慢性腰痛の原因が‟姿勢の悪さ”と言われた女性患者さま
周りからも「姿勢の悪さ」を指摘されご本人さま非常に気にされていました。






ある日、ネットで骨格矯正を受けて姿勢が良くなり、慢性腰痛が治った記事を見つけられました。骨格矯正で慢性腰痛が治るかもと期待してすぐに掲載された整骨院に問い合わせ受診。





整骨院でも姿勢の悪さを指摘され（汗）骨格の歪みを治さなければ将来歩けなくなるとまで言われ…（汗）そして言われるまま骨格矯正を受ける事に…。





数回治療を受けたそうですが腰や首をボキボキ捻られる治療に対する恐怖心が無くならず通院を止められたそうです。それからはyoutubeでストレッチをして何とかやり過ごしていましたが、家事や子供が小さいことなど負担が蓄積し腰痛はMAX状態（汗）。





以前当オフィスで治療を受けられていた同僚の紹介でオフィスにお越し頂く事になりました。

ちなみに”姿勢が悪い”と周りは言いますが、一体何を基準に悪いと判断しているのか？何の根拠もないのに…無責任な発言は相手を不安にさせるだけです。本当に。







さて正しい姿勢とは一体どのようなことでしょうか？
ひと昔前でとあごを引き　胸を前に出し　お尻を突き出す（間違いですが…）




意識すればこの正しい？と言われている姿勢をとる事は可能でしょう。しかし、それはあくまで無理に作り出す姿勢であって非常に不自然に見えます。また、その姿勢を維持しても時間が経過すると背中が悪くなり姿勢が崩れ元に姿勢に戻っているでしょう。

正しい姿勢と言われてるイラストはこんな感じ。

壁を背にして立ち頭→背中→おしり→かかとが壁に接触している。



確かに正しく、綺麗にみえます。しかし、作られた不自然な姿勢を維持するのは困難です。また、骨格の問題により姿勢が乱れているならばいくら筋力で姿勢を維持しようとしても限界があります。（疲れる…）



見た目の姿勢の悪さを改善するには筋トレやストレッチも必要なのですが、私（ささき）はまず骨格に問題を確認する事も重要だと考えています。



私たちのカラダで言えば骨格は家屋の柱と土台にあたり重要な役割があります。





例えば、耐震性強度を上げるためにいくら沢山梁を打ち付けても土台や柱が傾いていたら倒壊する危険度は高いですよね。ご自身の骨格の状態を確認することなく体の軸が傾いたり捻じれて左右のバランスが悪い状態で筋トレやストレッチに取り組んでも…改善は難しいかと思います。

それでは正しい姿勢を骨格の観点からお伝えさせて頂きますね（★重要★）ぜひ参考にしてください。

自然立位の状態で下記のラインが引ける姿勢を言います。

トルコ鞍→頸椎4.5番椎間板前面→腰椎3.4番椎間板前面を通る直接が引ける状態。この自然立位で正しいラインを描ける姿勢は、背骨にS字状カーブが存在していると言う事です。

不自然な姿勢で壁に「後頭部」→「肩甲骨」→「仙骨」の接触点が存在したとしても、背骨S字カーブの存在がなければ正しい姿勢とは言えません。

正しい姿勢は背骨S字カーブにより判断されます。
S字状のカーブはこんな感じですイメージ




首（頚椎）は7つの椎骨で構成されています。
前方へ弯曲しており椎間におおよそ均等に負荷を分散させています。

前弯が消失しストレートネックとなり顔がカラダの前に移動しています。

このレントゲンは自然立位で撮影して頂いています。レントゲン撮影時綺麗な姿勢を意識されて撮影に臨まれるお客様がほとんどですが、レントゲンでは…顔を前に付きた姿勢に…と現実に対面しショックを受けられるお客様多いです。



レントゲンはウソを付けませんね。

私の姿勢が悪いのは生まれつきカーブがないかも…と言われる方がいますが、特別な問題がなければ生理的弯曲が形成されていると言われています。






首が座る時点で頚椎の弯曲が形成され座るころには首や腰のカーブがしっかりし徐々にS字カーブが出来上がっていきます。





つかまり立ちや一人歩きが出来る筋力が付き背骨、骨盤の支持機能が発達していきます。






この様に皆さんもS字状のカーブを持っていたのですが、何らかの衝撃により背骨の関節が歪み成長と共に配列異常が進行していくのです。



■いつから矯正を受けたらいいですか？



いつから骨格矯正を受けたらよいか(お子様の）質問を受けますが、歪みを早期に確認し正す事が望ましいとお伝えしています。お子様が転倒やケガなど何かしらの衝撃を受けた経験があるならばレントゲンで歪みの有無をご確認下さい。




背骨の関節の歪みに対してきちんと処置をせず放っていると必ず悪い方向へ進行しますのでご注意ください。

しかし、背骨のS字カーブが存在しても別の問題で腰痛が発症するケースもありますので姿勢の原因（骨格の問題）だけで腰痛が発症すると思い込まないでください。




姿勢が悪くなる原因に骨盤（背骨）が歪んでいると言われたらレントゲンで


本当に歪みがあるのか？
左右のどちらに歪んでいるのか？
何番目の骨に問題があるのか？


ぜひ確認されてください。

健康面や美容面で影響を及ぼす‟姿勢”を気にされ改善したいと思われている女性は沢山いらっしゃいます。

骨格（S字カーブ）の問題？
筋力低下の問題なのか？
生まれつきの問題？
ならどの程度まで改善が見込めるのか？




原因により対策も変わってきますので、まず原因を確認されてください。その判断材料として当オフィスの未病検査（レントゲン分析）をぜひご利用ください。

最後まで読んでいただき有難うございました。