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カラダのはなし

胃の不調の原因は〇〇不足?!

TLBC 堺 ストレートネック 自律神経

TLBC堺オフィスの佐々木です。 

異常に暑いですね。
みなさま熱中症対策はされているでしょうか?



気象庁のデータによると観測史上の高い気温は、2020年8月17日静岡県浜松41.1℃でした。最近では、埼玉県熊谷市で41℃の予報が出ていたそうです。体温より高い危険な暑さ…ストレスや食生活の乱れにより自律神経バランスが崩れて、カラダの不調を訴える方が増える一方です。免疫力も低下するので感染者も増加するでしょうね💦


暑さで体力を失う「夏バテ」。
これは胃腸の疲労が大きく関係しています。この暑い夏を乗り切り、秋バテを予防するには元気な胃腸であることが第一です。

しかし、多くの方は胃の不調に対して、‟胃酸過多”が原因だと思う傾向があり、胃薬を求められます。
胃腸薬は、ドラッグストアで1.2位を争うほどの売れ筋商品、日本人ほど胃薬をよく飲む人種はいないとも言われています。※消化の良い物を主食としてきた日本人は、動物性食品を主に食べる欧米人に比べてデリケートな胃腸だと言われています。

逆流性食道炎や胃もたれ、胸やけなどの症状から胃酸抑制剤を処方され飲まれている方がいらっしゃいます。当オフィスにも「胃酸過多っていわれた、胃酸が逆流するので胃酸抑制剤を処方してもらっています」というお客様がおられます。胃酸過多により胃酸が逆流し胸やけを起こしているなら胃酸抑制剤が必要になります。



しかし注意して頂きたいのは、その逆のパターン。血液検査で胃酸を調べると、胃酸分泌量の低下により胃の不調を生じているケースが見られます。



多くの方は「胃の不調=胃酸不足」っしょ!と、思っているので理解しにくいかもしれませんが…未病血液検査で胃酸不足のデータを多く確認しています。中には、胃の不調(胃酸不足が原因と本人は分かっていない)で病院へ行くと「胃酸過多やね」と言われて、処方された胃酸抑制剤を真面目に飲み続けていた方もいらっしゃいました…。

胃酸が多すぎる…制酸剤で胃酸の分泌を抑えるのは分かりますが、胃酸が少ないのに分泌を抑制する必要ある?って思いますよね。先程もお伝えしましたが、未病血液検査で胃酸の分泌量を確認すると、正常な割合は10人中2人〜3人程度です。多くの皆さんは胃酸の分泌量が少ないことが確認できます。



※調べたことがない方は一度分泌状態を調べて下さいね。



その胃酸の働きについて書きますと…

・強酸性により消化物を殺菌する

・膵臓や腸を刺激して消化酵素を分泌させる

・タンパク質の消化に不可欠である

・腸内環境を整える

・胃酸の逆流を防ぐ

・消化物を腸へ運ぶ助けをする

・ビタミン、ミネラルの吸収を助ける

食べたものが必要な栄養素として吸収される為には絶対に必要であり、十分に分泌されなければなりません。




では、胃酸が少なくなる要因を見ていきましょう。


1、栄養不足【食べ過ぎ・飲み過ぎ・喫煙・ストレス⇒急性胃炎⇒慢性胃炎(汗)】原料であるタンパク質・ミネラル不足、材料不足により作られる消化酵素の量も減少します。


2、肝炎・肝機能低下【肝臓は酵素(消化酵素)を生成する主臓器】です。つまり消化酵素の製造工場の稼動が悪く生産効率が低い→不足する。

3、ピロリ菌感染⇒慢性胃炎⇒胃・十二指腸潰瘍・胃がん(大汗)慢性胃炎が続くと、胃粘膜が薄くなり「萎縮性胃炎」になり胃がん発症リスクが高くなります(多大汗)…たかが胃のむかつき、胃もたれだとそのまま放置するのは本当に危険!!

4、自律神経のオーバーワーク
今の時期は、冷たい物の食べ過ぎ飲みすぎ、快適な環境(冷房)で長時間過ごす、屋内外の気温差など自律神経にストレスが掛かる要因が多く胃腸機能が低下します。自律神経バランスが乱れて“交感神経が優位に働く”と血管が収縮し血流量が減少し、蠕動運動の低下や胃酸・胃粘液の分泌が減少します。その結果、胃の働きが低下し、食欲不振や胃もたれの症状を引き起こします。



胃酸の分泌減少により胃の不調が生じているならば、胃酸を増やす取り組みが必要です。



気を付けるポイントは

◆過食・過飲酒は控える←胃への無駄な負担

◆糖質過多の食事を控える←必要な栄養が不足する

◆タンパク質を摂取する←消化酵素産生に必須

◆ミネラル・ビタミン摂取←消化酵素産生に必須

◆肝機能を良くする←消化酵素を作る工場

◆自律神経のバランスを整える



胃酸抑制剤は、胃酸の過剰分泌による不調を改善する為の薬で、胃液のpHを科学的に中和させて食道の粘膜を保護し、胸やけなどの症状の緩和に用いられます。副作用が少ないと言われていますが、胃酸が過剰ではないのに胃酸抑制剤を飲み続けることは、消化酵素などの生産に悪影響を与える恐れがあります。

消化酵素不足は、食べたものを未消化のまま腸へ運ぶことになり腸内環境の悪化を引き起こす要因ともなります。


繰り返しになりますが、まず血液検査で胃酸の分泌を確認しましょう。そして、胃酸(消化酵素)を増やすには、材料の【タンパク質】【ミネラル】【ビタミン】をしっかり補うこと、そして酵素を生成する工場である肝臓がしっかり稼動出来る環境をつくることです。※肝機能を良くするにはビタミンB群が必要となります。


元気な胃腸に整えて猛暑を乗り切りましょう。




最後まで読んでいただき有難うございました。


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