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カラダのはなし

虫歯じゃないのに歯が浮くのは?

ストレートネック頭痛TLBC堺

「頭痛が酷い時や疲れた時に歯が浮いたりしますか?」
「肩コリがひどくなると歯が浮いた感じがしますか?」
「歯が痛くなることがありますか?」と、お客様から質問を受けることがあります。

このような経験がある方はぜひ読み進めてください。


歯科サイトの記載では、
《歯の根っこの部分は、歯と骨の間にある歯根膜という薄いクッション状の繊維で包まれています。
この歯根膜の毛細血管がうっ血し、腫れて炎症を起こすと、歯が持ち上がる格好になり「歯が浮いている」と表現されるのです。
ドクターの診察を受け、血行不良や炎症の要因を突き止めて対処してもらう必要があります》



ご質問を頂いたお客様も歯が浮いて痛むため、何度か歯科を受診された経験があったそうです。
しかし、歯の問題は見つからず原因が分からない為、疑問に思われていたようです。



現在は同様な症状が表れても、頚椎の矯正治や調整治療を受けられて首や肩の症状は改善し、歯が浮いて痛みを感じることはほとんどありません。
首のコリや痛みが強くなると、稀に歯が浮く感じがしますが、こちらで頚椎の調整治療を受けるとすぐに改善すると言われています。



この通信を読まれている方の中に、肩や首のコリがひどい時に「奥が浮いたり、歯茎が腫れる、痛い」などの症状でお困りの方がいらっしゃるのではないでしょうか?



今回は「歯が浮く・歯茎の腫れや痛み」の原因が歯に問題がない場合の対処方法について、皆さまにお伝えさせて頂きます。

もしご家族や同僚の方で原因が分からず上記の症状でお困りでしたら、ぜひシェアしてください。



歯に問題がないケースで考えられる要因を下記の2点に絞って今回はお話しさせて頂きます。


●自律神経の問題
●首回りの問題(背骨の歪み)


歯茎が炎症を起こすと歯が浮く感じがするので、炎症を起こす原因を詳しく調べて、適切な処置が必要になります。
そこには自律神経が関係しています。


■自律神経の関係
自律神経は交感神経と副交感神経からなり、2つの神経バランスを安定させています。
しかし、交感神経が過剰な状態が続きアンバランスになると、交感神経の緊張により顆粒球が増えます。(血液検査表で確認できます)


この顆粒球【好酸球・好中球、好塩基球】が増えると【活性酸素】が大量に産生されます。


【活性酸素】は、呼吸や細胞の新陳代謝など、さまざまなところから産生されます。
その中でも活性酸素発生の比率では、顆粒球から放出されるものが約8割を占めます。



もし、血液検査結果で顆粒球の数値が高い場合は、交感神経が優位な状態を表しています。(ストレスを抱えている可能性が高い)

顆粒球高値→交感神経優位の状態→自律神経バランスが乱れる→活性酸素が大量発生(汗)

活性酸素と聞いて「細胞を活性してくれる」と間違ったイメージを持ってしましそうですが、普通の酸素よりも「酸化させる力が強い酸素」なので、健康に対して悪い効果が大きいのです。



この「酸化力」を例えると、酸化により鉄が錆びる、酸化により古い油が黒くなります。

同様に体内のタンパク質や脂質が変質するのも「酸化力=活性酸素」が原因です。


しかし、外部からの侵入者を攻撃し守る役割もあるので、私たちが生きていくうえで必要な物でもあります。
しかし、活性酸素が全身のあらゆる所で大量に発生すると、強力な酸化力で細胞を殺傷します。

その結果、組織が破壊され免疫力が低下し、ガンや炎症性の疾患、糖尿病、動脈硬化などの病気が発症します。


顆粒球が高い=増加しているのは、活性酸素が大量に発生していると考える。
歯が浮く=歯茎の腫れは「炎症反応」なので、交感神経が優位になり活性酸素が発生した結果と考えられるのです。


普段、自覚症状がないのに虫歯や歯周病が悪くなっているのも、免疫の低下により菌の働きが活発化し歯茎の腫れを引き起こしていると考えられます。



活性酸素を大量に発生させる要因(喫煙・ストレス・環境・飲酒・食生活など)を出来る限り少なくし、「酸化」を抑える「抗酸化栄養素」のビタミンC・ビタミンE・ビタミンAをしっかり摂取することも重要です。
抗酸化栄養の中でも、ビタミンCは、免疫タンパクの働きを強める効果が期待されており、感染予防として注目されています。

活性酸素の大量発生を抑える取り組みですぐに始められるのは「カラダを酸化させる食品の摂取を控える」ことです。

●加工食品(人口添加物だらけ)
●高糖質食品 
●コンビニ弁当・惣菜
●AGA(糖化最終生成物)
●時間が経過した油を多く使った料理 ●インスタント食品 
●ポテトチップスなどのスナック菓子(酸化した油は活性酸素を増やす)活性酸素を大量に発生させたくないなら、これらの食べ物は極力減らす。

食生活、食習慣を見直すだけで活性酸素を抑え免疫強化にもつながります。




続いて上部頚椎の歪みを確認する(頚椎の歪みも交感神経を優位にさせる)


上部頚椎??と自律神経について…
自律神経の中枢は、脳の視床下部と呼ばれる部分にあります。
ちょうど第1、第2頚椎(上部頚椎)の中を通っています。

この上部頚椎が歪み、傾くことで自律神経の中枢部に影響が起こり、自律神経の流れが悪くなります。
自律神経は、脳からの信号を全身の臓器や器官に伝える神経なので、不具合が生じると全身に様々な症状を引き起こします。

また、頚椎の歪みや捻じれは、関節の可動域が低下し首の筋肉を固くして血行不良を起こす要因となります。


配列の問題となる「ストレートネック」や「逆カーブ」「スマホ首」が強い方は注意が必要です。
※これらはレントゲンで確認することが出来ます。


首がよく痛くなる、首がいつも凝る、肩こりがひどい症状を感じているなら上記の配列問題を抱えています。



二足歩行の私たちは、背骨の頂上に約5㎏の頭をのせています。
地面と垂直で体軸の中心の真上に頭部を位置させると安定し楽に頭部を支えることが出来ます。


しかし、頭が体軸より前方に傾くと支える筋肉に緊張が増し、頭と首の付け根(顎関節の後ろ側)あたりが固くなり、血液の流れが抑制され、歯根膜の毛細血管の血行不良を引き起こす要因となります。


顎関節症でお困りの方も上部頚椎と関係が深いので歪みをチェックされてみてください。

ストレートネックやスマホ首の方は首が前傾になります。頭が前傾すると下顎(下の顎)が後ろに引っ張られ顎関節がズレやすくなります。その結果、顎関節症やかみ合わせの不具合から歯が浮く、痛みを感じるようにもなります。

頚椎由来の症状の原因を確認するために未病レントゲン検査をお受けください。


頚椎の状態をわかりやすく確認して頂く事が出来ます。

また、ご自身の自律神経バランスが正常かどうか血液検査表でぜひご確認されてください。
ご自身の血液で栄養状態を詳しくご覧になりたい方は未病血液検査でご確認下さい。
※詳細はオフィスまでご連絡ください。


本日も最後まで読んでいただき有難うございました。