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健康のはなし

寒暖差疲労で首が痛くなる

季節の変わり目は
寒暖差が激しく体調を
崩しやすくなります。


日中は暑くてジャケットが邪魔、
通勤や帰宅時はめっちゃ寒くて
ジャケットがないと耐えられない
って方も多いのではないでしょうか?

この朝晩の気温低下は、
首を冷やしやすく
首の不調を訴える方も多いようです。


堺のお客様からも
首が怠いや頭と首の境目あたりに
鈍痛を感じる、首コリで辛い、
朝から激痛で下を向けない、
痛みで左へ向けない、
特に何かしたわけではないけど
とにかく首が詰まるように痛い…など、
新規のお客様からもお聞きします。

本日3/28大阪の最低気温は
7℃最高気温が18℃。


通勤時と日中で
10度以上の温度差があると
さすがにカラダは堪えます。


寒暖差が大きくなると、
体温調整をする自律神経の機能が
乱れやすくなり、
倦怠感、肩こり、首の痛み、頭痛、
めまい、不眠、風邪を引きやすいなど
様々な症状が表れやすくなります。


自律神経の働きは
外気温に対して一定の範囲で
体温を維持することです。


例えば
暑いときは、
血管を広げて(筋肉を緩めて)
熱を逃がす⇒⇒⇒体温が下がる


寒いときは、
血管を収縮し(筋肉を固くして)
熱が逃げないようにする⇒⇒⇒
体温を上げる


血管内を流れる血液量を調整し
体温を一定の範囲にキープします。



ところが、寒暖差が激しいと…
自律神経バランスが乱れて
“交感神経優位な状態が続く”と
⇒動脈・毛細血管は硬くなる
⇒動脈硬化が進行し
カラダの隅々へ血液(酸素・栄養)を
届けることが困難になります。


もし、あなたの血液悪く、
濃縮してドロドロ状態だと…
血管が詰まる危険性もあります(汗)

※食生活が偏っているならば血液状態も確認しておきましょう

寒暖差が大きい時期は、
自律神経を過剰に働かせるため
エネルギーが大量に消費する結果、
それだけでものすごく疲れます。


寒暖差の影響を強く受けない為にも、
自律神経バランスを乱す要因を見つけて
対処し予防する必要があります。

では、
自律神経バランスが乱れる要因は…
一般的に姿勢の乱れ、冷え、
ストレス、睡眠不足、
偏った食生活による栄養不足、
喫煙などの影響を受けやすいと
言われています。



骨格の観点から考えると
「姿勢の乱れ」は、
自律神経バランスに影響を及ぼす
大きな要因の一つです。



例えば、
ストレートネックや
カイフォティックネック
(猫背・スマホ首など)は、
正常な頚椎配列が崩れて
背中が丸くなり、
無意識に顔を前に突きだす姿勢に
なります。

頭の重心が、
骨盤の中心よりも
前方に掛かるので、

特に頭の付け根辺り
(後頭骨、第一頸椎間)には
負担が掛かります。


ちょうど
「頭半棘筋(とうはんきょくきん)」
「顎半棘筋(けいはんきょくきん)」
「頭最長筋(とうさいちょうきん)」
「顎板状筋(けいばんじょうきん)」
「頭板状筋(とうばんじょうきん)」

頭と上部頚椎部をつなぐ筋群があり、
首の後ろや背中の筋肉が
過緊張を起こし血液循環を
悪くさせます。

通常なら柔軟性があり
後頭骨、上部頸椎間に指が入ります。


しかし、
ひどい首コリ症状の方は、
骨間に指が入らない程に
カチコチに筋緊張を起こしています。


ちなみに
この部分が硬くなっている方に
多く見られる症状が
“頭痛”“自律神経失調症”です。

みなさんも頭と首の境目を
指で押してみてください。

少し圧を掛けて押すだけで
激痛を感じる方は、
ストレートネック、スマホ首、
猫背の可能性が非常に高いです。


これは
筋肉が過緊張を
起こしている証拠です。
レントゲンで上部頚椎の変位を
確認してください。


頸椎が歪み、
頭の土台である第1頸椎が
不安定な状態では周辺の筋肉が
過緊張を起こします。

頭と首の境目は、
脳に向かう沢山の血管や神経が走行し、
非常にデリケートな部分です。


本来、
この境目(後頭骨と上部頚椎間)には
ある程度の柔軟性があり、指が入ります。


しかし、
指が入らない、
圧痛を強く感じられる方は、
カチコチに過緊張しています。


この部分
(後頭骨と上部頚椎間)が硬い方は、
脳や頭部へ栄養・酸素を運ぶ
沢山の血管や神経の通りが悪いと
考えられます。


よく後頭骨と上部頸椎の間が怠いからと
硬い突起物でグリグリと押し付ける方がいます。

しかし、ご注意ください。
強い刺激を繰り返し続けると
筋肉や筋膜を傷つけて
更に筋肉を硬くさせる可能性があります。
(自分でコリを作ってしんどくさせている状態)


後頭骨と上部頸椎間は、
脳や頭部へ栄養・酸素を運ぶ
沢山の血管や神経が存在する
非常にデリケートな部分なので
強い刺激は避けて下さい。

自宅で対処するならば
ホットタオルで首筋を温めて下さい。


頚椎の配列に問題がある方で
頭を前に倒しスマホやタブレットを
長時間使用し続けていると、
うなじの筋肉に過剰な負荷が掛かり、
緊張が強くなります。



頭を前に倒すと、
うなじや背中が強く引っ張られて
痛みを感じる方は配列に問題があり、
カイフォティックネック
(スマホ首・猫背)の可能性が高いです。


頚椎の問題から
自律神経バランスが乱れて
“交感神経優位な状態が続く”と
⇒動脈・毛細血管は硬くなる
⇒動脈硬化が進行しカラダの隅々へ
血液(酸素・栄養)を届けることが
困難になります。


結果、寒暖差疲労を受けやすくなります。

寒暖差で体調を崩しやすい方は
もしかすると頸椎の問題が
原因となっているかもしれません。



病院で不必要な薬を処方されて
飲む前にご自身の頸椎の配列を確認し、
しかるべく処置を受けられることを
提案いたします。

最後まで読んで頂き有り難う御座いました。