Blog

カラダのはなし

ゴルフで腰を痛める要因とは

tlbc 堺 ゴルフ ヘルニア

楽しくゴルフを続ける為に
やはりケガの予防、再発防止の対策は必要です。


前回は、「実はゴルフで首(頚椎)を痛めるケースが多い」についてお伝えしました。今回は、ゴルフで1,2を争う負傷部位”腰(腰椎)”についてお伝えします。



ゴルフで腰痛を発症される方が多いと思います。(年齢にもよりますが)




ゴルフのスイングは、体幹を捻る動作で腰に負担が掛かります。インパクト時は、体重の8倍もの負荷が腰にかかると研究で言われているぐらいです。打ちっぱなしで玉を打ちまくっていますが(ケアしていますか?)、相当な負担を掛けてますよね(ダイジョウブ?)。



下半身と上半身の捻転させる力が、スイングのスピードや飛距離を伸ばす為に重要になります。しかし、8倍もの負荷を掛けた状態で腰を捻じる訳ですから、腰椎椎間板や椎間関節に故障が発生するのもわかります。

特に腰椎椎間板ヘルニアを発症すると後々厄介です。




腰椎椎間板ヘルニアとは??
簡単に言いますと、腰の背骨(腰椎)と骨の間にある椎間板が強い圧が掛かり、外層の膜(線維輪)を破って椎間板の中にある髄核が抜け出した状態です。そのはみ出した髄核が脊髄神経を圧迫し痛みやシビレの神経症状を発症します。



普段から腰が怠く重たいと感じている方(自覚がない方もいます…)は、腰椎関節周囲の軟部組織の柔軟性が減少し、ヘルニアを発症するリスクが高いと考えられます。お尻から大腿(ふともも)に掛けて、脹脛から足先に掛けての痛み(坐骨神経痛)や、しびれなどの感覚麻痺・異常などの症状を有します。この痛みや「しびれ」は激烈で、ほとんど満足に動けないことも多く、睡眠も妨げられるほどです(かなり辛い…)。




整形外科を受診すると、ビタミン剤や血流を改善する薬、保存療法、神経ブロック注射などがありますが、状況により外科的処置(オペ)を行います。

一度のブロック注射や外科的処置により、ヘルニアの症状が改善された話を聞きますが症状が全くなくなるケースは稀のようで、ヘルニア症状が再発するケースもよくあります。とは言え、とても辛い症状なので一時的な症状緩和として対症療法も必要な場合もあります。


ここで・・・
腰椎ヘルニアを発症しやすい2つのポイントを栄養・骨格の観点からお伝えさせて頂きます。




一、「栄養不良による椎間板へのストレス」
血液の栄養除状態が悪いと椎間板の老化を進める。




椎間板を損傷する理由は様々ですが、椎間板は加齢とともに早期から老化しやすい組織です。また、二本足歩行により腰椎椎間への負担が常に掛かっています。椎間板ヘルニアは、50歳代が特に多く、男性は女性の約2倍の頻度で発症するようです。




偏った食生活、消化吸収機能の低下は、カラダに必要とする栄養が不足します。栄養が不足していると言われてもピンと来る方は少ないかもしれません。しかし、多くの方が日々召し上がっている食事内容は、炭水化物・糖質に偏っています。本来、カラダを作る上で必要となる栄養素はタンパク質です。タンパク質は、筋肉、皮膚、血液、血管、骨、ホルモン、酵素、コラーゲンなどの原料になり、一番必要となる栄養素です。日々、新しい細胞が作られている上で材料が不足していると質の良い細胞を作ることが出来ません。



関節や椎間板はコラーゲン質を沢山含んだゼリー状の軟骨で、スムーズな動きや衝撃の吸収をすることが出来ます。コラーゲン生成がスムーズに行える状態が、カラダの修復や老化の進行を遅らせることに繋がります。


このコラーゲンは、「タンパク質+ビタミンC+鉄」を材料とし体内で作られます。椎間板の老化防止にこれらの栄養素の不足は、避けなければならないのです。



※喫煙者はビタミンC不足によりコラーゲン生成の応力が低下していますのでご注意下さい(汗)また、椎間板は周囲の毛細血管から栄養を補っていますので、栄養不足で血液状態が悪いと椎間板の栄養が不足します。


ご自身の栄養状態を確認されたい方は、当オフィスが実施している未病検査(血液検査)をご検討ください。70項目以上の項目を一回の血液検査で確認することができます。あなたが、今必要としている栄養素を確認することができます。

ヘルニアの発症の予防、再発予防は、栄養が満たされていることが大切です。





二、「腰のカーブの歪み」

私たちの背骨はS字状にカーブしています。
頚椎(首)と腰椎(腰)は、前方に向かってカーブしています。




背骨の歪みにより腰椎のカーブが減少すると、腰へ負担が強く掛かり筋肉へ負担が掛かり、椎体の関節が硬くなり動きが悪くなります。そして、骨間にある椎間板への圧力が高まり外へ突出する力が掛かり続けるとヘルニアを発症するリスクが高くなります。


腰のカーブが少なくなり負担が掛かり続けると、ヘルニアを発症するまでいかなくても、慢性的な腰痛に悩まされる確率が高くなります。老化して硬くなった椎間板に高い内圧が掛かり続けている状況にそこに圧が加われば…外膜を突き破りヘルニアするリスクが高くなりますね(怖)


こんな感じです。



骨格の配列の問題は、自然に正しい位置に戻る事はありません。むしろ歪みは重力や習慣化された間違ったカラダの使い方により、どんどん歪みが強くなります。レントゲンで歪みを確認し専用の矯正ベットで治療を受ける必要があります。




◆骨格の歪みが気になっている方
◆食生活で不足栄養が気になっている方


付け加えるとすると
◆同じ姿勢で作業される方(デスクワークやドライバー、中腰の姿勢での作業)
◆運動不足が気になっている方
は、レントゲンで背骨の配列を確認する必要があります。



歪みを正しい方向へ矯正を掛ける事でヘルニア、または慢性腰痛のリスクを回避することに繋がります。





突然ヘルニアを発症したらどうしよう。。。と、いつも不安を抱えてゴルフはできません。しかし、未病検査(レントゲン検査)でヘルニアを発症する可能性が高いとわかったら!!発症する前に手を打つことが出来ると思いませんか?また、骨格の問題だけではありません、未病検査(血液検査)で将来的にヘルニアを発症する可能性が高いと判れば未然に対処できますよね。

この様に、目に見えないご自身のカラダの中の状態を画像、数値で確認する事が非常に大切なのです。




ゴルフは、年齢関係なくいくつになっても楽しめるスポーツです。カラダの状態を把握し、骨格・栄養面からのメンテナンスをし、健康的なゴルフライフを送ってください。





本日も最後まで読んで頂きありがとう御座いました。



神戸界隈でお困りの方はこちらへ