Blog

健康のはなし

目の疲れは酸素不足も関係している?

眼精疲労は酸欠??

画面が大きくなったとはいえ
スマホの小さいディスプレー画面

この小さい画面を
見続ける生活スタイルで
目を酷使し眼精疲労を訴える方が
非常に多いです。


特に年末年始の連休は
常時スマホやタブレットを
利用していた方も多いでしょう。

そして大人だけではなく
視力低下を訴えるお子様が
増えています。


使用頻度を制限したり
ツボを押したり
頻繁に目薬を点したり
簡単に温めるアイマスクなど
目の血行改善アイテムを活用する
などアイケア方法があります。

しかし、
これらの外からのアプローチは
対症療法で一時的な回復でしか
望めませんし、限界があります。

そもそも頻繁に続けるのも難しい…




やはり
根本的な改善をと考えると
内側からのアプローチが
必要となります。



今回はそのアプローチについて
簡単にお伝えします。


改善にお役立ていただけると
幸いです。



まず、改善ポイント1「頚椎の確認」

首の配列の問題を確認しましょう。

特に現代に多い
「スマホ首」
「ストレートネック」

この状態になると
視神経が圧迫されやすく
脳から目への指令伝達が
スムーズに出来なくなります。

レントゲンでみる頚椎の配列は

頚椎の正常な配列



ストレートネック
弯曲が消失し真っすぐ



ストレートネックが悪化した状態(汗)
後ろに曲がっている
関節にストレスが掛かる



更に悪化…(大汗)
関節、椎体自体が変形が進行…(汗




頚椎の配列異常により
頭部への血液供給量が減少すると
神経系に影響を及ぼします。


その中でも視神経は、
目に関係する重要な役割を
担っているため、
圧迫されることで
目の働きが根本的に低下し
視力の低下やかすみ目
また眼精疲労といった症状を
引き起こす要因となります。


改善ポイント2「栄養状態」

栄養状態?と思われますが
栄養不足による「酸素不足」は
目のトラブルに関係しているのです。

例えば、
何かを凝視していると
瞬きの回数が減少している事を
ご存知でしょうか?

以前、
NHKでドライアイについて
放送がありました。

“「涙」は、
まばたきの弱い刺激によって
「涙腺」から分泌され、
目の表面に広がります。

そして目の表面に広がった後、
まばたきで目をつぶったときに、
排出口である「涙点」から
鼻の奥に流れていきます。

まばたきをせずに
目を開いていると、
「涙」は目の表面から
蒸発していきます。

まばたきは
通常3秒に1回ほどと言われますが、
パソコン作業などをしていると
それが10~20秒に1回ほどに
減ってしまいます。

パソコンやスマートフォンを
見つめて目を開きっぱなしに
なっていると「涙」は
どんどん蒸発し、
「涙」が足りない状態に
なってしまいます。”

結果、眼球の表面が渇き
ドライアイになります。



また
何かを凝視し作業中は
瞬きの回数が減少する事で
目の周りの筋肉がコリ固まり
血行不良を起こし
酸素供給量が下がり
目の表面の酸素不足になります。


そして凝視し作業する姿勢を
長時間行う事も問題です。
デスクワークは目だけでなく、
体全体を動かす機会が少ない為、
全身の血行が悪くなります。

下を向いているので
肺が圧迫され呼吸が浅くなります。
頭を下にしてのぞき込む姿勢では
深く呼吸をする事が難しいですよね。

また頚椎にも相当ストレスが
掛かっています。




上記のストレートネックや
頚椎の配列異常の方は
眼精疲労以外に
首痛や頭痛を併発するケースも…

自律神経バランスが乱れ
緊張状態が続くと
呼吸が浅くなり
さらに酸素不足に…

例えばモニターの位置、
マウスやキーボードの位置、
椅子とデスクの高さ調整など
作業環境を工夫する必要もあります。





重要なのは
上記にも記載しました

頚椎の状態を確認し、
歪みを矯正、調整する事。
そして栄養状態を確認する事です。

栄養状態は
酸素供給に大きく関係します。

酸素を運ぶのは血液です。
血液検査項目では
赤血球
ヘモグロビン
ヘマトクリット
フェリチン
鉄やタンパク質の不足を確認します。


鉄は酸素をキャッチし、
タンパク質がカラダの隅々まで
運び届けます。

このどちらかの栄養が
欠乏/不足している
【貧血】の方は
全身が酸欠状態に陥ります。

酸素不足とカラダの不調と
結びつきにくいですが、
私たちが考える以上にカラダには
相当な負担となっています。



血流が滞り
細胞に酸素や栄養が
きちっと供給出来なくなると
臓器の働きが低下し
代謝や分泌などに影響し
様々な不調を引き起こします。



毛細血管が集中する目は
血流の影響を大きく受けるのです。



酸欠になると
毛様体の筋力や水晶体の弾力が低下し
近視や老眼(汗)が加速します。
水晶体の新陳代謝が衰えると
濁り白内障の原因になります。


また眼圧が上昇し緑内障の原因にも…



視力低下
老眼
白内障
緑内障

年齢関係なく目のトラブルには
早い段階で対処しておくことが
大切です。


日頃の食事が偏っている方は
タンパク質や鉄をはじめ
様々な栄養が不足しがちです。

私たちの未病検査でほとんどの方に
タンパク質不足を確認します。

特に女性は貧血の方が多いです。
※隠れ貧血の方はご注意下さい

貧血対策ついてはこちらから
⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓

tlbc堺 ストレートネック


眼精疲労の応急処置として
私(ささき)のおススメは
目の上と首(頭と首の極)を
ホットタオルで温める方法。
血行が改善されると
ホントにスッキリします(笑)

しかし、
加齢と共に視力低下が進みますので、
今の状態を維持させたい方は
やはり内側からのアプローチは
必要だと思います。

その為に、
まずご自身の状態を把握する
これが重要です。


ご自身の頚椎の状態は
レントゲンで
※お子さんの姿勢が悪いのも
レントゲンで原因が分かります。


そして栄養状態に関しては
血液検査表をご確認下さい。

しかし
一般の健康診断の検査項目は
栄養状態を詳細に確認するには
情報が少なすぎますので


もし詳細な確認を希望される方は
当オフィスの未病検査(血液検査)を
ご利用頂くと宜しいかと思います。




最後まで読んでいただき
有難うございました。