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健康のはなし

猫背と便秘って関係するの?

猫背は見た目(姿勢)だけのデメリットじゃない

「姿勢が悪くなっているよ」「背中が丸くなっているよ」と、人から言われて姿勢を正しても気づけば元の姿勢に戻ってしまう…どうにかして猫背や背中が丸くなるのを改善したいと声を聞きます。


どうしてですか?とお聞きすると「不健康そうに見える」「老けて見える」「顔色が悪く見える」など見た目の印象が悪くなることを気にされていました。

確かに「メラビアンの法則」「7-38-55ルール」などビジネスの世界でも、良い姿勢は話している相手にも印象に残りやすいと言われ【言語7% 聴覚38% 視覚55%】言葉や声などの聴覚情報よりも見た目から受ける視覚情報が相手に与える印象が強いとなります。やはり良い姿勢はメリットが大きいです。

猫背や背中が丸いデメリットは、見た目以外に「肩こりや頭痛・慢性腰痛・自律神経の乱れからの様々な不調」まで引き起こす要因になります。自律神経は、消化器官の働きを調節する重要な役割があり、自律神経バランスが乱れると胃腸の動きが悪くなり多くの方が悩まれている「便秘」の原因になります。


便秘改善には、自律神経のバランスを整えることが重要です。例えば、定期的に適度な運動をする、水分や食物繊維を十分に摂る、ストレスを溜めない、良質な睡眠などの生活習慣に改善から頚椎の歪み(ストレートネックや後弯ネック)を改善することが取り上げらています。頚椎の歪み(ストレートネックや後弯ネック)に関してはご自身で改善することは少し難しいと思いますが…皆さんご存じだと思いますが【便秘=悪い腸内環境】は、様々な体調不良の要因、大腸ガンとの関係性もあるので早急な改善に取り組む必要があります。

続いては骨格との関連についてお伝えさせていただきます。


▲猫背の姿勢と便秘の関係性
まず、猫背の姿勢を思い出して下さい。


顔を前に出し、背中と腰を丸め、胸が下がり、両肩を前に巻き込む姿勢により胸が下がり腹部が圧迫される結果、血行不良となり、内臓機能を低下させ消化不良を起こしやすくなります。この猫背の姿勢を作る最大の問題は首(頚椎)です。

先天的に骨が癒合して背中が丸まっているケースは除きますが、多くの方が首(頚椎)の配列に問題を抱えているケースをレントゲンで確認します。ですので、ストレートネックや頭が左右に傾いている状態に、加齢や筋力低下などの要因が重なり気づかない間に猫背が進行する可能性が非常に高いです。頭痛や重度の肩、背中のコリ、慢性腰痛、疲れやすいなど様々な不調の要因となります。

その不調を脳は”ストレス”として認識します。そして、脳が感じたストレスが腸に伝わり「腸内環境の悪化」へ(悪玉菌の増加)と繋がります。その「腸内環境の悪化」を脳がストレスと認識する⇒その影響で腸内環境が悪化⇒そしてその悪化ストレスを脳が認識して…と、どんどん負のスパイラルから抜けられなくなります(汗)。


脳腸相関という言葉があり、腸内環境の改善には首(頚椎)の問題も関わっているからです。

▲猫背は自律神経バランスが乱れる


自律神経は【交感神経・副交感神経】とあります。この2つの神経が正常に働くことで胃や腸などの内臓が正常に働きます。逆にバランスが乱れると、胃腸の動きが悪くなり消化・吸収機能が低下や腸の動きが悪くなり便秘や下痢の原因となります。


この自律神経の乱れと第1頚椎、第2頚椎の歪みが関係します。

ストレートネックや後弯ネックは、第1頚椎や第2頚椎部に強いストレス(圧迫)がかかるので自律神経バランスに強く影響を与えます。(背中を丸めて顔を前に突き出し顎を上げていると頭と首の際に圧が掛かります)


自律神経バランスの乱れにより「交感神経」優位が続く⇒交感神経は胃の動きを抑制する⇒消化機能の低下⇒腸内環境が悪くなる⇒吸収機能の低下⇒便通が悪いとなります。

このように猫背は胃腸を動かす自律神経の働きに影響し便秘の原因となります。

あなたの背中が硬くなり猫背になっている。
この結果をさかのぼると…

背中の筋肉がいつも硬くなっている(過緊張している)

頭が前に下がるのを防ぐために背中の筋肉で引き上げている

それは、頚椎(首)で頭を支え切れず頭を前に出す姿勢だから

ストレートネックや後弯ネックが存在するから…

このように結果には必ず原因があります。


いち早く原因を突き止めて対処する事が、将来の健康につながると私(ささき)は考えています。便秘を放置すると、必ず健康を害します。


ストレスの発散、食生活の見直し、運動習慣を持つ、良質な睡眠を心がけるなど日常生活において便秘改善に取り組まれてください。


もし、猫背が気になっている方や便秘でお困りの方は、当オフィスの未病検査(レントゲン検査・血液検査)をご活用下さい。きっとお役立て出来ると思います。

最後まで読んでいただき有難う御座いました。