『ゴルフの練習中に首がピキッと痛んだ』
『スイングのあと、首が動かしづらくなった』
そんな経験はありませんか?

当オフィスにも、ゴルフのスイングがきっかけに首を痛めたという相談が寄せられます。しかし、実は首の痛みの本当の原因は、スイングそのものではなく、日常生活の中で少しづつ進行していた「頸椎のゆがみ」にあることが非常に多いのです。
ゴルフの基本姿勢は、膝を軽く曲げ重心を落とし、背中はやや前傾、両肘を内側に絞るスタンスです。このとき、視線を落とすので、前屈位で頭の位置を固定し上半身を大きく左右に回旋させます。
左右の肩まで広い可動域を必要とし、頚部の筋肉や関節に大きな負担がかかります。
特に、すでに頸椎の配列に乱れがある場合、その負担はさらに増し、痛みや可動制限といった症状として現れやすくなります。
ところで顔を下を向けた状態と正面を向いた状態では、どちらがスムーズに左右に動かせるでしょうか?ちょっとやってみてください。
どうでしょう??
「正面を向いた状態」がスムーズに動きますよね。
これは、頚椎の構造と関係しています。
頸椎は7つの椎骨で構成されていて、それぞれに関節があります。そして、正常な配列であればこの関節が滑らかに動きます。

しかし、ストレートネックやスマホ首(後ろに反る)など、配列が乱れていると、関節の滑りが悪くなり、可動域が狭くなります。もしこの状態でスイングを繰り返すと、筋肉や関節に無理な力がかかり、痛みや不調が慢性化し、思うようなプレイができなくなることももちろんあります。
日常の姿勢が首の痛みを助長させている

PC作業やスマホ操作、柔らかいソファに浅く座る姿勢など、現代人の生活は頸椎に負担をかける要素がたくさんあります。頸椎に負担をかける姿勢を長時間続けていると、頚椎の配列をゆがめ、関節の柔軟性が減少していきます。
この頸椎の関節の状態でゴルフの練習に励む………劣化した輪ゴムを強く引っ張り続けるのと同じで、筋肉や関節にダメージが蓄積されていきます。そして故障につながります。
頚椎のゆがみを確認することが大切
経験上、首が痛くなる原因に「頸椎の配列の乱れ」が関係しているケースが多いので頸椎のゆがみを確認することは大切です。しかし、頚椎のゆがみは、手で触っても正確に判断することができません。
そこで、当オフィスではレントゲンによって頸椎の状態を可視化、分析し、根本原因を明確にし、必要に応じて矯正やメンテナンスを行うことで、安心してゴルフをプレーしていただくことができます。

ゴルフを長く楽しむためには…
痛みが出てから対処するのではなく「痛みが出る前に整える」これが重要であり、これからのゴルフライフを左右します。あと一つお伝えすると、頸椎のゆがみは自然に治ることはなく放置すれば加齢とともに必ず進行していきます。
「最近首の動きが悪い」
「スイングの時に違和感がある」
小さなサインを見逃さず、今のうちに骨格の状態を確認し、必要に応じた対処を行うことが、未来へのゴルフライフに大きく影響します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
