肩こりがツライ時の対処として、多くの方が整骨院や鍼灸院、またはマッサージ店で筋肉をほぐす施術を受けられていると思います。湿布を貼ったり磁器や鉱石などのネックレスで血行を良くさせるなど、色々と取り組まれています。
これは筋肉をほぐすと血流が改善するとつらい肩こりが改善される観点からですよね。しかし、なぜこれ程にまで肩こりが繰り返し発生するのでしょうか?頻繁に揉んでもらっているのに繰り返す肩こりの原因についてお伝えさせて頂きます。
前回のブログでもお伝えしてきました肩こりの要因として…「骨格の歪み」があります。頚椎関節の歪み⇒筋肉の過緊張⇒血行不良⇒疲労蓄積により首や肩のコリ症状を誘発しています。
詳しくはこちら
今回はもう一つの要因として「血管・血液の問題」をお伝えします。
◇血管の問題「動脈硬化」
本来柔らかいはずの血管が硬化して心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高いです!と言われたら怖いですよね。何とかしなきゃこのままじゃマズイかも!!と焦ります。ところが厄介なことに痛みや違和感がなく全く気づけませんので時間の経過と共に頭から消え去っていきます…知らない間にどんどん進行しているというのに!!(超怖)。
動脈硬化は、様々な症状を誘発するのに痛みがないという本当に厄介なのです。高血圧や高脂血症、糖尿病から脳出血・脳梗塞や心筋梗塞などの恐ろしい病気を誘発します。
血管が硬化するのは老化現象の一つなので仕方ない面もありますが、動脈硬化の進行速度を遅らせる対応をとっておくべきです。
◇血液の問題「血液の汚れ」
血液が汚れる大きな要因は“食べ過ぎ“なのですが、食べ過ぎで血が汚れる?どういう事?と思われますよね。簡単にどこでも食べ物が手に入ります。市販の菓子パン、サンドイッチ、カップ麺からコンビニ食品や加工食品、インスタント食品は人工添加物がたっぷり使用されています。これらの食品を定期的に食べている方は血液が汚れています。
血液が汚れると、カラダの一番外にある皮膚の排泄機能を使い体外に発疹として排出します。度々発疹ができる方は、相当血液が汚れているのかもしれません。また発疹を薬で抑えようとしますが、発疹が良くなっても行き場を失った血液の汚れはカラダに蓄積されますので根本的には何も改善していません。
動脈硬化を起こして血液の通り道が細い上にゴミだらけの血液となると…当然流れは悪くなり酸素や栄養素を細胞へ十分届けられなくなりますよね。その結果、疲れ易い、カラダがだるい・重い、肩こり、頭痛の症状を引き起こします。
では
◇動脈の状態はどうやって確認する?
目に見えませんし痛みも感じない動脈硬化は「血液検査」で簡単に確認できます。
確認頂くのは、【LDLコレステロール】【HDLコレステロール】
善玉(HDL)コレステロールを“血管内の清掃員”、悪玉(LDL)コレステロールを“血管内に溜まったゴミ”とお考えください。ゴミ(LDL)が多いと動脈硬化は進行し、(HDL)清掃員が多いと動脈硬化の進行を抑制できます。
動脈硬化の確認はこのLDL(悪玉)/HDL(善玉)比率を参照します。
L/H比率が2.0を超えている(危)…清掃員よりゴミが2倍多い状態なので既に血管は硬くなっている。
L/H比率が2.5を超えている(危危)…清掃員よりゴミが2.5倍(汗)。ゴミがあふれかえっている→病気になる危険度は高くなる。
L/H比率3.0以上は(危危危)…いつ血管の事故が起こっても不思議ではない状態です。
心臓より上に位置する頭や首にスムーズに血液を送る為には、血管の柔軟性+スムーズに流れる血液が必要です。
お手元に血液検査表が御座いましたらご確認下さい。
肩こりは筋肉を揉みほぐせばイイだけの問題じゃない事に気付いて頂けたでしょうか?マッサージ、電気治療、ストレッチ…筋肉へ対して処置を繰り返しても根本的な解決には繋がっていません。血管・血液の問題である‟動脈硬化や血液の汚れ”を予防するには、人工添加物や質の悪い酸化した油を使った加工食品や過剰な炭水化物の摂取を控える事から始められてください。これらの食べ物はカラダを酸化体質にし、活性酸素を発生させます。食事内容の見直しを優先して取り組み予防されてください。
最後に動脈硬化を予防・改善に役立つ栄養素を紹介します。
・ビタミンBコンプレックス
・ビタミンE
+タンパク質
タンパク質は血液の流れをスムーズにする栄養素として合わせてお取り下さい。タンパク質不足は血液を濃縮状態(ドロドロ)→脱水を引き起こしますのでご注意下さい。
いくらマッサージに通われていてもなかなか肩こりが改善しないあなたは、「頚椎の配列の問題」「動脈硬化+血液状態の問題」の2つのポイントを是非ご確認下さい。
きっとあなたの辛い肩こりの改善、そして疲れやすい、カラダがだるい・重い、原因が分からない体調不良などの症状の改善に期待が出来ます。
私(ささき)のオフィスでは両方の確認が出来ますのでいつでもご連絡お待ちしております。