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健康のはなし

糖質多い!早まる老化にご注意

慢性的に症状を訴えられる方の
血液検査データを拝見させて頂くと
栄養状態が良くないケースがございます。

お客様に
食生活や食習慣について
お聞きしていますが…


糖質中心の食生活
甘い物を良く召し上がっており
栄養が偏っています。


タンパク質【少】<糖質【大】と
タンパク質不足が目立ちます。



私たちのカラダは
次の様に構成されています。
(体重60㎏の場合)


水分:62.6%
タンパク質16.4%
脂質15.3%
ミネラル5.7%
糖質1%未満


と水分を除くと
タンパク質と脂質の割合が多く
糖質は1%未満となっています。

しかし
糖質過多・タンパク質不足と
現代の食習慣はバランスが悪く
偏っています。

タンパク質は筋肉や血液、血管、皮膚など

カラダの修復に必須栄養素です。


栄養不足は症状の改善や軽減
(治りが悪い)に深く関係していると
私(ささき)は感じています。


例えば痛みやカラダの不調に関係する
“炎症”

この炎症とは…
生体が微生物の侵入や
物理的・化学的刺激などを受けて、
発熱・発赤・はれ・痛みなどの症状を
呈すること。




簡単に言えば
カラダの中で火災が起きている状況です。

例えば、菌やウイルスが体内に侵入し
悪さをしている。

それに対し免疫反応により
腫れや発熱、痛みを発生させる。

病気と結び付けやすいのですが、
腰痛、首の痛み、背中の痛み、
打撲・捻挫、虫刺されも【炎症】の
共通症状でもあります。

この様にカラダに症状として表れると
早期に対処できるのですが、
カラダの内側で起こる【炎症】は、
気付けない場合もあります。



慢性炎症があると
インスリンの作用が低下し
血糖値が慢性的に高くなり糖尿病へ…


また活性酸素を大量に発生します。



ですので長期的に
炎症が継続されている状態は
更なる病気を発症する要因となり、
命に関わる可能性が高くなります。



肥満、糖尿病、ガン、うつ病、関節炎、
動脈硬化疾患、多発性硬化症、
パーキンソン病、アルツハイマー病、
肝硬変、脂肪肝など 多岐に亘ります。


実はこの【炎症】に多大な影響を
与えるものがあります。

※良い影響じゃなく最悪な影響です。
それは我々の身近な存在《糖》です。



皆さん大好き糖。
5大栄養の一つで
カラダに必要な栄養素でもあります。



しかし、現代人は
この糖を摂り過ぎている傾向にあります。



糖を摂り過ぎると良くないのか?
勿論YESなのです。



糖を摂り過ぎた結果、血糖値が上昇し
カラダの中に【炎症】を起こすと
言われます。



使用されなかった糖は
タンパク質と結びつき
糖化(メイラード)反応の末
「終末糖化産物: AGEs」と形を変えます。




このAGEsが厄介もので
コラーゲン(タンパク質)が
影響を受けやすい…のです。


コラーゲンと言えば
女性にとって気になるワードですよね。


このコラーゲンが糖化すると
老化になるのです…


そして糖化したコラーゲンが血管の内壁に
蓄積され血管が硬くなります(汗)


ですので、
血糖値が高い方は要注意です。


動脈硬化は2~3倍
白内障は5倍
認知症2倍
骨折2倍
とリスクが高くなります(怖)



糖尿病が判明している方は
糖の制限をする必要性を
ご理解頂けるでしょう。



私(ささき)が危惧するのは
糖尿病予備軍の方々です。
予備軍だからまだ大丈夫と
認識されている方が多いです。

未病検査で糖の摂取が多いと
指摘を受けても、
「そんなに食べていません」
「甘いものが苦手なんです」と
返答されますが、
その方の物差しなので
正確な事は分かりませんが


血液検査にきっちり表れていますので…
そこで皆さまに
ご確認頂きたい項目は『HbA1c』。


『HbA1c』とは…
ヘモグロビン+タンパク質+糖が合体した
物質です。


血糖値よりも糖尿病の指針として
注視される項目です。



『HbA1c』の値は

「5.0~5.5」までが正常値

「5.5~」は糖尿病予備群



HbA1cが高いあなたは
糖化=老化がすでに進んでいます(驚)


日常的に炭水化物や甘い物を
頻繁に召し上がる方はこの項目を
必ずチェック下さい。



5.5以上の予備群の方は
食生活を見直す取り組みが必要です。


加齢と共に年々代謝が落ちで行きます。
早めの対応を心掛けて下さい。


このHbA1cは一般的な健康診断では
測定して貰えない項目ですが
血糖値が高めの方、
普段からよく糖質を召し上がる方は
一度確認されてください。



ちなみに
当オフィスの未病検査では
こちらの項目も同時に調べることが
出来ます。



ご希望の方は私(ささき)まで
ご連絡下さい。



高血糖は炎症を助長しますので
糖質を制限しタンパク質摂取量を
増やして下さい。


ちなみにどれ位のタンパク質量が必要か?
体重1㌔に対して
1~1.4倍のタンパク質が必要と
言われています。


50㎏ならば1日50~70gが必要で
毎日摂取しなければなりません。



勿論ビタミンやミネラルの栄養素も
必要ですがこれらの栄養素を
効率よく働かせる為に
カラダを構成する基本の栄養素
タンパク質を満たしておく必要があります。



炎症、慢性痛が改善、軽減されない
理由に糖質の過剰摂取、
糖尿病予備軍が関係しています。



ご自身、ご家族のデータで
HbA1cをご確認下さい。



『HbA1c』

「5.0~5.5」までが正常値

「5.5~」は糖尿病予備群

5.5以上の方は対策に取り組まれて下さい。


本日も
最後まで読んで頂き
有難う御座いました。