長時間運転していると腰が痛くて…
でも最近は短時間でも痛くなる…
と、慢性腰痛で困られているドライバーから相談を受けました。
確かにタクシーやトラックのドライバーに慢性腰痛や腰椎椎間ヘルニアを発症する方が結構いらっしゃいますよね。
長時間の運転姿勢は、背部の筋肉に負担が掛かり血行不良を起こし腰痛を発症させやすいです。
さらに運動不足で筋肉量が減少している方は、特に慢性腰痛に繋がる可能性があります。
運転だけではなく、デスクワークや腰を屈めた姿勢で作業を続ける業種も腰痛を発症するリスクが非常に高くなります。
座っている姿勢がどの様に悪影響を及ぼし、腰痛の要因となるのか?検査を受け体の中を知ることが重要です。そして改善に向けて適切な手段で原因へアプローチし辛い慢性腰痛の改善や緩和が期待できます。
ところでみなさんは次のように感じることはありませんか?
同じように仕事をしていても、同僚はあまり腰痛に困っていない。
どうして?何が違うの…。
腰痛を発症する原因も様々ですが、多くの場合は慢性的な筋肉疲労により血液循環が悪くなった事が原因です。
では《なぜ慢性的に筋肉へ負担を掛けているのか?》ここに切り込んでいかなければなりません。
しかし、筋肉の柔軟性を取り戻し血液循環を良くする手段として近所の整骨院や整体院でマッサージを受け筋肉をほぐして貰いますよね。手っ取り早く済みますが…
筋肉の柔軟性が奪われ失い血液の循環を悪くさせる要因とは?
ここに意識をもっていかなければ慢性腰痛を繰り返すことになります。
原因を2つに分けて考えると
1つは《血液・血管の状態が悪い》
2つは《姿勢の問題による腰への負担》と考えます。
◇血液・血管状態が悪い
これは血液検査表項目で確認出来ます。
血液・血管状態を悪くさせる要因は日々の食生活の問題です。
食生活の問題は、血液を汚しドロドロの状態にさせますし動脈硬化など血管にも悪い影響を与えます。
目に見えないから気にされていない方が多いですが(汗)
考えてください。
血液を流す管が硬くなり、管内にゴミが付着し通り道が狭まっている。
そして流れる血液はドロドロ状態…
これでは筋肉や臓器、カラダの隅々まで酸素や栄養を十分に運ぶことが出来ません。
血液が脱水し濃縮している、脂質の異常、HbA1cが高い方は特に注意が必要です。
最悪のケースでは、腰痛だけではなく、脳梗塞や心筋梗塞の要因にもなりますのでご注意下さい。
血液検査表をご確認頂き、食生活の改善をされてください。
◇腰の筋肉への負担を掛ける要因
《姿勢の問題》
「あぁ、姿勢を正すように気を付ければ良いのね」で正せません。
腰に負担を掛ける骨格の問題を上げると
●頚椎の歪みストレートネック・後弯ネック
●腰椎のカーブの消失
●骨盤の歪みがあります。
痛いのは腰なのに…原因が頚椎(首)の歪み?と思いますよね。
背骨を横から見ると3つのカーブで形成されています。
このS字状に並ぶ正常なカーブにより重心が安定し、疲れにくい状態を維持することが出来ます。
しかし、ストレートネックや後弯ネックは頭を前に突き出し重心がカラダの前後にズレます。
重心がカラダの中心からズレると負担が一方に偏り筋疲労が増します。
骨盤の歪みも同様に重心がズレる要因です。
例えばつま先立ちをして前重心を維持するとふくらはぎの筋肉が過緊張してだるく、痛くなりますよね。
立っているだけでも腰へ負担が掛かっているのに長時間座るとなれば、腰に3倍4倍の負担が掛かることになります。
骨格の捻じれや歪みなどの問題が存在している状態で正しい姿勢を意識し過ぎると、無駄に筋肉の過緊張をつくります。
その結果、ご自身で腰痛の発症を誘発させることになります。
さらに仕事や家事で負担を掛け続けていくと椎間板ヘルニアの発症も起こりうるでしょう(恐)。
鏡の前に立ち、
・左右の肩の高さに差異がある
・右の肩が左より前に出ている
・頭が少し右に傾いてるなど
確認できる場合は、骨格や骨盤が歪んでいる可能性が高いので骨格矯正用レントゲンで一度をご確認下さい。
骨自体の変形や骨折、先天的な問題など骨格矯正に適さないケースがあります。
歪みそして上記の問題の有無は骨格矯正治療を受ける前に必ず確認されてください。
見た目で歪みを判断し骨格矯正を安易に受けられるのは危険です。ご注意ください。
ちなみにTLBC堺オフィスでは、お客様にレントゲン撮影をお願いしています。
これはカラダの中の状態を確認しお客様に安心して受けて頂くためです。
長時間の運転やデスクワークによる腰痛でお困りの方は一度骨格の歪みをレントゲンでご確認下さい。
そして血液・血管の問題に関しては食生活の見直し、不足している栄養を食事でしっかり補ってください。
食事内容や不足栄養については未病検査で確認できます。
興味がある方はご連絡お待ちしております。