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カラダのはなし

「思い出せないのはアブラの問題かも」

TLBC堺 オメガ3 認知症



「あの人名前なんだったっけ…えっと顔は出てきてるけど」と、なかなか思い出すことが出来ない…記憶力の低下、物忘れが激しくなったとショックを受ける時がありますよね。



それは《加齢による脳機能の低下》《認知症の発症》の影響なのか不安になります(汗)



認知症は、一般的には高齢者に多い病気なので年齢的に自分には無関係だと思っている方が大半ではないかと思います。



しかし、働き盛りの若い世代での発症が増えていると言われています。ちなみに65歳未満で発症した場合を【若年性認知症】とされます。※平均の発症年齢は約51歳

tlbc堺ストレートネック

先ほどの名前が思い出せない…昔読んだ本の題名が思い出せない…朝食の献立が思い出せない…など、覚えているはずなのに思い出せない場合は、《加齢》による脳の老化が原因に物忘れ。

では脳の神経細胞の障害が原因で思い出せない《認知症》による物忘れは日常生活に支障をきたします。

・自宅への帰り道がわからなくなり迷ってしまう

・同じ会話を繰り返しているのに気づかず…また同じ話をする

・朝ごはんを食べたこと自体覚えていない


認知症発症の原因として生活環境や食生活が大きく関わると最近の研究で言われているように、脳を老化させない取り組みを早期から意識する事で将来の認知症予防につながるのです。

認知症は一度発症すれば改善が非常に困難です。

脳の老化を予防したい、認知症になりたくないと思う方は、【運動】【睡眠】【食事(栄養)】を見直す必要があります。


運動は認知症予防に対して効果があると次のような報告があります。“運動量の多いグループは運動量の少ないグループより軽度認知障害やアルツハイマー型認知症、その他全ての認知症の発症リスクが明らかに低かった”運動により、脳への血流量が増加しスムーズに酸素や栄養が供給され脳の機能が活性されたと考えられます。

高齢者やアルツハイマー型認知症患者の脳は、記憶を司る‟海馬”の脳血流の低下が確認されています。この血流を改善するためには、「運動₊栄養」が効果的です。

脳の機能低下を予防する栄養素で、世界各国で研究されているのがオメガ3系脂肪酸に多く含まれる
DHA/EPAです。

DHA(ドコサヘキサエン酸)EPA(エイコサペンタエン酸)これらの脂肪酸は、認知症の原因の一つである「アミロイドβタンパク」の蓄積を抑制することがわかっています。


米国の報告によると“正常な認知機能の高齢者が、オメガ3系脂肪酸のサプリメントを摂取すると加齢による記憶力などの認知機能や記憶力に関係する脳領域で脳委縮を低減する※脳が萎縮って…(怖)


DHAは、脳神経や神経細胞のシナプスに多く含まれている成分で、DHA を多く摂ると情報伝達がスムーズになり加齢による記憶力などの認知機能の低下、さらには認知症の予防に役立つことが期待されている”(EPAは体内でDHAに変換されます)



「オメガ3系脂肪酸」は、認知機能の低下を低減し、記憶力を改善する効果が得られる積極的に摂取したい脂肪酸ですが、現代人はオメガ3脂肪酸が不足していると言われています。


体内で合成することが難しいDHA/EPAは魚から摂取するしかありません。しかし、食の欧米化により現在は肉食中心で魚の消費量が激減しています。

そしてさらに問題なのは…サラダ油、ショートニング、マーガリンなどのトランス脂肪酸を大量に摂取している事です。ファストフードや市販のお惣菜、菓子類、菓子パン、スナック菓子などに沢山使用されているトランス脂肪酸を含むオメガ6系脂肪酸の過剰摂取は、心疾患や動脈硬化、生活習慣病、がん、アレルギー疾患などを引き起こす可能性があり摂取量には注意が必要です。


ではどれくらい必要なのか…


厚労省の発表では、18歳以上の男女が1日に摂取する「DHA」「EPA」の量は、1g(1000mg)以上を推奨しています。

●成人男性
18~49歳 男性2.0g
50~64歳 男性2.2g
65~74歳 男性2.2g
75歳以上 男性2.1g

●成人女性
18~49歳 女性1.6g
50~64歳 女性1.9g
65~74歳 女性 2.0g
75歳以上 女性 1.8g
妊婦 1.6g
授乳期 1.8g

※一日2gの摂取を目安にするといいですね


基本的に魚から摂取する為、毎日魚を食べる必要があります。

100gあたりのEPA+DHA含有量(mg)

サンマ(2450mg)
銀鮭(1940mg)
マイワシ(1650mg)
ホッケ(980mg)
キス(48mg)


刺身など生の魚で摂れるDHA量を100%とすると、焼き物・煮物で約20%減少、揚げ物は約50%減少と調理方法により摂取量に差があります。


そして、先ほどのオメガ6との摂取バランスも重要です。理想的とするオメガ3とオメガ6の比率は【1:2】です。しかし、私たちの欧米型の食生活はオメガ3:6のバランスが1:10になっていると言われオメガ6が過剰になりがちです。




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2025年に700万人を突破。65歳以上の5人に1人の割合に認知症を発症すると言われています。

しかし、認知症を解決する治療法は存在せず…となれば早い段階から予防を意識して生活を送ることが大切です。特にカラダとココロを作る食事(栄養)は、重要なので栄養の偏りがないか見直して頂きたいと思います。※期間を設け余計なものを極力食べない、栄養を考えた献立で


脳の構成成分であるDHA/EPAは、血管を拡張して血行を良くし記憶力や判断力の向上につながり、生活習慣病の予防に効果的です。



物忘れが気になる方、将来の認知症予防を考えられている方は、必須栄養素の一つである【オメガ3】を食事で、もしくは食事でとることが困難な方はサプリメントをご活用されることがよろしいかと思います。



オメガ3サプリメントをお探しの方は私(ささき)までご連絡お願いいたします。



最後まで読んで頂き有り難う御座いました。