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健康のはなし

午前中に不調が続く理由と解決策

TLBC SAKAI OFFICE ストレートネック 頭痛


■午前中はどうしても元気がでない、又は“出せない”という話を聞くことが意外にも多くあります。

この状態は、子ども~成人に幅広く現れているのが特徴です。



医療の統計をみると女性は男性のおよそ2倍に匹敵するそうです。




■もう4~5年ほど前の話になりますが・・・



当時、高校生の女の子が母親に連れられ私(ささき)のオフィスに来られました。

その女の子の症状は・・・


▼起床の際すぐに立ち上がることができない

▼目が覚めてから小一時間ベッドの中で過ごす

▼午前10時頃からようやく身支度ができる

▼しんどくて運動ができない

▼“ふらつく”ことが頻繁にある


概ねこの様な辛い症状を訴えていました。


私(ささき)のオフィスに来院される前に数件のクリニックを受診しましたが、どこも同じように「原因が分からない」、「大きな病院で検査してください」と言われる・・・

大きな病院で検査をしたが、結果は同じく「原因が分からない」(悲)



その後、“低血圧が原因かも?”と思い母親が専門クリニックを探して受診したところ、「血液量が少ないのでどうもできない」と診断されたということです。




■私(ささき)は思わず・・・ホンマにィ??と思い、いやいやそれはないでしょと母親に話をしたことを覚えています。

初診で来院される際は、提携クリニックで必ず未病検査を受けて頂きます。
(どなた様でも)

血液検査はクリニックを受診した際のデータがありましたので、今回は歪みが正しく分かる特別なレントゲン撮影だけでお願いをしました。



■未病検査のレントゲンデータで頸椎、いわゆる首関節の歪みを確認すると“ストレートネック”でした。

勿論、この歪みも一つの要因であるのは間違いありません。


何故なら自律神経のバランスに関わるからです。



私たちの生活は、自律神経のバランスで”快適に”もしくは”不快に”分かれると言ってもよいくらい影響を受けます。



■私たちが朝起きる際に自律神経バランスが機能します。



▼副交感神経→→→→交感神経へとバトンを渡し活動モードに移ります。

この移行がスムーズに行えない状態が「午前中の不調」を引き起こしている大きな要因です。




医療用語で言うなら
▼起立性調節障害別名:OD(Orthostatic Dysregulation)と呼ばれます。

■確かに未病検査のレントゲンデータでは“ストレートネック”により”自律神経のバランスが乱れている”ということはわかります。



では、ホントに“ストレートネック”だけが原因なのか?



・・・と私(ささき)が思ったので、以前に受診されていたクリニックでの血液検査データを見せて頂きました。



すると・・・ほとんどのデータの値が基準値内に収まっていた。



これは医療的には“異常なし”と診断されるでしょうね。

ですが・・・自律神経バランスに関わる項目の殆どが〈未病ゾーン〉だったのです。


え、なに〈未病ゾーン〉??なにそれ??



〈未病ゾーン〉聞き慣れない言葉だと思います。



血液検査データの値が基準値内に収まっていても、下限に近い状態を現している値を〈未病ゾーン〉と呼んでいます。



■症状を訴える女の子のデータを見た瞬間からこれで良くなるな!とワクワクしました(笑)



何故か?



まず、専門クリニックで診断された「血液量が少ない・・・」




一つは《赤血球》を意味していますが、基準値内で下限に近い値でしたが、正直気にするほどではありません。

もう一つの《ヘモグロビン》は、貧血の指標となる項目ですがこちらも基準値内で下限ギリギリでした。




■この2つ《赤血球》《ヘモグロビン》共に〈未病ゾーン〉。



そしてこの2つ以外に気になる項目は



▼BUN(尿素窒素)・・・この項目は腎臓に関係しますが、上記2つ《赤血球》《ヘモグロビン》と共に一致することがあります。




しかし、決定打となる項目が検査されていなかったので、後日私(ささき)が推奨している未病血液検査(70項目)を受けて頂くようお願いしました。

■私(ささき)は、この検査で《フェリチン値》を確認したかったのです。

《フェリチン値》は、貧血の予備軍が分かります。



例えば《ヘモグロビン》が基準値内であっても、《フェリチン値》が低い場合は殆ど貧血と言ってもよい状態なんです。

▼ヘモグロビン

▼BUN

▼フェリチン値


そして、この3つの項目に一致して関係するのが【タンパク質】です。

3つの項目が〈未病ゾーン〉だったことで私(ささき)は、「元気になる」と確信しました!


私(ささき)の思いを伝えカウンセリング後に“施術を受けて栄養も摂りたい”と仰って頂きスタートとなりました。


■栄養療法は、勿論、日頃の食生活も同時に変えて頂くことが重要なのですが、高校生の女の子は“チョコレート”が大好き・・・



大好きだけど少し減らして行きましょうと伝え、食事にもタンパク質を少し取り入れて頂くお願いを母親にお願いをしました。

■私(ささき)からはオフィスが扱っている未病ブランドのサプリメント3種類でスタートして頂きました。



すると・・・



あれだけ「午前中が不調」だった女の子があれよあれよという間にドンドン元気を取り戻して『朝、起きられる様になってきました!』と嬉しい言葉を話してくれました。



“ストレートネック”を解決する施術とサプリメントの相乗効果だったと思いますが、スタートして2か月も経ってないのに・・・



いや、ホントによかった。
こんなに早く好変化が表れて良かった。

勿論、毎日スムーズに起きる事が出来ている訳ではありませんでしたが、治療+食事+栄養摂取を継続していくと・・・



週に1度が、週に2度・・・3度となり、半年後に「もう大丈夫!」、そして3か月後に未病検査で血液検査の値を確認すると・・・



私(ささき)が気にしていた



▼ヘモグロビン値
▼BUN値


一気に上昇していました(喜)。




▼フェリチン値は改善傾向にありましたが上昇は緩やかなものの、以前より値が上がっていました。
※基準値まで早くて6か月ほど必要なケースがあります



■この様な「午前中の不調」を感じている人に多い原因として


▼ストレートネック


▼栄養不良

※自律神経バランスに関わる栄養
●タンパク質●ミネラル(鉄:Fe)●ビタミンC



この2つの問題が重なり症状を出しているのではないかと思っています。



同じような症状で、なかなか午前中の活動ができないと感じているなら、私(ささき)のオフィスまでお問合せください。


未病検査で一つの原因がわかる筈です。

病院の検査で異常がない症状の原因には


▼ストレートネック
▼栄養不良


この2つが関係していることは間違いなく、高校生の女の子が元気になったように「午前中が不調」と感じているなら解決できるでしょう!





最後まで読んでいただき有難うございました。