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カラダのはなし

長引く腰痛はヘルニアが原因?

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朝、顔を洗おうと前に屈んだ時
靴下を履こうと屈んだ時
重たい荷物を抱えて腰を捻った時
しゃがんだ姿勢で作業をして腰を反らした時
床の物を拾い上げた時

こうした日常のちょっとした動作で「腰痛」が突然起こることがあります。本人には「特別なことをした覚えがない」のに、激しい痛みで立てない、歩けないという状況に陥ることもあります。
経験者した者にしかわからないこの辛さ…


さらに腰だけの症状ならまだしも…お尻や脚にしびれ神経痛(疼く)を伴う場合は【腰椎椎間板ヘルニア】による坐骨神経痛の可能性があります。

ヘルニアとは?
本来あるべき位置から組織がはみ出した(突出した)状態を指します。



首で起こると「頚椎椎間ヘルニア」、腰で起こると「腰椎椎間板ヘルニア」と呼ばれます。

椎間板は背骨のクッションの役割を担い、柔軟性と衝撃吸収力を持っています。しかし、加齢や生活習慣(食生活・喫煙など)、背骨の配列異常によって椎間板に負担がかかり、突出してしまうことがあります。

整形外科では、保存療法(薬やビタミン剤)、神経ブロック注射、外科的手術などが行われます。ただし「注射やオペを受けて一時的に症状が改善したが、数か月後に再発した」というケースも少なくありません。


なぜ再発するのか?それは「ヘルニアは結果であり、原因が解決されていない」からです。

先日、ヘルニア症状でお困りのお客様より「ヘルニアの手術を受けた友人から手術を勧められていたけど、3か月経過した辺りから痛みが再発している…なので手術を避けたい」とおっしゃっていました。そして「なぜ手術しても再発するのか?」の問いに「ヘルニアとは結果の症状であり、原因は解決されていないからです。」とお伝えしました。

その根本的な原因・・・背骨の配列や生活習慣(食生活)の改善に取り組むことが再発防止に大きくつながります。



◎ヘルニアを発症する要因として
「偏った食生活は椎間板の老化を進める」


「糖質中心の食生活」「消化や吸収機能の低下」は、栄養不足に陥り、椎間板に必要な「コラーゲン」の生成がスムーズに行えません。その結果、椎間板の老化が進み、椎間板の修復が遅れます。


このコラーゲンの生成には【タンパク質(アミノ酸)、ビタミンC、鉄】が必要です。


特に「貧血気味」の方は、タンパク質と鉄が不足します。コラーゲン生成に必要となる栄養のうち2つが不足しています。。。



「骨格の配列の問題のよる椎間板への影響」

骨格の配列で重要となるのがS字状のカーブです。正しく配列することで上下の関節面で椎体(骨)を支え合い、椎間板へ均等に圧を掛けることが出来ます。


しかし、骨格の歪みにより正しいカーブが乱れると、上下の関節面に問題が生じ椎間板に負担が掛かります。その結果、椎間板への圧力バランスが崩れ、一方向に圧力が高まります。この時にカラダを屈んだり、後ろに反らす、腰を捻るなどの動作で圧力が一気に高まり、外へ突出する力が加わります。⇒⇒⇒つまりヘルニアするのです。








では腰のカーブを見てみましょう。
カーブがある正常な状態とカーブが無くなった状態です。




このようにレントゲンで比較すると腰のカーブがよくわかります。
腰のカーブが少なくなると「慢性腰痛、ヘルニア、脊柱管狭窄症」を発症する確率が高くなります。

食生活が悪く栄養が不足している・・・腰のカーブがない状態で椎間板に高い内圧が掛かり続けている。この状況は早急に改善する必要があります。


同じ姿勢で作業される方
重量物を持ち上げたする方
運動不足が気になっている方
姿勢を気にされている方
肩こりや首の痛みを感じている方

これらの方は、背骨の配列をレントゲンで確認してみてください。
当オフィスでは【未病レントゲン検査】を実施していますので、ご興味がございましたらご連絡下さい。また、食生活や栄養状態が気になる方は【未病血液検査】をご利用ください。


ネットで治療方法やヘルニア改善ストレッチ、民間療法などたくさんの情報を入手できるので、適した方法で対処されたらよろしいかと思います。しかし、上記にもあるように腰痛やヘルニアは外傷による「一時的な痛み」よりも、生活習慣(食生活)や姿勢の積み重ねから生じることがほとんどです。

症状が軽いうちに原因を確認して、改善に取り組むことが大切です。




本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。



神戸界隈でヘルニアでお困りの方はぜひご覧ください
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