40歳以上の女性に多く現れる「めまい」
近年ではその発症率が増加し、若い世代でもスマートフォンの使いすぎなどが原因で「めまい」を訴える方が増えています。今や「めまい」は、年齢や性別に関係なく誰にでも起こりうる症状です。
症状が軽いと『まあ大丈夫だろう』と放置することも少なくありませんが、重大な病気が潜んでいる可能性があるので医療機関で必ず検査を受けて頂きたいと思います。
◆めまいの種類と注意点

“めまい”は主に3つのタイプに分けられます。
・ 回転性:「ぐるぐる」回るような感覚
・ 浮動性:「ふわふわ」浮いているような感覚
・ 立ちくらみ:「クラッ」と一瞬意識が遠のくような感覚
特に高齢者では、突然のめまいによる転倒が圧迫骨折など大きなケガにつながることがありますので、注意が必要です。
◆医学的な検査で原因が見つからない場合は
耳や脳の検査で原因が判明しない場合は、以下のような要因が関係していることがあります。
・ ストレス
・ 生活習慣の乱れ
・ 栄養不足
・ 骨格のゆがみ
今回は、こうした医学的要因以外の「めまい」についてお伝えします。
1 カルシム代謝の問題
代表的な症状『良性発作性頭位めまい症』
(良性)生命に直結する疾患ではない
(発作性)突発的に発症する
(頭位)頭の位置によって生じる
特定の方向に頭を動かしたときに、突然グルグルとしためまいが起こるのが特徴で、特に更年期以降の女性に多く見られます。
原因は、内耳に存在する”耳石”が剥がれて半規管に入り込み体のバランス感覚を乱すこと。この良性発作性頭位めまい症は、カルシウム代謝異常が関係しています。骨からカルシウムを溶かし出す機能は正常でも、血液中の余ったカルシウムを骨に再吸収する力が低下している状態です。
このメカニズムは、骨粗しょう症と同じで、骨への再吸収にはビタミンDが必要不可欠です。
◇対策
・ 血液検査で血中のビタミンD濃度を確認
・ 食事やサプリメントでビタミンDを補う
ちなみに日本人の約8割にビタミンD不足・欠乏を確認していると言われています。TLBCで実施している未病血液検査でも、ビタミンD不足や欠乏を多く確認しています。骨粗しょう症の予防になるので食事やサプリメントを活用し補いましょう。
2 ストレスと骨格のゆがみ
「精神的ストレス(人間関係など)」や「首の骨の配列異常(ストレートネック)」はめまいの引き金となることがあります。
実際めまいを発症した方のレントゲンで、頚椎の配列異常を多く確認しています。

特に肩こり・首こりが強い方は、首や肩まわりの筋肉の緊張により血液の循環不良をまねき、脳が酸欠になり「ふわふわと浮いているようなめまい」を感じることがあります。
◇対策
・ レントゲンで頚椎を確認
・ ストレートネックに対して処置を受ける
3 栄養不足と食生活の乱れ
栄養不足が原因で血液循環が悪くなり、動脈硬化を引き起こす場合があります。その結果、酸素・栄養供給が不足します。これにより平衡感覚を司る小脳や脳幹の機能が低下するとめまいの原因になります。
◇対策
・ 血液検査で不足している栄養素を確認してもらう
・ 食生活の見直し、必要な栄養を補う

4 椎骨動脈の狭窄
椎骨動脈は、小脳や脳幹、内耳へ血液を供給する重要な血管です。この椎骨動脈は頸椎(首の骨)の中を通る動脈。頚椎のゆがみによって圧迫されると脳や内耳への血流が低下し、めまいや耳鳴りを起こすことがあります。
頭と首の境目を押さえると強く痛む場合は、椎骨動脈が圧迫されている可能性があります。
特に【ストレートネック】はこの血流を妨げやすく、自律神経の乱れにもつながります。
◇対策
・ 頸椎のゆがみを確認する専用のレントゲンで確認
・ ゆがみを改善する施術を受ける
根本改善のために大切なこと
薬で一時的に改症状が落ち着いても、根本原因が解決されなければ再発のリスクがあります。
⇒症状を繰り返す
⇒クスリで落ち着く
⇒原因が改善されていない
⇒いつ症状が表れるのかと不安によるストレスから、クスリを手放せなくなる…と。
根本的な改善を目指す際には、以下の2つが重要です。
1,『食生活の改善』
不足している栄養素を補うために食生活を整える。また必要に応じてサプリメントを活用する。
2,『頚椎の状態の確認』
ストレートネックをはじめ首の問題を確認することは大切です。そして、問題が確認された際は適切なケアを行う。
当オフィスが実施する未病血液検査では不足している栄養を確認でき食事やサプリメントのアドバイスを行います。また、未病レントゲン検査では頸椎の問題を確認し、適切なケアを行っています。
これらの対処法を取り入れたいと思う方は、私(ささき)までご連絡お待ちしております。
最近めまいが気になる・・・
薬に頼らず改善したい・・・
あなたに合った対処法を一緒に見つけていきましょう。
最後まで読んでいただき有難う御座いました。
