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子どもの姿勢

子どもの姿勢が気になる親御様へ

『子どもの姿勢』が気になる親御様へ

お子様をお持ちの方から
子供の姿勢が気になっていると
お話しを頂きます。



近年、姿勢の悪い子供が増えました。
私(ささき)も思います。


確かに
外で遊ぶ機会が少なくなり
家の中で遊ぶ機会が増えて
ソファの上でだらしなく座って
スマホやゲームにどっぷり。
長い時間下を向いて画面を
凝視する光景を目にします。


”きちんと座る”より
”だらっとだらしなく座る”ほうが
リラックスしているように見えますが…
大きな間違いです。



この姿勢は
負担がカラダの一部に集中し
背骨や骨盤の歪みを強くさせます。


背骨や骨盤が歪むと
正しい状態で体を支えられないので
筋肉の疲労が強く表れます。


背中を丸めた姿勢により
猫背や首猫背になると
肋骨がさがり内臓が圧迫され
呼吸が浅くなります。



その結果、
脳へ十分な酸素が届きにくい。
首の筋肉の過緊張により
血液循環も悪くなるので
脳へ栄養が届きにくくなり
集中力が維持できず
勉強の質が悪くなります。



これは学力の低下の原因になります。



子どもの悪い姿勢習慣は
デメリットしかありませんので
親御さんは姿勢を正すように
つい口うるさく伝えてしまいます…
でも、なかなか改善しませんよね。



姿勢矯正ベルトやクッションを
買い与えてもなかなか良くならないと
困っている親御さんも多い。


無理なんかな…
気づいたら治ってるんかな…
と半ばあきらめている
親御さんもいますが
お子様やお孫様が
元気に成長する姿を
見守っていきたいと
誰しもが願っているはずです。



背骨や骨盤が歪んでいる
それらを支える筋力が未熟で
バランスを崩しているならば
正しい姿勢を身に着けることは
難しいですよね。



土台が傾いている上に
建物を建てているようなものです。
建物の基礎となる
背骨や骨盤に問題がないか
確認することが大切です。



姿勢が悪いデメリットを挙げると

▶授業中や勉強中に座っていると
すぐに首や腰が疲れて痛くなる
⇒集中力が続かない
⇒落ち着きがない


▶見た目が悪く
やる気がないように思われる

▶段差のないところで躓く
バタバタ足音を鳴らしながら歩く

▶成長痛が出やすい

▶肥満体型?お腹がポッコリ
便秘、下痢

▶姿勢よく正しく座れない
真っすぐに歩けない

▶肩コリや首コリを訴える
頭痛、片頭痛、眼精疲労を訴える
自律神経失調症

▶首や骨盤の歪みを助長する
など沢山のデメリット



その上に運動不足で
筋力が低下している…
これも大きな問題です。


子どもは成長に伴い
背骨や骨盤を支える骨格筋を
作り上げている状態なので
体育の時間以外に
スポーツや運動する習慣を
持つ必要があります。


しかし、
塾や学校、受験勉強で
長時間机に向かう機会が多く
同じ姿勢を取り続け
背骨を歪めてしまいます。

猫背や背骨の歪みは
上記のようにデメリットしかなく
正しい姿勢を身に着けさせたいです。


話を聞いていると
子どもの姿勢が良くならないのは
私自身の姿勢も悪いから
たぶん遺伝と思うと
放置してはいけません。


成長期の子供の背骨の関節は
大人と違い柔らかいので
子どものうちにゆがみを確認し
正しい方向へ矯正を掛け
背骨を支える筋力を強化することが
大切です。



悪い姿勢のまま成長すると
その歪んだ状態に筋肉がつく為
ドンドン歪みが酷くなります。


カラダの歪みを確認し
歪みを調整し
正しい方向へ導きながら
成長させることが大切です。


以前、頭痛で来院された20代の男性
子どものころから頭痛があり
学生時代は頭痛薬を
よく飲んでいたそうです。

小さい時から肩こりが酷く
母親が呼んだマッサージ師に
揉んでもらっていたそうです。


現在はデスクワークで
長時間PCに向かうため
毎日首の痛みや肩コリ、頭痛に
悩まされていました。



成長段階のうちに
背骨や骨盤に問題がないか?
早い段階で確認、対処されることを
おススメします。


背骨や骨盤の歪みは
関節が不安定になります。
不安定な関節を保護するために
関節周辺の筋肉は硬くなり
可動範囲が狭くなり
血行不良を起こします。



子供や孫を後ろから見て
肩の位置が違う
横から見ると猫背
首を前に突きしているなど
姿勢が悪く気になっているけど
背骨が歪んでいるなんて
想像できません。

しかし、

子供も大人と同じように
骨格の歪みは御座います。


正常なS字状にカーブが乱れ、
頭をカラダの中心(骨盤の真上)で
維持することが困難な子供に
姿勢を正しなさい!!と
口酸っぱく言いいつづけても
簡単に治るものではありません。

なぜ姿勢が悪くなるのか?
筋力低下が関係している?
骨格の問題なのか?
栄養不足(食生活)の問題なのか?
このままいくと将来的に
健康被害が起こるのか?

これらの要因を調べるためにも
レントゲンで歪みを確認下さい。


また成長期の食事も大切です。

清涼飲料水やスナック、
菓子パンなど糖質の高い食べ物は
成長に必要なビタミンやミネラルを
無駄に消費させますので
出来るだけ控えさせる。
タンパク質中心の食事内容で
V.C、V.Bや鉄など
成長に必要な栄養素を
しっかり補いながら
トレーニングすることも大切です。



お子様の姿勢を
気にされている親御さんは
一度子供の骨格の状態を
未病レントゲン検査で確認下さい。


本日も最後まで読んで頂き
有り難う御座いました