以前のブログに頭痛・片頭痛の要因が医学的検査で問題が見つからない場合は要因の一つとして”頸椎の問題を疑う”事をお伝えいたしました。
頭痛を訴える方々のレントゲンを拝見していますと、頸椎の歪みを抱えているケースが非常に多いです。
実際に矯正を受けて頂き頭痛が軽減された方が沢山いらっしゃる事から頚椎の問題は頭痛に関係があると私(ささき)は考えています。
しかし、頸椎の問題はレントゲンを透さなければ判断出来ないため、ご自身で頚椎の問題を認識されていない方が大半です。
頭痛・片頭痛で悩まれている方の姿勢を見ていると頚椎に問題があるだろうな…と職業的に思ってしまいます。
先程お伝えしたように頭痛持ちの多くに頚椎の問題を確認していますから…(汗)
そして頚椎の問題を抱えている方は、肩こり・首こりに悩まされています。
そもそも二足歩行の私たちは、常に体重の10%もある頭部を首の上にまっすぐ載せている上に両腕の重量も頚部への負担として掛かっています。
この頭と両腕の重量が常に掛っている訳ですから肩こりは宿命的な悩みかもしれません。
しかし、肩こりがひどい人、そうでもない人っていませんか?あなたの同僚や身近な方はいかがですか?大きく2つの違いに絞って考えていきましょう。
▲頚椎の状態
頚椎に歪みや配列の問題がある方には首や肩こりを訴えられる方が多いです。
首や背部がガッチガチにコンクリートの様に硬くなっていても、肩こりの感覚が分からない方ってたまにいらっしゃいます。
美容室や整骨院など首や肩がガチガチですね~って言われていますけど、私肩こり感じない人です(^^♪と、得意に言われる方もおられますが…筋肉の過緊張で血流が悪くなりすぎて栄養や酸素供給が著しく低下し神経伝達に問題が発生している??
ダイジョウブデスカ…
放ってると怖いですよ…
このような方は頚椎の問題を疑ってくださいね。
ストレートネックや猫背など正常とされる前弯カーブが失われると、不安定な構造で頭部を支えなければならず首・肩・背部の筋肉が必要以上に過緊張を起こし血行不良を起こします。
当然、疲労物質と言われる「乳酸」が蓄積します。
本来、乳酸は血流に乗って肝臓運ばれるのですが、筋肉中の血行不良により乳酸が筋肉の内部に蓄積されます。この蓄積された乳酸は筋肉を硬くさせる為、肩こりや首こりを感じるようになるのです。
そこで血流を良くしようと運動を始める方もいますが、その前に何故乳酸が蓄積されるほど血行不良を起こしているの??その原因を考えるべきです。
それは
▼栄養不足が関係してる?
筋肉が凝り固まっている方は栄養不足により乳酸の代謝が落ちていると考えられます。
本来、この乳酸はある栄養素の働きにより代謝されるのですが、その栄養素が不足すると筋肉内に乳酸が蓄積し筋収縮→血管やリンパ管が圧迫されて流れが悪くなります。
乳酸を取り除くために血流を改善する必要性から
●マッサージ
1番身近に対処できる方法です。血流が改善され蓄積された乳酸や老廃物を流し筋肉が弛緩されて改善されるでしょう。しかし、マッサージは一時的な改善なので根本からの改善とはいきません。
●レントゲン骨格矯正
頚椎(首)の配列に合わせて血管やリンパ管などが並走しています。頚椎の配列の問題(歪みや傾き捻じれ)は血管を圧迫して血行不良を起こす原因となります。頚椎の歪みをレントゲンで確認し、問題となる歪みを正す矯正が必要です。
また、血糖値が高い方や高血圧の方は、血液状態が悪く、動脈硬化を発症している疑いが高いです。頚椎の問題により血管が圧迫されている上に血液状態が悪い…脳への酸素や栄養の供給が低下すれば頭痛の原因になります。
首・肩のコリや頭痛など不調が続いている、もしくはマッサージや体操を取り入れたが改善が思わしくない場合は、レントゲン撮影で頚椎の状態、未病検査で動脈や栄養の状態も併せて確認して頂くことがおススメです。
●ビタミンB を摂取する
慢性的な肩こりに悩まされている場合は、ビタミンB1不足による乳酸の代謝低下が考えられます。
ビタミンB1は糖質の代謝に関係する栄養素です。甘い物や白米や小麦などの精製された炭水化物を良く召し上がる方はビタミンB1の消費が激しく不足に陥りやすいです。
また特に脳や神経を酷使される作業も多くのビタミンB1が糖の代謝に消費されるので不足がちになります。ですから乳酸代謝を上げる補酵素として働くビタミンB1の摂取が必要です。
ビタミンB1は脳や神経機能を正常に保つ働きもあり、B1不足は精神が不安定になりイライラや集中力の低下などの症状が表れやすくなります。
ビタミンB1の豊富な食品として豚肉やウナギは皆さんご存知ですね。
あとナッツ類にも豊富に含まれていますので、間食は甘い物やパンを控えてナッツ類を召しあがり下さい。
もしくはサプリメントを活用すれば手軽に摂取出来ます。
水溶性ビタミンなので一度に沢山摂取するより、1日3回に分けて摂取される事がおススメです。
それとビタミンB2は片頭痛に効果が高いです。
毛細血管の働きを促進し脳に酸素や栄養をしっかりと供給することにより片頭痛を緩和することができます。
ビタミンB2を多く含む食品として、納豆やレバー、牛乳などを普段から食品を取り入れることが大切ですが、片頭痛の症状が重い方は十分なビタミンB2の量を食事だけでとることはなかなか難しいです。
こちらもビタミンB1同様、サプリメントを積極的に活用し片頭痛に有効なビタミンB2をしっかり取り入れてください。
同じように仕事をしていても
・骨格の配列が良ければ…
・食生活を意識されている…
・血液栄養状態が良好であれば…
疲労の度合いは大きく違ってきます。
もし、頭痛・片頭痛に対してマッサージや頭痛薬で対応しているならば、頭痛の原因を確認することを最優先にしましょう。
▽病院での精密検査
重病が潜んでいるかもしれません(汗)
頭痛片頭痛が続くようであれば薬に頼り続けるのではなく検査に行きましょう。
※女性ホルモンの分泌も調べてもらって下さいね。
▽レントゲンで頚椎(骨格)の状態を確認
病院で医学的な問題が確認されなければ
頚椎の問題を疑いましょう。
▽未病血液検査で栄養状態の確認
不足栄養を確認し食生活を変える事で動脈硬化や血液ドロドロ状態を改善する事が出来ます。命に関わる疾病リスク高いのでご注意ください。
本日も最後まで読んでいただき有難うございました。