おはようございます
TLBC堺オフィスのささきです。
みなさんはご自身の首の可動域を意識したことがありますか?
正常に動いていると自身では思っていても、実際は正常に可動していないケースが沢山あります。
また痛みで動かせないケースもあるでしょう。
みなさんはいかがでしょうか??
例えば…右へはストレスなく肩先が見える程度まで顔を向けられる。でも左は45度辺りで止まり、それ以上動かすと首や背中の張りや痛みが強くなる。その逆もあるし、左右ほとんど動いていない方もいらっしゃいます。
自分の感覚では、しっかり上を向けているが他人が見ると全然後ろに倒れていない…
※自分の感覚は当てになりませんよね
この可動が悪くなっている原因が何らかの外傷以外ならば、筋疲労や睡眠・栄養不足などにより血流が悪くなり、筋肉や筋膜に問題が起こっていると考えられ、温めたりマッサージを受けることで解消できます。私(ささき)は背骨の関節を緩めて簡単に可動域を改善させることができます。
ところが、温めやマッサージで改善しないケースも当然あり、その様な方のレントゲンを拝見していますと頚椎(首)の関節に問題を抱えていることが多いですね。
例えば…
次のレントゲンをご覧ください。
全然違うんですが同一人物です。
左は初診時の後ろに頭を倒した状態。
右は矯正治療を定期的に受けて来られた経過です。
初診時は首がほとんど可動してません。
このように首を動かしにくい、無理に大きく動かすと痛みを伴うなど場合は、頚椎(首)の関節に問題がある可能性が高いです。
実際に首を動かして
「え、首を後ろに強く倒すと痛い…」
「あれ、右に向きにくい…」
「左右の後ろの見える景色が違う…」
「右に倒しにくいかも…」
など違いに気が付く方もいらっしゃるはずです。
※寝違えている方は無理に動かさないでくださいね
寝方が悪く一時的な症状ならば、数日もすれば改善するでしょう。しかし、痛みや不調が継続している、ぶり返す場合は頚椎(首)の関節の問題を疑ってください。
それでは頚椎(首)関節の問題、つまり首の歪みを確認する簡単な方法をお伝えします。ぜひやってみてください。
まず鏡の前に立ちます。
チェックポイントは
〇耳たぶ〇目じり〇口角の左右の高さ〇頬の左右の幅〇肩の高さです。
一つ一つ確認してください。
左右一方のどちらかが下がっている場合は
顔の幅に左右差(どちらか広い)場合は
臨床上でレントゲンを沢山拝見させて頂きましたが配列に問題がある可能性は高いです。
左右の差異が明らかにある方で「顔を上に向ける動作が辛く、あまり首が後ろに倒す事が出来ない」「運転中バックで後方確認の際左に首を回しにくい」など痛みや違和感がある方は、頚椎(首)の状態を確認することをお勧めします。
以前、後ろに首を倒していると首が痛くなるお客様は「美容室のシャンプーが苦痛…」とおっしゃっていました。
「美容室 シャンプー台 首の痛み しんどい 首痛めた ストレートネック 脳卒中」など検索キーワードが出てきます。中には「美容院脳卒中症候群」って…脳卒中??と恐ろしい記事も…
バックシャンプー中の首の痛みでお困りの方は結構いらっしゃいますね。
これは私(ささき)も経験がありもすごく苦痛でした。帰りは首肩コリコリでいつも疲れていました(笑)
バックシャンプーの姿勢で首の痛みやめまいや吐き気など不快感がある方は、頚椎(首)の関節をレントゲンでご確認ください。
その関節に問題を発症させる原因を骨格の観点からお伝えさせて頂きますと関節の動きを制限させている原因は頚椎の正常なカーブの消失です。
正常なカーブがなくなったストレートネックや逆カーブは関節がスムーズに動かなくなります。
関節には角度があり一定の正常範囲位内に収まることが正常な可動範囲を維持できるのです。
また、先ほども見て頂きました「首の傾き」や「首の捻れ」などの配列異常も関節の動きを制限します。
そして、関節の動きが悪い状態を長年放置していると関節が拘縮し後々厄介な状況を招きます。
ですから、そうなる前に確認し問題解決に取り組んで頂きたいと願っています。
もし、あなたが首を動かす度に痛みを感じるようでしたら、関節に負担が掛かり過ぎて関節に炎症が起きている可能性があります。
なぜなら関節の炎症は骨の変形を進行させるからです。
首の骨の関節は炎症の影響を受けると骨棘という“トゲ”が出来きます。
この骨棘により関節の動きが制限されていくと神経や血管が圧迫されて痛みや痺れという症状を発生するリスクが高くなります。
ネットやニュースでも度々取り上げられる「ストレートネック」や「スマホ首(逆カーブ)」と言われる形は頸椎が歪んだ形状を表します。
首が上に向きにくい、動かしくい…
動かすと肩甲骨の内側が痛くなる…
腕がしびれる…
腕が怠くなる…
ふっと意識が飛びそうになる…など
あれ、普通じゃないかも、酷くなっているかも…と不安な場合には、真っ先にレントゲンで頚椎の歪みをご確認ください。
そして、頚椎の歪みが確認できた場合は正常な状態へと戻す矯正をお受けください。そうすれば首の動きもスムーズになり、痛みも無くなっていきます。
一番よくないことは自己判断に頼ることです。
先ほどもお伝えしましたが自身の感覚ってあてになりません。正常な可動域をご存じなければ狭い可動域が正常と思い込んでいます。
問診で可動検査して初めて気づかれるお客様は多いです。
▽首の可動域が減少し
▽首に痛みや腕にシビレや不快感
▽首を後ろに倒すとふっと意識が飛びそう
などの症状が継続している場合は特に安易な自己判断や思い込みは禁物です。
「これぐらい大丈夫だろう」と軽く考えて無理なストレッチや筋トレをしてしまうと痛みが悪化するおそれがあります。
首の痛みを引き起こす原因は首の関節の問題(頚椎の歪み)以外にも沢山あります。
自分では原因を特定できないとき、首の痛みが長引く場合は、クリニックで医学的な検査が必要なケースもあります。
首の関節の問題(頚椎の歪み)確認、改善は未病レントゲン検査を活用下さい。自己判断に任せずに気軽に相談してください
本日も最後まで読んで頂き
有難うございました。