の食卓では、栄養が満足に摂取できていないと言われています。
実際に詳細な血液検査でも栄養が不足しているお客様が大勢います。
ちなみに血液検査結果でいつも引っかかる方は数値を下げる?上げる?取り組みを早急にやって下さい。
投薬でしかコントロールできなくなり、死ぬまでお薬漬けです(注意!!)
甘いもの控える食生活に変えてくださいと言われても、薬飲んでるから大丈夫
高血圧なので糖質を控えてタンパク質をしっかり摂取してくださいねと言われても、薬飲んでるから大丈夫
この様に考えている方は、死ぬまでお薬のお世話にならざるえません(汗)
普段から調子がいまいちでちょっと生活習慣が気になり始めていたのに
血液検査で「ちょっと高めかな~まあ年齢的にこんなもんでしょう」「特に異状ないよ。まあ体重落とすのに歩いてね」と言われたら
あ、大丈夫なの?問題ないんだ(喜)と、さっきまでの不安が吹っ飛んでます(笑)
基準値上限ギリギリでも、基本的に矢印が付いていなければ”異常なし”と診断されるケースばかりです※きちんと診てくれる先生はほんとに少数・・・とお客様からお聞きしました。
体調不良の原因を詳しく知りたい方は、私(ささき)までご連絡下さい。
きっとお役に立てる事が出来ると思います。
■さて、首の話しに戻しましょう。
それでは、発症する理由について骨格の観点からみていきましょう
原因として考えられるのは、頚椎(首)の状態とシャンプー台の関係。
頭の付け根に自律神経の中枢であり非常に重要な器官の「延髄」があります。
頭の付け根あたりが圧迫を受けると自律神経系の症状を発症しやすくなります。
そして頚椎の歪みにより圧迫が強くなります。
大きく2つのポイントで説明すると
①関節の動きが制限されている
②頚椎の骨が変形していて、関節が動けない状態である
①の原因として
「頚椎の正常なカーブの消失」です。
正常なカーブがなくなり、「ストレートネック」「逆カーブ」の状態だと関節がスムーズに動かなくなります。
また、下のレントゲンの様に
首の傾きや、首の捻れなど配列に問題がある場合にも関節の動きが制限されます。
このように関節の動きが悪い状態を長年放置していると、
徐々に関節が拘縮していき、ほとんど動かない状態となっていきます。
自分では一生懸命動かしているつもりですが、実際はほんとに動いてないです。
ね、どこが動いてないか、レントゲンだとよくわかりますよね。
もし、動かす度に痛みが出てくるようでしたら、関節に負担がかかり過ぎて炎症が起きている状態と考えられます。
炎症を抑えるためにも、関節の負担を減らす必要があります。
②関節の炎症を放置した結果起こるのが骨の変形です。
首の骨に炎症の影響で骨棘という『棘(とげ)』が出来てきます。
変形して出来た「骨棘」が首の動きを制限し、神経を圧迫、炎症を発生させ痛みや痺れという症状を出すのです。
この2つの原因と関係しているのが頚椎の歪みです。
バックシャンプーが苦手な方の多くにこのような頚椎の問題を抱えています。
首が上に向きにくい、動きにくいという場合には、真っ先にレントゲンで頚椎の歪みをご確認ください。
原因と考えられる頚椎の歪みが確認できた場合は、正常な状態へと戻す矯正を行ってください。
そうすれば首の動きもスムーズになり、痛みも無くなっていきます。
首の痛みでお困りの方に何かお役立てとなれば幸いです。
本日も最後まで読んでいただき有難うございました。
これからもお客様に喜んで頂ける施術や健康にまつわる提供を続けて参ります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。